【セール中は、ブランド内での情報共有も大切です。売れているブランド内では、どのような情報が共有されているのでしょうか】

 

ホットでいいです

 

こんばんは、販売コンサルタントの平山枝美です。

 

暑くなってきましたが

私は温かい飲み物を飲みます。

なんでかというと、疲れやすくなってしまうからです。

 

で、周りの人から本当にホットでいいのか、みたいな顔をされます。

いいんです。

 

はてさて。

 

今日のテーマはこちら。

セール中って、いつも以上に他の店がどのような売れ方をしているのか

気になるものです。

 

売れている店の店長ほど、

他店や他社の状況に敏感で、それに合わせて自店のやり方を変えていきます。

 

さて、どんなタイミングで

何を見たり聞いたりしているのでしょうか。

 

私が何人かの店長に聞いてみたところ

共通しているのは

 

電話している

 

でした。

ラインとか、メール、とかじゃなくて、電話。

 

なんでかというと、ラインだと表面的なことしか聞けないからです。

 

たとえば

「何が売れてるの?」

と、聞いたとします。

 

で、

「ボーダーのTシャツ」

 

って返ってきたとします。

うちでは全然売れていない商品だ。

在庫もあるし、着せてみれば売り上げに繋がるかもしれない。

 

そう思って

「何と着せているの?」

と聞くと

 

「売れ筋の、ロングスカート」

 

と返ってきます。

そうかあ、と思って翌日同じように着せてみるけど、売れない。

 

どうしてだろう、と悩むけれど

ラインだと、やり取りも長すぎてしまい遠慮してなかなか相談しにくい状況です。

相手から返事がない場合もありますし。

 

電話だと、そのあたりの空気を読みながら

お互い聞きたいことのやり取りがしやすくなります。

 

ボーダーのTシャツと言われて

 

  • どんな人が買ってるのか(時間帯によって違いなどあるか)
  • 店のどのあたりに配置しているのか
  • ダブル出ししているか
  • お客様に刺さるトークはあるか
  • 売るのが得意なスタッフがいるのか
など、つっこんで聞けますし
お互い話しながら、聞きたいことを思い出せる、なんてことも結構ある。
それが、もともと聞きたいことよりも重要なことも、あるのです。
 
実際、先ほどのボーダーシャツについて
話をより詳細に聞いてみると
 
  • 想定していた客層と違った
  • 実はメインじゃなくて、ちょっと奥まったところに配置した(メインでどっと売れるわけではなく、地味に売れた効果が大きい)
  • ダブル出ししていて、実はマネキンからよりも、ちょっと離れた位置で畳みで出していたものが売れていた
  • 売るのが得意なスタッフがいる、というよりも、みんなが「コーディネートに便利」という理由でしょっちゅう接客で使っている
 
というように、思っていた売り方と違っていました。
 
ラインで聞いたときは
ロングスカートに合わせていたので、自店でもそうしてみたものの
自転車のお客様が多く、反応がなかったのです。
 
客層もラインした店は会社員の方が多く
パンプスなどで合わせていました。
 
しかし、電話で詳しく聞いてみると
買っていくお客様の年代は同じくらいと、共通点が見つかったので売れる見込みはあります。
 
コーディネートのテイストは変えず
自転車に乗りやすいよう、パンツに切り替えてみたり
足元をシンプルなスニーカーにしてみました。
 
そうすると、その店でもボーダーシャツが売れ始めたのです。
 
このように、情報を集めるなら
少なくとも購入するお客様の背景を聞き出したいものです。
 
ちなみに、電話するのは基本的に閉店後。
お互いの邪魔になってしまうからです。
電話を片手に、レジ締めや、陳列を直している姿、たまに見かけますね。
 
電話である程度話して、お互いのマネキンの画像をあとからラインで送り合うのもいいでしょう。
 
何度も言いますが、ラインは情報を拾いきれないので
電話がおすすめ。
ただし、ラインの場合は営業時間中に連絡しあえるので、互いの邪魔になりにくいです。
ただ、返信できていないと返さなきゃ、と相手に気を使わせてしまうので
すぐ返信できる内容にとどめて、あとは電話が望ましいですね。
 
こういうことを書いていると
ブランド間で風通しをよくしておくことって
とっても大事だな、と感じます。
 
店長会などが行われたときは
仕事のこともお互い意見を交わせるような仲になっておきたいですよね。

 

 

というわけで、こんなふうに

どうやったら聞くことが出てくるか、なども書いた

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(さっそくAmazonでレビューしてくださった方がいたようで、とても喜んでいます。ありがとうございます)

 

 

 

「若手と一緒に成果を出したい!」と、思ったら。

ー自分で考えて動きたくなるチームの作り方のヒント45

 

みなさんもセールが楽しめるといいな、と願っています!

というわけで、今日もお疲れ様でした。

それでは、また今度!

 

 

 

 

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