№11 日本刀でブッタ斬る「わらの束」《バーニー・ケッセル(g)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

♪♪ジャズギター「バーニー・ケッセル」のレコード紹介です。♪♪

 

サウンド全体が臭いオーラに覆われ・・・

「ガッ・ガッ・ッ・ザッ」リズムギターが刻む

まるで「ワラの束」を日本刀でブッタる音

 

一句

“藁(わら)の束 ブッタる音や リズムギター”


⑪『サム・ライク・イッツ・ホット』(58)
《Some Like It Hot/Barney Kessel》
バーニー・ケッセル(g)、アート・ペッパー(ts,cl)、

ジョー・ゴードン(tp)、ジミー・ロウルズ(p)、

ジャック・マーシャル(rhythm-g)、

モンティ・バドウィグ(b)、シェリー・マン(ds)。

 

《youTubeリンク:Some Like It Hot:Barney Kessel》

 

《Barney Kessel Blog紹介》      

⑨『Four !』(58)「馬」小屋から母屋へ!ホース様

 

⑩『Carmen』(58)立役者!ホーンをバックに
 

このジャケット、モノクロ写真に2色カラー。

50年代後半を反映するが気に入った。

ただ、演奏の方はと言うと・・・。

 

4枚のP.ウィナーズを聴いた後では、

この⑪の演奏は人と思えるほど。
 

音質・フレーズに変りはないが、

⑨同様にコードを混ぜたアドリヴではない。

だから、リズミカルなキレがない。

A.ペッパー、J.ゴードンの加入で、

っぽい演奏を期待したが裏切られた。
スイングのノリが充満し色っぽさ何か、何処吹く風って感じ。

古い
イング、2ビートのディキシー匂いっ放し。
サウンド全体が古臭いオーラに覆われている。


リズムギターが入り、

ウッディー感覚の強い独特の味わいがある。
「ガッ・
ッ」オリジナル盤がはじき出すブッ太い音。

リズムギターが「ラの束」をブッタ斬る音で刻んでくる。

 

一句

“藁(わら)の束 ブッタる音や リズムギター”
 

「ギターはリジナル盤で鳴らせ」。

腰の強い弦の音には凄味がある。
「讃岐うどん」の
の強さと比べるほどに。