【アプローチは、今までファーストアプローチと、セカンドアプローチの二種類でした。

しかし、最近「ジャブアプローチ」という言葉が出現したのです】

 

太ももの筋肉痛。

 

こんばんは、販売コンサルタントの平山枝美です。

 

先日の新入社員研修で、靴を揃えるときのかがみ方をレクチャーしていたのですが

何度も屈伸したせいで筋肉痛です。

 

私は弱い…。

 

さてはて。

 

今日のテーマはこれ。

 

ジャブアプローチって、ご存知ですか?

 

私は知りませんでしたが(そういう行動はしていたけど)、とある企業様がこの言葉を使っていらして

「たしかに、最近はそのアプローチから入らないと、なかなか接客できないよね」

なんて思いました。

 

さて、どんなアプローチかというと

接客をしない声掛けです。

 

たとえば

お客様とすれ違いざまに

 

「こんにちは」

 

と挨拶をしたり

 

商品を手にとっているお客様の横を通過しながら

「サイズなどご質問がありましたら、お声掛けください」

 

など伝えることです。

 

今までのファーストアプローチと何が違うの?なのですが

今までっていきなり売りにいってたんですよね。

 

「素敵ですよね。こちら、着たときのシルエットがとてもきれいで…」

 

なんて、いきなり声を掛けていました。

お客様が共感できるような言葉選びをすることで、
商品への興味を引き付け、その後の会話をしやすいようにしたんですよね。

 

ただ、最近はそれでもなかなか難しいようです。

理由はコロナ禍でお客様がますます「人見知り」するようになってしまったからです。

 

人見知りをどのように解消すればいいかというと

お客様に自分のことを少しでも慣れてもらう必要があります。

 

ファーストアプローチ前に

こんな人間がいます

と、わかってもらいます。

 

というわけでお客様に

接客へ持ち込まない。

そうじゃなくて、挨拶などワンクッション置くことで

なんとなく存在を知ってもらって、いざという時に頼りになりますよ

 

と、アピールを挟んでから

本格的なアプローチを行う。

 

こんなアプローチがお客様に喜ばれそうです。

 

ちなみに、コツですが

とにかく「接客に持ち込もうとしない」こと。

そのように感じられると

 

「お店に入ったばかりなのに!」

「まだ自由に見たいのに!」

 

と嫌がられ、滞在時間が減ります。

 

あくまで

「こんにちは!」

にとどめておいて、あとは見守っていましょう。

 

そして、同じ商品を二度見る

鏡を使って悩んでいる

商品をじーっと見て止まっている

 

こんな素振りを見せたとき、ファーストアプローチを行いましょう。
ファーストアプローチをして、まだ反応が鈍ければ一度離れ

セカンドアプローチのタイミングを待ちます。

 

接客の基本は変わりませんが

ただ、コロナ禍を通じ、買い物における「面倒なことは避けたい」度が増した用に感じます。

 

面倒、と思うことの一つに

他人とのコミュニケーションが挙げられます。

 

でも、面倒なことで、するまでは憂鬱なんですけど

やりはじめると案外楽しくなることってありますよね。

 

接客もそんなふうに「最初は億劫だったけど、この販売員さんと話していたらいつのまにか話すのが楽しくなっていた」なんて感じてもらえるといいですね。

 

その準備として、ジャブアプローチって必要なのかなと感じています。

 

 

というわけで、今日もお疲れ様でした。

それでは、また今度!

 

 

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