インスタントジョンソン じゃいオフィシャルブログ『マルいアタマをぐちゃぐちゃにする』powered by Ameba -252ページ目

レッドシアター

ライブがあって、まだ観てないです。


帰ってビデオ観てみます。

コメントありがとう。

再会

ストースがジョーカーズを去って半年、701号室に出入りするのはケラースとエジェット(徹)だけだった。

そんなある日、突然ストースが帰って来た。


「エジェット!」


彼は興奮気味で徹の名前を呼んだ。再会を喜んでいる興奮とは違う。


「ストース!どうしました?」


「喜べ!エジェット!」


何かの合格を知らせるようなテンションでストースは言った。


「真壁絵蓮が見つかった」

「えっ?」


真壁絵蓮・・徹の妻の名前だ。


ストースが玄関の方に戻り、軽くドアを開けドアの向こう側に軽く合図をした。

ストースが妻を見つけて呼んで来てくれたのだと思った。


何故か玄関からケラースが現れ、その後ろから30歳前後の女性が現れた。


ところが、現れた女性に見覚えはなかった。


妻じゃなかった。


ストースが「エジェットの奥さんだよ」と言った。


ストースが手の平で指したのは、その女性の後ろにいた4歳くらいの女の子だった。


「この女の子が?」


「真壁絵蓮さんです」


ケラースが言った。


「半年前にケラースさんに頼まれたんだ。君の奥さんを探してくれって」


「それでジョーカーズを?」


「それだけじゃないけどね」


「あのぉ」


30前後の女性が話しかけてきた。


「本当に娘の旦那さんだった人なんですか?」


徹は返事に困った。何の確証もない。


「そうです」ケラースが言った。


「私もライフフィールドの噂は聞いたことありますが、正直信じていませんでした。今も半信半疑です」


「この娘の名前は?」


「絵恋(エレン)です。」

「一緒なんだぁ」


「必ずしも一緒というわけではありませんよ。ただ、同じ確率は結構高いです。それでも30%くらいでしょう」


「あっ、僕は江連徹です。娘さんには生前お世話になりました」


変な会話だ。言いながら思った。


「僕が結婚したときに絵蓮が苗字が江連(えづれ)だとエレンエレンってなるから嫌だって言って、彼女の苗字の真壁にしたんですよ」

これを聞いた母親はちょっと驚いていた。


「私、苗字言ってないですよね」


「はい?」


「私、江連なの」


「きっと奥さんは君を心から愛していたんだろうな」

エジェットは4歳の絵恋を見て微笑んだ。意味を理解しているか分からないが、絵恋も微笑み返した。


「デスフィールドの住民の中には稀にライフフィールドの記憶がある人がいる。ストースもその一人だ。彼女がそうなのかはいずれ分かるでしょう。そのときまた再会するといいよ」


ケラースは優しく言った。

「ありがとう、ケラース」

母親と絵恋が帰るとき、ケラースは母親に何か渡していた。


おそらくお金だろう。


しかも、大金だ。


一体彼は何者なんだろう?

エジェットは改めて思った。

そして彼らは動き出した

手紙のことをケラースに話すと、


「お願いします。すごく面白い。是非お願いします」

意外な返事だった。さらにケラースは


「何かと大変でしょう。これ使って下さい」と言い、目の前に封の切ってない札束を二つ置いた。


「あなたは一体?」


「ハハ、ただの金持ちです。これは金持ちの道楽みたいなもんです」


そして彼らは準備を始めた。


大量の便箋と封筒。大量の切手を購入した。


手紙を書くのは徹だ。


ファックスで送られてくる情報は名前と死ぬ日だけで、その他の住所などの情報はケラースが調べた。


送られてくる全員というわけではなく、その中でいい人を三人で選んで送った


そして、ジョーカーズというチーム名を付けた。


徹はエジェット、達也はストースとジョーカーズでのニックネームを付けた。


その行為によって何の反応もなかったが、徹はいいことをしていると思っていた。


ただケラースは違った。本当に金持ちの悪趣味的な感じだった。


一年、二年と時が経つにつれ、ジョーカーズのメンバーは増えた。


全国各地で同じようなことをする連中が増えた。


ケラースの支配下の元。


ただ、ストースはこのことに疑問を抱き始めていた。

ストースはジョーカーズを去った。


その後の足取りは知らない。