【お客様に話しかけるときの距離、ってどのくらいがベスト?】

 

このパターンははじめてです

 

先日、倉俣史朗展へ行ってきました。

 

ミュージアムショップでお買い物後、カフェにいったのですが

そちらのガレットがおいしかったです。

 

しかも、メニュー表にあった写真よりもとても豪華に果物が乗っていたので

思わず「注文したものと違う気が…」とお伝えしたら

「サービスです」とにっこりしてくださいました。

 

写真と違ってしょぼい!というメニューは数あれど

豪華になるとは、嬉しいものです。

 

また伺いますね、世田谷美術館。

 

はてさて。

 

今日のテーマはこれ

 

 

コロナ禍が残した爪痕は数多いのですが

その一つに、お客様との(物理的な)距離感がおかしくなったな、と感じます。

 

先日、百貨店の通路を歩いていたら

販売員がお客様へ話しかけているところを見かけました。

 

 

遠い!遠すぎる!

2メートルくらいの距離があったでしょうか。

 

お客様が、気づかずに去ってしまおうとしたところ

偶然振り返り

「もしかして、話しかけてる?」という感じで立ち止まってくれましたが

距離が縮まることもありません。

 

そのうち、お客様は困った顔になってきて去ってしまいました。

 

私の予想だと、おそらく声が聞き取りにくかったのだと思います。

 

これは、この販売員さんが悪いというより

コロナ禍の癖で

近づきすぎてはいけない、という意識が働いたためだと思います。

 

5類にはなったものの

重症化リスクが高いご家族がいたり

受験生がいたり

管理意識の高い方もまだまだ多いので、そのために気を使っていらっしゃるのだな

と、感じます。

 

ただ、マスクをしていないような

「そこまで、気にしていません」という方にとって

2メートルほど距離を開けられて話しかけられてしまうと

 

「遠慮されすぎて、反対にこっちも困る」

 

という状況になってしまいますし

距離を詰められすぎても

馴れ馴れしくて戸惑う

 

なんてことも、あるでしょう。

 

では、どうしたらいいでしょうか。

 

ポイントは場所を固定しないこと。

 

まずは、1~1.5メートルくらい(自分の腕2つ分くらい)

のちょっと遠い位置から話しかけます。

 

横か、斜め前からがポイント。

お客様の後ろに立ってしまうときは、声掛けを避けましょう。

 

なんで、50センチくらい幅があるのかというと

通路やお店が広い場合なら、ちょっと広めの間隔をとったほうがいいからです。

 

そして、そこで一旦話しかけてお客様の反応を見ます。

こっちを振り返ったり、目線を送ってくれたりするお客様がいたら

そのまま一歩、歩みを進めて近づきます。

(平台など、什器を挟んで前にいるときは、回り込んで隣にいきます)

 

この、歩みを進めるという動作で、お客様には

「私はあなたに興味があります。ぜひ、お話したい、と思っています」

と伝わります。

 

もし、お客様が

「この人、近いな」

と思ったとしたら、お客様は後退りします。

 

そのときは、こちらがさらに距離を詰めないようにしましょう

(もとから距離が近い人は、後退りした人に対して更に近づいてしまう癖がある)

 

また、真正面で距離を詰めると距離は近く感じますが

斜め前や、横なら、そこまで圧迫感はありません。

 

お客様との立ち位置も気にすると

販売員として

「これは遠すぎるかな、近すぎるかな」と悩まなくていいようになるのではないでしょうか。

 

立ち位置によって、お客様に違和感が生じると

その後の話がなかなか頭に入ってこない、ということもあります。

 

遠すぎず、近すぎず。

普段、店のスタッフ同士で話している距離より、半歩くらい遠い、をイメージしながら

お客様と会話してみましょう。

 

 

というわけで、今日もお疲れ様でした。

それでは、また今度!

 

 

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