【販売員たるもの、常に自分の店の服を着るべし。なのでしょうか？】
裏切れない
こんばんは、販売コンサルタントの平山枝美です
おにぎり屋さんにいくと
いつも同じものを買ってしまいます。
そのことを友人に
「裏切れないんだよ……！」
と、話したら
「いや、他の食べたらいいじゃん」
と言われました。
はてさて。
裏切れないといえば、今日のテーマはこちら。
販売員たるもの、常に自社の服（商品）を着る（使う）べし
と、言われます。
たしかに、そうですね。
着たり、使ったりしないと
使い心地はわからないし、
そうなると、お客様への説得力が欠けてしまいます。
アパレル以外の方も
自社の商品を積極的に使おう
と言われたことがあるでしょう。
私も、企業に属していたときは
「自社製品をとにかく使おう」と言われ、他社の商品を使っていることに多少の罪悪感を抱いていた時期もありました。
しかし、今、声を大にしていいますが
他社製品、使ったっていいじゃない。
と、いうのも、誰かのこんな言葉を思い出したのです。
ミュージシャンって、ファンには自分の音楽だけ聴いて欲しいと思っている
でもそのミュージシャン自身は、いろんなアーティストの曲を聞いていて、いろんなことを知っているうえで曲を作っている。
これ、同じことが店にも言えて
ブランドデザイナーって、顧客には自分の作った服だけ着てほしいと思っている。
でもブランドデザイナー自身は、いろんなブランドの服について触れていて、
いろんなことを知ったうえで、服を作っている
というわけですし、
販売員も、他の服と比較するからこそ
自店の服が、どれくらい素晴らしいのかを語ることができるのです。
実は、私自身も販売員の時は
自社の服も、もちろん着ていたけれど（店頭でも着ますし）
他社の服を結構買っていました。
他社で接客を受ける経験や
自社の陳列と比較する癖や
服を比較して、洗ったらどうなるかとか、着ているうちにどのあたりにシワが出るかとか、何と合わせやすいのかを知ることができました。
個人的に思うのは
違いって、比べたほうがわかりやすいのです。
お客様だって、自社の服の中で比較するよりも
他店と比べた情報がほしい。
なので、他社で服を買うことはとても役立ちました。
たとえば、車とか、家とか、いくつも買ってられないものはあるかもしれないけれど
無理のない範囲で、他社のものを買ってみることは
販売員の知識量を増やすことに繋がるし、
いいことなのではないでしょうか。
そして、他社を知っているからこそ、自社の出方を考えることができるのです。
アイデアは知識から生まれますしね。
そんなふうに考えたのでした。
明日は、ブログをお休みします。
次の更新は月曜日ですね。
5月に出す本、いよいよイラストを描き始めました。
若手と未来を作る本、頑張ってます！
というわけで、今日もお疲れ様でした。
それでは、また今度！
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