【セールでバッタバタになり、しばらくすると「すみません、お話したいことがあるんですけど…」と声を掛けられ退職したいと言われる。こうならないためにできることってなんでしょうか?】
栗の妖精
こんばんは、販売コンサルタントの平山枝美です。
モネ展へ行ってきました。
ミュージアムショップで、モネが描いた積みわらとコラボした
積みわら帽子が売っていたのですが
試していたら、おばさまから
「あら、あなた、栗の妖精さんみたいね」
と、言われました。
光栄です。
さてはて。
今日のテーマはこれ

私の経験上、退職者が増えるのはセール後、です。
今まで我慢していたものが、セールを通じてもう無理、となり
しかし、一応上司に気を使ってくれた結果、ちょっと落ち着いたセール後になる。
と、いった感じです。
ここでは、私なりに分析し
その後に生かした結果、退職者が減った例をもとに、
こうするといいかもよ?という案をお伝えしていきます。
まず、セール前までにどんなことが起こっているのか。
地味に、嫌だなあ
と感じていることが、蓄積しています。
何を嫌と感じているかは人それぞれですが
- 仕事が楽しくない(向いていないと感じている)
- 自分は認められていない、と感じる
- 他人(会社)に対して、許せないことがある
などなど。
たぶん、なぜ辞めたいの?
と聞いても、言葉にできない人が多いのではないかな、と考えています。
だって、言葉にできるくらいだったら、すぐ行動に起こせているだろうから。
行動に起こせなくて、蓄積するから、爆発するのです。
セールに入ると、それに加速がかかります。
店長は一人で仕事を抱えて忙しそう
自分が人の分まで負担しているのに、誰もお礼すら言ってくれない
周りだけ忙しそうで、自分は仕事に熱中できず、置いてきぼり
そして、思うのです。
この場所にいても、未来はない、と。
そんなスタッフに対し、何ができるでしょうか?
私が店長をしていた時、セール後の退職者が相次ぎました。
何回かの後悔を迎え、私が心がけたのは
何よりも優先して、声を掛ける、ということと
自分が楽しいと思うことを見つける、でした。
声を掛ける。
それは、特定のことを考えて話すのではなく
とにかく、スタッフに満遍なく(これが、意外と難しい)、話しかけるということです。
「眠いね」
「今日のおにぎりは、ツナマヨじゃなくて、昆布にしてみた」
「あと3時間もあるー。でも、◯◯さん(話しかけている相手)がいてくれるから、なんとか頑張れるかな」
こんな感じで、私はあなたの存在をちゃんと認識してるよ
と、伝える。
何気ない一言を、何回も声を掛けることで
いてくれて助かった、ありがとう
という気持ちになるのかな、と考えたからです。
その結果、スタッフからの言葉を聞く機会も増えました。
「眠いです。昨日は、寝れなくて」
「ご飯、食べられませんでした、ちょっと緊張しちゃって」
ぽろっと出た本音を聞いて
気が張っているのは私だけではないと、実感できました。
話しかけることによって、相手を気遣えるというよりは
話しかけることによって、戦っているのは自分だけじゃない
と感じて、人に気づかえるようにしてもらえた一言が大きく
それが、退職者を減らすきっかけになりました。
さて、声を掛ける、ということはとても大事なのですが
それだけだと
「店長、辛そうだなあ。私にまで気を使わせて申し訳ない」
で終わってしまいます。
そうなると、そう考えたスタッフの将来もそんなつらいものになってしまうのかな、
と考えさせてしまいますよね。
と、いうわけで
どうやったら、自分の仕事は楽しいと思ってもらえるのだろうか
伝えるにはどうしたらいいか、を次のブログに書いていきます。
というわけで、今日もお疲れ様でした。
それでは、また今度!
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