№8 失速!ノレ無い!惰性の第4集《バーニー・ケッセル(g)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

♪♪♪♪ ジャズギター「バーニー・ケッセル」のレコード紹介です ♪♪♪♪

 

グループの徴はキレ、アレンジ&スピード感

抑揚&強弱のアレンジ・コントロールは処へ

小技を失い、失速した第4集は番編扱いか

一句

   “ 失速し 乗るに乗れ無い ンネリか ”

⑧『エクスプローリング・ザ・シーン』第4集(60)
《Exploring The Scene/Barney Kessel》

バーニー・ケッセル(g)、レイ・ブラウン(b)、シェリーマン(ds)。
【YouTubeリンク:Exploring The Scene !/Barney Kessel】

《Barney Kessel Blog紹介》

④『Let's Cook !』(57)     ⑤『The Poll Winners』第1集(57) 

№4「Let's COOK ! 全員サバイたろか!」 №5「オヤジギャグ?棒(POLE)掴みPOLL!

⑥『Ride Again !』第2集(58) ⑦『Three !』第3集(59)

№6「生かすも殺すもドラム・テク」    №7「生命力&躍動感!たった3人で・・」           


オヤジが3人も小象に乗って、可哀想だろうに。酷なジャケットではある。

このグループの際立つ徴は、キレ・アレンジ&スピード感。
コードを混ぜたケッセルのアドリヴには
レがある。

ケッセルにインタープレイするS.マンのドラムは小気味良く技が効く。


他のグループは一揆に強く攻めるor穏やか一辺倒に進行する。

このグループには抑揚&強弱のレンジ・コントロールが特徴。

誰のアレンジかは分らないが、音数が不足するトリオの欠点を補っている。
叉、音の隙間を縫ってくるベースの音がここ一発で目立つ。

トリオの特徴を活かしてるのはやっぱ
ピード感。
ケッセルのスマートな音創りとドラムがグイグイとスピードにのせる。

このレコードはポールウィナーズ第4集。
№1が第2集、№2は3集と前述したが、この4集は
外編ってとこ。
特徴であるアレンジ、スピード感が第2集・3集に比べ随分と劣っている。
57年の第1集から毎年発表した4作目。
アイディアも尽きて
性の4作目となったか。

第5集『Straight Ahead』は15年後、75年の発表となる。

  一句

     “ 失速し 乗るに乗れ無い ンネリか ”