№1 やっと「光る奴」に出会えた《エディ・アレン(tp)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。

        ジャズトランペット「エディ・アレン」のレコード紹介です。ルンルン

 

とにかく、まじい

ジェットコースタで引きづり回される

スピード・スリル・張り詰めたンションで

①『リメンバランス』(93)

《Remembrance/Eddie Allen》
エディー・アレン(tp,flh)、ドナルドハリソン(as,ss)、ケニー・バロン(p)、

ルーファス・リード(b)、カール・アレン(ds)。


とにかくまじい。
80年代以降、新たなトランペッターが渇している。

トム・ハレル等聴き漁るが、やっと「る奴」に当った。


ジェットコースターで引きづり回される感じ。
スピードとスリルがンパじゃない。

針金のような鋭いトーンが鼓膜を打ち抜く。

リズムを先食いし、否応無しに迫感が増強。
単なるモードでは無い。

ハードバップよりのメロディーがウキウキさせる。


メロディーの巧さはミディアムテンポの曲に良く現れ、
中域太目でかなフレーズを堪能させる。

少し残念なのはンタープレイの妙技が無い。
これは、80年代以降のグループに共通する。

バックのアンサンブルに、アドリブソロが乗ったイメージ。


アレンのリーダアルバムは数枚。

レコードはこれだけ、国産ヴィーナス社に感謝です。

欧州筆頭に、るほどテナー野郎が排出される。

だが、ペット野郎が出て来ない。

 

鳥取砂丘で見つけた1つのダイヤモンド。

やっと、そんな「る奴」に出会えた。

 

音譜 別のアルバムですが、数ないエディー・アレンの演奏をお楽しみ下さい。