【自分は唯一無二!と、思っているときほど、落とし穴にハマっている。なんてことがあります】

 

日めくられていない

 

こんばんは、販売コンサルタントの平山枝美です。

 

日めくりカレンダー、

気がついたらめくらずに1週間経っていました。

 

今日は、めくりました。

 

はてさて。

 

 

皆さんは自分の接客や

自分が所属している店(ブランドや、会社)についてどのように感じていますか?

 

私も、自分という人間はどのような講師なのか、

考えてみることがあるのですが、昔から一貫していることがあります。

 

それは

 

私のような人間は、いくらでもいる

 

です。

 

このことを思い出したのは

とある学校の卒業制作発表会を見ていたときのことなのですが

 

学生が出したアイデアについて

来場者の方々が

 

「皆さんが考えたようなアイデアって、すでに世の中にたくさんある。

 差別化するにはどうしたらいい?」

 

と質問していました。

学生たちは、自分たちなりに考えた差別化についてきちんと返答できているのが

すごいなあ、と感じたものです。

 

つまり、自分が

 

「すごいこと思いついちゃった」

 

と思っているときほど

実は、周りには同じような事を考えている人が10人くらいいる

 

と、考えたほうがいいのです。

 

接客でも

「私、お客さまとすごい仲良くなれるし、売上に対してすごく前向きだと思う」

 

と、思っていても

実は、そとから見たときに

「そういう販売員」として分類されてしまっている場合もあるのです。

 

私自身も、SNSで情報発信する際や

このブログを書いている時はだいたい

 

「同じこと考えている人はたくさんいるだろうなー」

 

と考えつつ発信をしています。

 

私のウリは、当初は

 

接客が苦手で克服した

だから、接客が苦手な販売員の皆さんに寄り添える

 

だったのですが、そういう「克服よりそい系講師」は女性を中心に山程いると感じるようになりました。

 

なので、今はそういう自分の見せ方はしていません。

 

私は唯一無二なんだ!と、考えたら最後、実は同じような人に埋もれてしまう。

そう言い聞かせています。

 

で、

じゃあ、同じような事を考えていたり

同じような販売員が多いのなら

今更頑張る必要なんてないんじゃないの?

 

と思われがちなのですが、

今日言いたいことは、そうではありません。

 

同じことをやっているならば

どうやったら「同じように見えないのか」を、他の人から見た視点で考えてみればいいのです。

 

たとえば、先程の学生の発表なら

 

同じようなコンセプトのブランドはたくさんある。

ならば、お客様から見て

「同じようなブランドはたくさんあるけど、ここがいいんだよね」

と思わせる要素はどこか。

 

販売員であれば

「私のように、だめな時はハッキリと伝えるような販売員は意外と、他のブランドには何人かいる。その中で、この販売員は特にいいと感じる」

と思ってもらえるところはどこか。

 

人から見てどう捉えられるのかを

考えて、他の人と差別できることは何かを考える。

 

これが、自分に自信をファンを付けるためにできることです。

 

差別化する、となると

すごいことができるようにならなければ、と感じます。

 

でも、差別化って小さなことの積み重ねで現れます。

 

たとえば、お客様に「それは今買わなくていいです」

と言える販売員だったとして

 

  • 言い方(口調や、表情)
  • 伝え方(言葉の選び方や説得力)
  • タイミング
これらが他の人とそれぞれ違うだけでも
差別化になります。
 
ハッキリ言ってくれるのはいいのだけど、言い方がキツイんだよね
なのか
ハッキリ言ってくれるけど、言葉の選び方がうまくて、もっと意見を聞きたくなっちゃうんだよね
 
なのか、そういう小さな差で、差別化って成り立っているのです。
 
というわけで、
 
自分(ブランド、店)はこうしよう、こうであろうと思った時
 
そんな人はどこにでもいる
だから、どう差別化するか
 
と考えてみると、自信とファンが付きますよ。
 
そんな話をお送りしました。
 
 

 

今日もお疲れ様でした。

それでは、また今度!

 

 

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