【5年前、SNSで呟いたら、怒られてしまいました。ということを、とある学校の卒業制作発表会で思い出した、という日記です】

 

花粉こわい

 

こんばんは、販売コンサルタントの平山枝美です。

 

花粉症なのか、そうじゃないのか、ちょっと怪しい

と思いながら、毎年過ごしています。

 

決定的な花粉症になりたくないです

みなさんは、どうですか?

 

はてさて

 

今日のテーマはこれ。

 

 

唐突なことを言いますが、

何年か前(タイトルには5年とありますが、もう少し前だったかも)

ツイッター(現X)で呟いた内容について

お叱りを受けたことがありました。

 

なにを呟いたのかというと

 

とある番組で

「企業Aと、企業B。顧客視点で差があった。Bのほうができていて、Aはできていないから、売れていない」

 

といったことを実名で書いてしまいました。

(実名で書いたことは深く反省し、呟いたことも消去しました)

 

すると、批判されたほうの企業の方から

 

「うちは、こんなに頑張っているのに、頑張っていない、みたいな書き方をしないでほしい」

 

と、怒りのDMをいただきました。

たしかに、自分が所属している企業について

批判的なことを書かれたら傷ついてしまうし、悲しくなってしまいます。

 

少なからず、私も自分の至らなさを反省し

(そして、落ち込んだ)素直に、謝りました。

 

その方はその後、私に一所懸命に

企業として、どのように頑張っているかを教えてくれました。

 

うちは、品質にこだわっている

うちは、みんなで頑張っている

うちは、遅くまで働いている

 

しかし、それを読んで、本当に申し訳ないのですが

ちょっと冷静になりました。

 

それが、顧客視点じゃないって話しですよ!

 

と。

 

品質にこだわっていることと

お客様がそこの商品をほしいと感じるきっかけは

イコールじゃないことに気がついていない。

 

頑張っている方向性がズレているから、売れていないのになあ。

 

と、感じたのですが

 

論点がずれるし、私が悪いのは確かなので

そこは反論しないで、謝って終わりました。

 

それから、何年か立ちましたが

その企業は顧客視点での政策転換したのか

徐々に数字を盛り返してきています。

 

DMをくださったかたも、気づいてくださったのでしょう。

私も学びになりました。

 

今、商品を作って売る企業に足りないのは

「顧客視点」

(お客様の考え方を熟知し、それに対して戦略を仕掛ける)が

です。

 

そこをなんとかしないと、業界は変わらない(給料も上がらない)し、

残念ながら、まだまだ

 

「自分たちは頑張っているから、売れるはずだ」の精神が抜けていないのです。

 

で、ここまでが前置きなのですが(長い)

そんなことをふと思い出した出来事がありました。

 

先日、とある専門学校で卒業制作発表会があり

今年も発表を拝見しに行きました。

 

そこで、しみじみと感じたのは

 

顧客視点を取り入れられるようになっている!

 

ということ。

 

この学科は、MDを学ぶ科です。

発表内容は、

ブランドを作って、そのなかでどんなお客様に対し、どんな商品を売るのか

考えたことをプレゼンします。

 

毎年レベルが高いのですが

今年は特に

 

「お客様は、露出した服を着たいと思っても、ネックになっていることがある。だから、そのネックになっているものを考えてみた」

とか

「メンズのお客様は女性からの意見を気にして購入する傾向がある。だから、女性目線で素敵だとおもうメンズ服を作ってみた」

 

など、お客様がどのような考え方かを分析している発表がたくさんあり、感動しました。

 

ものづくりをしている人は

もちろん、ものづくりをしている人たちの感性も大事にしてほしいのですが

だからこそ、独りよがりに終わるのは残念です。

 

お客様のことを知っていたら

すてきなデザインを活かしつつ、ちょっとだけ袖を広くするとか

ちょっとだけ、販売する方法を変えるだけで

それが売れるようになるのです。

 

自分が考えたことを

お客様が目の前にして「いいね!」と思ってくれるかどうか

 

それで買いたいな、とか

もう一回来たいな、とか

 

感じてくれるか、ある程度の予測をして、それから商品作りやPRを考えることが

これからの企業には大切です。

 

もちろん、販売員さんが接客のことを考えていくうえでも

ものすごく大事。

 

私はお客様がどう受け取るかを考える癖があったからこそ

対してコミュニケーション力もなければ、

コーディネートの凄腕もないのに、本まで出せたのですから。

 

と、私のことはどうでもいいとして

 

これからの企業が発展するためには顧客視点が大事。

そして、学生たちが、大人よりもいち早く、顧客視点を取り入れてくれたのを頼もしく思ったのでした。

 

ちなみに、この発表では

企業の方が来校し、発表についての講評をしていらしたのですが

その際でも

「このブランドはお客様にとってどのようなところがメリットに感じるか?」

など、お客様の視点にたった質問が飛び交っていました。

 

業界が、この感じで変わっていってくれるといいなあ、と

切に願っていますし

私もそのためにこれからも毎日試行錯誤しながら進んでいきます。

 

 

 

というわけで、今日もお疲れ様でした。

それでは、また今度!

 

 

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