(続)№2 燻銀ペットは何処へ《トム・ハレル(tp)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。

 ジャズトランペット「トム・ハレル」のレコード紹介です。ルンルン

 

モードでイトーンを連発

上手いが、表情でスリル・緊張感も無い

燻しペットのハレルは何処行った

②『フォーム』(90)
《Form/Tom Harrell(tp)》
トム・ハレル(tp)、ジョー・ロバーノ(ts)、

ダニーロ・ペレツ(p)、チャーリ・ヘイデン(b)、ポール・モチアン(ds)。

 

《Tom Harrell Blog紹介》

①『Moon Alley』(85) №1 中太音!メロディー勝負


①『Moon Alley』はメロディーが抜群。

と、大賛したい。
中太音で落ち付いたメロディーがイイ。
抜群に気に入ったのでやっと探した当②。

 

①から5年後の録音。

がっかり、期待を大きく切られた。

やたらと、ハイトーンで吹き鳴らす。
 

ハイトーンは上手いor下手、にきっぱり。
ハンニバルのようにハイトーン専業の奴等は、

連続音をブチ切り、リズミカルに吹き鳴らす。

トランペットのズム楽器的奏法?といえる。


ド下手は高音でも無理してモードの音階を。
格好付けたいだろうが緊張感が無い。

無感情な調さが浮き彫りに。

今回のハレルは後者の類い。
柔かいハイトーンで、純なモードを繰り返す。
ハレルのハイトーン連続フレーズは全く頂けない。

 

B級からA級への昇格を狙ったのか。

にも出来るんだぞ」と、頑張ってはいるが。
 

どっち付かずのハレルに魅力が無い。
中太・中音のメロディー重視で勝負して欲しい。
銀(いぶしぎん)』ペットの復活を期待する。


音譜 ①から5年後の演奏、モードを活用しイトーン勝負のハレルをお聴き下さい。