~~~ ジャズギター「ケニー・バレル」のレコード紹介です。~~~
フルート VS ギター 勝負!
フルート「フワッ・ブワッ~」、ギターの「ガッ・グイ~ン」!
弦を弾く力強さ・畳み掛けるフレーズの勢いが?!
一句
“ 綱渡り どっちに落ちても ギター弾き ”
④『マンデイ・ストロール』(56、57)
《Monday Stroll/Kenny Burrell》
《YouTubeリンク:Monday Stroll/Kenny Burrell》
ケニー・バレル(g)、フランク・ウエス(fl,ts)、フレディー・グリーン(Rhythm-g)、
エディー・ジョーンズ(b)、ケニー・クラークorガス・ジョンソン(ds)。
《Kenny Burrell Blog紹介》
①『Jazz Men:Detroit』(55) ②『Kenny Burrell』(56)
№1「デトロイト、車&ジャズマン製造地」 №2「本領発揮!流石・Blue Note」
③『Kenny Burrell』(56)
№3「本領発揮!流石・Blue Note」
何と、妙竹林なジャケット、綱渡りを!
電力送電線の綱渡りか? ギター6本弦の綱渡り!
右に落ちれば地獄、左に落ちても地獄か?
一句
“ 綱渡り どっちに落ちても ギター弾き ”
これは56,57年録音のものを78年にサヴォイ・レーベルが初期リリースした。
だから、取って付けた妙竹林なジャケットか。
録音はR.ヴァン・ゲルダー、かなり根性の入った良い録音。
演奏の特徴は、F.ウエスのフルートとF.グリーンのリズムギター。
ギターの音は管楽器の強さには勝てない。と、思ってたが。
ギターが管楽器のフルートに迫力勝ちしている。
「フワッ・ブワッ~」のフルートより、ギターの「ガッ・グイ~ン」の強さ勝ち。
弦の伸びる力強さ、畳み掛けるフレーズの勢いはフルートに勝る。
B#1 テナーとギターがテーマをユニゾンで。結構、迫力がある。
両者のバトルでも太いテナーの音と対等に勝負するギター。
強く弦を弾く音は太く・ゴツく、堂々とテナーと渡り合う。
この凄味は聴き応えあり。
バックでF.グリーンのリズムギターが「ガッ・ザッ・ザッ・・」。
絶え間なく続く、刻むリズムは何とも味わい深い。