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ジャズトランペット「トム・ハレル」のレコード紹介です。
ミディアムテンポでメロディー勝負!
ヴァンゲルダー録音で生ナマ・活イキ!
B級トランペット保護協会加入、第壱号!
①『ムーン・アレイ』(85)
《Moon Alley/Tom Harrell》
トム・ハレル(tp,flh)、ケニー・ギャレット(as)、
ケニー・バロン(p)、レイ・ドラモンド(b)、ラルフ・ピーターソン(ds)。
80年代以降の「聴かす」トランペットに出会う。
1曲目はハイスピードで畳み掛ける曲が多い。
派手さ&強烈なインパクトを与えたいんだろう。
当①、ハレルは違う。
ミディアムテンポの2曲、メロディーで聴かす。
ハイトーンでやかましく勝負してこない。
テクニックをギラ付かせる訳でも無い。
クセが強い訳でも無い。
メロディーが特別に印象深い訳でも無い。
フレーズの安定感と中太音。
素直なメロディーで訴える。
シスコの出身だからか、西海岸の匂いが漂う。
B級ペット扱い?
メロディー重視・安定感あるラッパ。
こういう方々は大事にしたい。
B級ハレルだが、サイドメンに恵まれている。
ギャレットのアルトがイイ。
曲調を掴み曲毎の表現力が多彩。
ドライブ感が抜群で乗れる。
ピーターソンのドラムもイイ。
ド下手ドラムほど連打を多発。
緊張感が無くうるさいだけ。
ここでは1発1発の音が鋭く、的を得た一発に緊迫感がある。
当①はクリスクロス・レーベル。
当レーベルはヴァン・ゲルダーの録音が多い。
シンバルレガートの「ゴン・ゴン」にトキメく。
1音1打の生々しさに感動がある。
安定したメロディーは録音の良さでナマ生・イキ活きだ。
1曲目、ミディアムテンポでメロディーで聴かすハレルをお聴き下さい。