【返品お断り、と書いてあるのに、返品しにきた。おまけに断ったら、クレームが入った。お客様と店、どっちが悪いの?】
 
フルーツ発見
 
こんばんは、販売コンサルタントの平山枝美です。
 
毎朝グラノーラを食べるのですが
ドライフルーツが入ってるとちょっとうれしい私です。
 
はてさて。
 
今日のテーマはこちら。
 
ユニクロなど、普通に返品してくれるところもあれば
セール品もプロパー品もクレームNGになっている店もあります。
 
返品がNGには理由がありますが、それでもクレームになってしまうケースもあるようです。どうしたらいいでしょうか。
 

 

  返品NGはクレームになりやすくなっている。なぜ?

 

最近、返品NGはクレームになりやすくなりました。
 
それはなぜかというと、ユニクロやECでの返品がOKだからです。
 
大手がOKだからって、うちは無理!
と、思ってしまいます。
しかし「大手がOKになった」ということでお客様には大きな心境の変化が生まれたのです。
 
ここで、コアサービスとフリンジサービス
という話をしましょう。
 
こちらは拙著でも触れているので、よかったら読んでみてくださいね。
 
さて、そのサービスはなにかというと
 
コアサービス⇒お客様が当たり前にやってもらっていると感じているサービス
フリンジサービス⇒やってもらうと、嬉しいサービス
 
のことです。
 
たとえば、アパレルショップだと
商品を試着させてくれる、というのはコアサービス。
試着できません、って言われたら
「え?」とびっくりしてしまいます。
 
対して、フリンジサービスというのは
商品を試着したとき、
たとえば、試着後にペットボトルの水を渡されて
「ご試着お疲れ様でした!」
と言われるようなこと。
(このサービスが必ずいいというわけではなくて、わかりやすいように誇張して書いた一例です)
 
試着するときに水をもらえるのは当たり前じゃないし
水をもらわなくても試着はできる。
でも、ちょっとうれしいですよね。
 
こんな感じでお客様は
「当たり前にやってもらえる」か
「ここだけのサービスなのだ」か
を、認識しています。
 
当たり前にやってもらえると思うと、できていなかったときに
「ありえない」とクレームになったり、悪い口コミになります。
 
さて、返品の話に戻りますが
以前までは、返品できるのは「フリンジサービス」に近い存在でした。
 
しかし、最近では大手、つまりお客様がよく利用する店で
返品が当たり前になった(すなわちコアサービス)になってしまったので
返品できるのは当たり前なのだ
 
という意識が働き、いざ返品ができなかったときにクレームになりやすい、というわけなのです。
 

 

  返品できない理由を説明できるか

 

だから、絶対返品を受け付けなければならない

 

というと、そういうわけではありません。

 

下着などは、衛生面に関わるので

一回使用したら、売り物になりません。

ですから、明確な断れる理由があります。

 

反対に、なぜ返品が受け付けられないのか、という話になると

お客様は、納得できないでしょう。

 

他の店では返品してくれているのに

なぜ?

 

となったときに

「うちの売上が下がるから」

「返品の手間がかかるから」

 

と言っても、お客様は

「当たり前のことをやってくれない店だ」と感じてしまうものです。

 

店として、なぜ返品がNGなのか

お客様が納得できるようなかたちで、説明できるように

みんなで説明の仕方を考えておきましょう。

 

ちなみに、今どのように説明すれば納得してもらえるのかな

と思って考えてみたのですが

ちょっと思いつきません。

どう考えても店都合なんですよね。

 

スタッフの人数が少なくて対応できず

他のお客様に御迷惑をおかけしてしまうため?とか?

うーん、それも結局店の都合ですね。

 

今ちょっと時間がなく、慌てているのですが

思いついたら追記しますね。

 

これは補足なのですが

「店に返品NGと書いて貼りまくっていたのに、お客様はそんなの知らない、と言う」なんてことも、あるあるです。

 

販売員が思っている以上に、POPってお客様はスルーしていますし
(返品NGとかはなおさら)

見た、見ていない、の水掛け論になっても自体は収束しません。

 

だからなんだ、なのですが

そういうこともお伝えしておきますね。

 

 

  お客様の当たり前は変化する

 

世の中には様々なサービスが生まれています。

 

すると、今までその店だけのサービスだったものが

いつのまにか、やってもらって当たり前、になっているものです。

 

たとえば、配送サービスとか。

 

他の店がどんなことをやっているのか、知っておかなければ

いつのまにかクレームが生まれやすくなってしまう。

そんなことが起こりやすくなったんですね。

 

 

  まとめ

 

返品を断るときは

お客様が納得できるよう、言葉を選んで伝えられるのならOK。

 

どのような言葉を選べばいいのか

お客様の目線で考えてみましょう。

 

社内で文言を統一してもいいですね。

 

 

というわけで
それでは、今日もお疲れ様でした。
また今度!

 

 

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