嵐の子育て奮闘記シリーズ
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ぐちゃぐちゃのノート
てっきりお友達との関わりの問題を
指摘されると思い
胃をキリキリさせながら
担任との面談に行ってみると…
先生からのお話は
娘の授業中の様子についてでした
娘は上手く書けなかった時など
イライラするとぐるぐる書きをして
ノートやドリルを真っ黒にしてしまうそう
先生はその都度厳しく注意しているとのこと
ご家庭でもしっかり指導して下さい
と母も叱られ面談は終了
ベテランの先生から
そう言われてしまったので
ノートやドリルにぐるぐる書きはダメ
と家でも繰り返し伝え続けました
が・・・
事態は良くなるどころか
ますます荒れていく娘
後日、先生からのお電話
今日もウタちゃんがノートを
ぐちゃぐちゃにしてしまったので
それを全部消して書き直すまで
次の時間のレクに参加させませんでした
そうしたら全部自分で消して
ちゃんと書き直せましたよ
お母さん
この子は頑張らせればできるんです!
とのこと
ものすごいドヤ声でした
それを聞いた私は
何だかとてもモヤモヤモヤモヤ…
本当にそうなのかなぁ?
無理矢理頑張らせることが正解なの?
それでもまだまだ勉強不足だった当時の私
先生の勢いに押されるように
頑張らせればできるんだの
昭和的根性論で
知らず知らずのうちに
娘を追い詰めてしまいました…
今なら娘の気持ちが痛いほど分かります
ノートのぐるぐる書きは
もうこれ以上頑張れない…辛いよ
という娘からのSOSだったんです
学校、行きたくない…
一学期、あんなに楽しそうに
学校に通っていた娘でしたが…
二学期も終わりに近づいた頃
お腹痛いから学校、行きたくない
と言い出しました
担任の先生に連絡すると
とにかく一度連れて来て下さい
とのこと
娘には、先生に会って
「今日はお休みしたいです」って言えたら
一緒に帰って来ようと約束しました
そして重い足取りの娘を
何とか学校まで連れて行き
職員室の先生に声をかけると…
ウタちゃん、じゃあ先生と教室行こうか!
と強引に私から娘を引き離し
手を引いて連れて行ってしまいました
あの時のママの嘘つきと
責めるような、悲しそうな娘の表情を
私は忘れることができません
そして…
お母さん、こういう時は
甘やかしたらダメなんですよ
と言いながら
ハエでも追っ払うようなジェスチャーで
私にとっとと帰るよう促しました
呆気に取られつつ
何も言えずとぼとぼと帰る私
悲しいのか、悔しいのか、
分からないけれど涙があふれました
この後
何度もこの先生とやり取りをして
ゆっくり話してみると
分かりあえる部分もあることに
気づくのですが…
この時は
いや…この先生、ちょっとムリかも
とさすがに落ち込みました
とても理解がありいつも温かく
寄り添ってくれた幼稚園に比べ
もちろん厳しい環境になると
覚悟しつつスタートした
小学校生活でしたが…
その落差は想像を
はるかに超えるレベルでした
あの時娘に必要だったのは
無理矢理頑張らせることなんかではなく…
できていることをたくさん褒め
大丈夫だよと
安心させてあげることでした
残念ながら
それに気づくことができなかった
小学校生活のスタート
嵐の日々はまだまだ続いていきます…
お読みいただきありがとうございました
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