ご訪問ありがとうございます。
ジャズトランペット「エディ・アレン」のレコード紹介です。
とにかく、凄まじい!
ジェットコースタで引きづり回される!
スピード・スリル・張り詰めたテンションで!
《Remembrance/Eddie Allen》
エディー・アレン(tp,flh)、ドナルドハリソン(as,ss)、ケニー・バロン(p)、
ルーファス・リード(b)、カール・アレン(ds)。
とにかく凄まじい。
80年代以降、新たなトランペッターが枯渇している。
トム・ハレル等聴き漁るが、やっと「光る奴」に当った。
ジェットコースターで引きづり回される感じ。
スピードとスリルがハンパじゃない。
針金のような鋭いトーンが鼓膜を打ち抜く。
リズムを先食いし、否応無しに緊迫感が増強。
単なるモードでは無い。
ハードバップよりのメロディーがウキウキさせる。
メロディーの巧さはミディアムテンポの曲に良く現れ、
中域太目で豊かなフレーズを堪能させる。
少し残念なのはインタープレイの妙技が無い。
これは、80年代以降のグループに共通する。
バックのアンサンブルに、アドリブソロが乗ったイメージ。
アレンのリーダアルバムは数枚。
レコードはこれだけ、国産ヴィーナス社に感謝です。
欧州筆頭に、腐るほどテナー野郎が排出される。
だが、ペット野郎が出て来ない。
鳥取砂丘で見つけた1つのダイヤモンド。
やっと、そんな「光る奴」に出会えた。
別のアルバムですが、数少ないエディー・アレンの演奏をお楽しみ下さい。