【店で活躍している人、と聞かれたら誰を挙げますか? 売上が取れている人? 意見が多い人? どんな人を評価すればいいでしょうか】

 

ずれました

 

こんばんは、販売コンサルタントの平山枝美です。

 

新刊の発売が一週間ずれまして

6月20日(木)になりました。

 

急遽、表紙のイラストを

描き下ろしさせてもらえることになったからなのですが。

 

頑張って描きますので、少々お待ちいただければ幸いです!

 

はてさて。

 

ずれる、といえば評価する人と、現場の意見。

というわけで、今日のテーマはこちら。

 

 

私は今、服飾系の専門学校で講師をしています。

 

そこで、とある先生と会話したときのことです。

 

その科は一人ひとりが課題をこなすのではなく

グループで一つの課題に取り組みます。

その際、どうしても

 

「頑張っているのに、評価されにくい人」

 

が出てきてしまうし、

生徒からそのような不満が挙がったことがある

と、伺いました。

 

この話を聞きながら

「店でも同じことが当てはまるな」と思い出していました。

 

評価されたいなら、評価されるように自分自身の工夫が必要だ。

と、言われればそれまでなのですが

評価する側も

 

「目立つ人だけ評価すればいい」

という意識のままでは、会社やチームがうまく機能しなくなるのではないでしょうか。

 

それでは、どうしたらいいでしょうか。

 

まず、以下のことを頭に入れておくべきだと感じます。

 

  • 声が大きい人(発言や自分の意見を頻繁に伝える人)が必ずしも優秀であるとは限らない
  • 売上を上げてくれる人が、必ずしも、誰よりも優れているとは限らない
  • 普段は目立たない人が、実は、売れるための土台作りを進めてくれていることがある
 
ここで前置きをしておきたいのですが
 
声が大きい人や、売上を上げてくれている人が、
優秀ではない、と言いたいわけではありません。
 
そして、目立たない人が
「こうすればいいのに」と思っているだけで、何も動かないのであれば
それは何もしていないのと一緒なので、評価は難しいな
 
とも考えています。
 
目立たない人でも評価されるべきなのはこんなケースです。
 
  • 自分で売上は上げていないけど、後輩の接客教育に力を入れて、店全体で売上がとれるようになった
  • スタッフ同士のいざこざを調整して、その人がいるだけで、店の運営が円滑に回る
  • 自分が倉庫整理などを率先して行い、売れる人の為に商品をすぐに取り出しやすくするなど、売れるための工夫をした
  • 顧客作りをするための目標づくりを店長と一緒に考え、その実現のために意見を伝えたり、自分自身が勉強をしている
などでしょうか。
 
よく聞くのは
 
売っている人が、作業そっちのけでお客様のところに接客に行ってしまい
その他の片付けなどを、一人の人が肩代わりして、なかなか接客ができない。
 
でも、売っている人は片付けもしない。
けれど、売っているから、と評価されている。
 
会社としては利益を得たいので
売ってくれている人を評価したいのはわかります。
 
そして、売っている人は、たしかに「売っている」という実績を作っています。
 
一方で、売れているのは「それをカバーしてくれた人のおかげ」とも言えます。
 
となると、
 
「売れている人は、自分をカバーしてくれた人に感謝すべきだし
 カバーしてくれた人も、売った人に対して、ナイスプレーと言える人間関係が大事。
 
 そして、どちらもちゃんと評価できるようになる意識が大切」
 
です。
 
私自身がエリアマネージャーだったときは、
店をまわりながら
 
一見地味だな、と思うことに気がつくように気をつけていました。
 
たとえば
 
店がきれいに清掃されていれば
「今日のお店は、とてもきれいだね。レジにもホコリがついていない。
 掃除をしてくれたのは誰?」
と聞いて、褒めたり
 
倉庫に、売れ筋が出しやすい工夫などされていたら
それについても誰がやってくれたかを聞いて
「私には気づかない工夫だった。こんなこと考えつくなんて素晴らしい」
と、伝えます。
 
そして、できればそれを
いつもいいとこ取りしてしまう「目立つ人」にも聞こえるようにしていました。
 
目立つ人はだいたい、自分の承認欲求が強い傾向にあるので
「こういうことも、評価されるのだ」
と、感じさせることが大事です。
 
そうすることで、地味な仕事でつまらない
と感じていることにも目を向けてもらえるようにしていました。
 
最後にまとめると
 
一見地味で目立たない働きをしている人を評価するためにも
チームがどのような仕事をしていて
それの一つ一つについて感じたことを、伝えられるようにすることが大切です。
 
冒頭に書いたように
私自身も今、専門学校でグループワークを指導していますが
生徒一人ひとりに目を向けられるように
気を配っていこう、と考えています。
 

というわけで、こんな話を

新刊には書いています。

 

新刊の発売日が、6月13日(木)から一週間ずれて

6月20日(木)になりました。

 

「若手と一緒に成果を出したい!」と、思ったら。

ー自分で考えて動きたくなるチームの作り方のヒント45

 

よろしくお願いします!

 

 

 

というわけで、今日もお疲れ様でした。

それでは、また今度!

 

 

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