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ジャズサックス「ピーター・キング」のレコード紹介です。
英・仏・独EU選抜G、ヴィジター参加か?
慎重にパワー七分目、控え目に・・・
くつろぎ? まるで「借りて来た猫」?
③『イン・パリ』(86)
《In Paris/Peter King》
ピーター・キング(as)、デイヴ・グリーン(b)、
ギルス・エッケンシュワイラー(p)、ヨエル・トゥーサン(ds)。
《Peter King Blog紹介》
①『East 34th Street』(83) 英№11 国境超越!H.バップ一気通貫
②『Hi Fly』(83) 英№12 派手見せ興行ライヴ
①②はフルパワー・アクセル全開。
「免停覚悟」のスピード勝負。
スリル&テンション超ド級の聴き応え十二分。
だが、当③は七分目パワー、力を抜いて控え目に。
メンバは英・仏・独EU選抜隊、パリでの録音。
ヴィジターの格好で参加?
慎重さが露出し、つい控え目になったか。
ベースとのデュオは、「何てつまらん」てな感じ。
「Blues For S.J.」は②に収録のオリジナル曲。
スリル&テンションは半減。
メンバ・環境でこんなに変るのか?と・・。
まるで「借りて来た猫」?のようだ。
聴き応えの曲は「Love For Sale」。
ドラムの頑張りようでやっとキングらしさが。
殆どがスタンダード曲。
別人キング「くつろぎ」が楽しめる1枚といえる。