【お客様の反応が微妙。こんな時、誰しも焦ってしまうものです。さて、売れる販売員はそういう時、何を考えているのでしょうか」
どうも、怪しいものです。
こんばんは、販売コンサルタントの平山枝美です。
花粉、今日も舞っていました。
今年花粉症デビューした私は
サングラス(メガネもってない)に帽子にマスクで出かけましたが
鏡に写ったときに、怪しいな、と思いました。
はてさて。
怪しいといえば、お客様の反応が悪かった時
つい挙動不審になってしまいますが
今日のテーマはこちら。
接客って、どんなお客様からもいい反応がもらえるわけではないし、
途中で「どうか、おかえりください」
と思ってしまうお客様もいます。
そんなお客様に遭遇したとき、売れる販売員って何を考えているのでしょうか。
今日のブログを書こうと思い出したのは
昨日にとある講演会の出版記念講演で、執筆者の佐藤友美さんのお話を拝聴していたときのこと。
(ちなみに、来週頭くらいに、現役販売員は本をだせるか、というブログを書きますので、ぜひ読んでくださいね)
そこでは
本を書く時、嫌われないように気をつけている
と、お話をされていました。
本がお好きな方はおわかりになると思うのですが
読んでいる時
「これを書いている人、なんだか上から目線だな」
「なんか、気が合わないな」
と感じると、途端に読む気をなくしてしまいますよね。
そして、大体の場合
「もうこの本はいいや」と、途中で閉じられてしまうのです。
これについて佐藤さんは
「この本を最後まで読んでもらえれば、絶対に読者に役に立つ内容なのに、もったいない」
「もったいないことした、と思ってもらいたくないから、最後まで読んでもらいたい」
「だから、嫌われたくない」
と、お話をされていました。
つまり、人として嫌われることは別に気にしないけど
嫌われちゃうと最後まで読んでくれない→もったいないことをさせるのはイヤ
というわけです。
で、今日のテーマに戻ります。
私にはちょっとひねくれた性格の後輩がいました。
皮肉屋で、話もブラックユーモアに富んだ面白い人だったのですが
接客では、ものすごく「万人受けするいい人」なのです。
彼女は顧客も私の3倍くらいいて、
人気のある人でした。
その彼女が、ファーストアプローチや会話の途中も
自分のブラックな性格を封印していい人になっているのは
「接客を最後まで受けてほしいから」
だったと、言っていたのを思い出しました。
(ここから先は表現がちょっとストレートすぎるのですが
ご容赦ください)
彼女はよくお客様に対し
「なんであんな変な服着てるんだろう」
「あの服をなんとかすれば、すごく素敵な人なのに)
と、よく悪口(?)を言っていました。
でも、愛情深い人でもあったので
「うちに買いに来てくれたからには、絶対おしゃれにして返したい」
とも言っていました。
自分が嫌がられて、途中で帰られてしまったら
おしゃれにすることができません。
彼女は、なんとしてでもこの人をおしゃれにする!
という使命感に燃えていたので
「いい人」でいたのです。
なので
「うざいと思われているだろうなー」
と、思ったら
「今うざいと思われているのは、もうちょっと商品を一人で見たいと思っているからだ。今嫌がられたら、その後の接客を最後まで受けてもらえないから、ちょっと離れよう」
など、
うざいと思われている要因を考えて
うざいと思われないように振る舞い
そして、心をひらいてきたところを狙って
接客を最後まで受けてもらったころには
お客様はすごくおしゃれになっていて
そして、彼女の大ファンになっている
というわけです
後輩も
「別に、私自身が好かれなくてもいいんですよ。
だって、赤の他人だし。
でも、せっかくおしゃれになりたいのにもったいないじゃないですか」
と、言っていたのを思い出しました。
というわけで、今日のアンサーは
「微妙な反応なときほど、この人を絶対幸せ(おしゃれに)してやる」
という使命感に燃えている
でした。
ちなみに、この人が好きだからおしゃれにしよう
と思っているわけでは(厳密には)ないようで
「この人をおしゃれにした自分すごい」と思えるのが好きなんだそうです。
そこらへんが、昨日の講演会とはちょっと違うのかも知れませんが
自分なりの考えで仕事(接客とか本の執筆とか)するのって、大事なのだな、と改めて感じたのでした。
というわけで、今日もお疲れ様でした。
それでは、また今度!
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