【週報って、書くのに時間もかかるし、意味があるのかな?と思いますよね。実は、ちゃんとあります】
お腹は一番脂肪が減らないらしい
こんばんは、販売コンサルタントの平山枝美です
人には様々な体型コンプレックスがありますが
私は下っ腹です!
最近、エクササイズをしながら脂肪を落としているのですが
それにしても下っ腹が減りません。
で、調べてみたら
内臓を守るためについている脂肪
すなわち下っ腹はなかなか減りにくいんだそうです。
内蔵守ってくれているなら、残しておいてもいいのかあ
いや、よくないな・・・・・・
さてはて。
今日のテーマはこれ。
先日、こんなブログを書きました。
週報って本当に書くのに時間がかかりますよね。
しかし、なぜ週報が必要なのかを考えると
書き方が変わってくるものです。
週報は、2つの役割を持っています。
一つは、本部に店の状態を知ってもらうために書きます。
なんで売れているのか、なんで売れていないのか。
その理由を知り、各店にアドバイスをしたり、店に合わせて施策を考えたりなどします。
二つ目は、自分たちが店を振り返るために書きます。
どのような取り組みをしていたかを整理することで
次週からその取り組みを続けるのか、それともやり方を変えるのかなどを明確にします。
また、現状を書くことで、次の年にやり方を振り返ったりできます。
私はエリアマネージャーだった時期も長いので
お店のスタッフが書いてくれた週報を読むことも多かったのですが
そのときに、こう書いてくれたら活かしやすいのにな、と思ったことがあるので
このブログと言う場を借りてみなさんと共有したいと思います。
では、実際どのように書けば活かしやすくなるのでしょうか。
昨日のブログでは、こんなふうに言い換えました。
【ビフォー】
今週は、気温の低下が影響し、来店数も減少した。
そのため、セット率や客単価のアップを目指した。
売れ筋のトップスにはインナーを組み合わせて販売するようスタッフに指示した。
【アフター】
先週は春コートのお客様が多かったが、今週はダウンコートを着ているお客様が目立つくらい、気温が低下した。
そのため、先週はセット率1.3だったが、今週は1.5を目指した
また、客単価5,600円だったが、今週は8,200円を目指した
売れ筋のトップスにはインナーを組み合わせて接客するよう、ノートに書いて、スタッフが読んだらハンコを押してもらうようにした。
アフターを呼んでみると、どのような施策をしたかはわかるのですが
それがうまくいったかどうかはわかりません。
すると、読んでいる側は
「売上はいいけど、この施策がうまくいったということなのかな?」
「売上が悪いけど、この施策がうまくいかなかったということなのかな?」
など、悩んでしまいます。
どこをアドバイスしたら、売上が上向いたり、スタッフがスキルを習得できるかが見えてこないんですよね。
そして、次の年、自分がこの資料を振り返ったときにも同じことが起こります
「この通りやって売上が上がるのか上がらないのか」がわからないんです。
それじゃあ、どうするのか。
例を書いてみました。
先週は春コートのお客様が多かったが、今週はダウンコートを着ているお客様が目立つくらい、気温が低下した。
そのため、先週はセット率1.3だったが、今週は1.5を目指した
また、客単価5,600円だったが、今週は8,200円を目指した
売れ筋のトップスにはインナーを組み合わせて接客するよう、ノートに書いて、スタッフが読んだらハンコを押してもらうようにした。
(ここから先を付け足し)
しかし、ノートに書いたものを読んでもらったものの、いざ接客になると忘れてしまったスタッフが多かった。
そのため、セット率が1.3と変化がなかった。
来週からは接客前に思い出せるよう、癖付けができるように強化する。
具体的には、朝礼時に毎日1人ずつコーディネートの発表をする
接客が終わった時にセットができなかった理由をスタッフから聞き出し、原因を解決できるようにロープレをする
どのような点を付け足したのか、解説していきます。
まず、やった施策がうまくいった(うまくいかなかった)ことを記入します。
この場合は
ノートに書いたものを読んでもらったものの、いざ接客になると忘れてしまったスタッフが多かった。
です。
施策がうまく行かなかった時って
- 読んでいないのか(ノートを置く位置が悪かったのか)
- 読んだけど、書き方が悪かったのか
- 読んで理解しているけど、ノートの内容を活かせていないのか
など、理由が様々あり
それぞれに改善する方法が違ってきます。
でも、この例のように
読んではいる
→読んでもらうような対策は必要ない
でも、接客になると忘れてしまった
→接客で忘れないようにする
と書ければ
じゃあ、接客で忘れないようにするにはどうすればいいのか?
と、対策を考えやすくなるのです。
今回はその対策について
接客が終わった時にセットができなかった理由をスタッフから聞き出し、原因を解決できるようにロープレをする
と例で書きましたが
これを見て、エリアマネージャーは
「他の店でロープレする時は、こんなふうにやっていたよ」とか
「ロープレもいいけど、ラインしてもいいかも」
など、より細かなアドバイスができます。
また、自分の店でうまくいっていることは
他の店でも実践してもらえるようになり、ブランド全体の底上げになりますよね。
このように、週報で今週の反省点を書くときは
- 行動を具体的に書く
- どうしてうまくいったのか(いかなかったのか)を、書く
- それに対して、どのようにしていきたいのかを書く
ようにすると、活かしやすくなります。
ちなみに、他の人も見るから
と、賢そうに書いてくれる人もいるのですが
読んでいる側からすると
「何をいいたいのかさっぱりわからない・・・なんとなく良さそうなような、良くないような」
とモヤモヤして終わってしまいます。
極端に言えば小学生でも実践できるような
具体的で細かい行動で書いたほうが、読んでいる側もアドバイスしやすかったり
次の年に自分が読んでも実践しやすいです。
というわけで、今回は書いておいてよかった!と思える
週報の基本についてお伝えしました。
また、月曜日!
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