魅惑の紙パックジュース ブリックパックについて考察してみた
今日の夕方、イトーヨーカドーに行ってきました。
家から徒歩10分の場所なので、結構な頻度で足を運びます。
買い物も終えると、体は自然とマクドナルドへ。
コーヒー貴族たる楊胡さんは“とりあえず”コーヒーを片手に持ちたがります。
コーヒー貴族と甘味狩り
外はすでに暗く寒かったので、マクドナルドのホットコーヒーを片手に帰ることにしました。
店を出て駐車場を歩いていると、目の前には暗闇を明るく照らす自動販売機群。
3、4つ並んでいる自動販売機を通りすぎようとした時、あるものに目を奪われ立ち止まりました。
「こっちの方が飲みたかったかも」
(中段の左の照明が暗くてわかりにくいのですが、「深みのキリマンジャロブレンド」なる商品があります。それが飲みたかったのです。)
日本の自動販売機の多さは世界でも群を抜いているのはご存知かと思います。
コンビニがないような場所でも、自動販売機があったおかげでノドを潤すことが出来たという方もいるのではないでしょうか。
また、当然のようにある自動販売機もなければ心細いものです。
特に、夜間に道を照らしてくれる事で救われている方も多いのではないでしょうか。
多くの自動販売機で扱っているのは缶ジュースですが、たまに紙パックのジュースを扱っている自動販売機ってありますよね?
紙パックのジュースって特においしそうなパッケージのものが多くないですか?
とは言ってみたものの、そう思うのは僕だけかもしれません。
そういう訳で、紙パックのジュースがなぜおいしそうに感じるのかを考えてみました。
色使い
紙パック独自の配色?
こんな色した缶ジュースが並んでいるのは見たことがないですよね。
この色がスチール缶にはできなくて紙だから出来るのか、それとも少数派の紙パックなりの戦略の表れなのかは定かではありません。
ですがこの色使い、少なくとも僕には有効なようです。
ちょっと変わり種
ヨーグルト系飲料、イチゴ牛乳、バナナ牛乳などなど。
紙パックだから炭酸飲料は無理にしても、スポーツドリンク・お茶などのスタンダード商品もありません。(お茶は場所によってありそうですが)
コーヒー系飲料はありますが、「キリマンジャロ」を全面に押した商品であることからも、スタンダードというよりは一部のコーヒーニーズにうったえかけていますね。
希少性
スーパー、コンビニではあまり扱っていない商品ばかりが並んでいます。
缶ジュースと違って、「この機会を逃したら次はいつ飲めるかわからない」と思わせてくれる“希少性”があります。
設置場所
あくまで僕の経験則ですが、紙パック自販機はテーマパークや大型量販店などに多いように感じます。
日常的に通る場所ではなく、休日に行くような場所に多いのは、「非日常による開放感」を利用した戦略ではないでしょうか。
高級感
商品のブランドを見ても「バンホーテン」「ミニッツメイド」など、高級感を感じられるブランドであることも大きいと思います。
同じ商品を350ml缶で出すと原価割れするのかな?
紙パックの量だから出来ることなのかもしれませんね。
(紙パックの容量は200ml)
情報量
平面と曲面では頭に入ってくる情報量が異なります。
【紙パックと缶の比較図】
平面である利を生かして、キャンバスを広く使ってデザインを作ることができますね。
甘さ(甘ったるさ)
清涼飲料水に入っている砂糖の量を言い出してしまうと、もうジュースそのものが飲めなくなりそうなので数字は出しません。
でも、イメージでいうと紙パックの方が“甘ったるそう”なジュースが多いとは思いませんか?
パッケージの配色による“思い込み”もあるかもしれませんが、このラインナップに「無糖」が並ぶとちょっとおかしいと思います。
紙パックのような少量だからこそ、「甘ったるそうだけど飲んでみよう」という気にさせるのかもしれませんね。
と
つらつらと偉そうな事を書いてきましたが、戦略だろうがなんだろうが欲しいと思って買うのは個人の自由。
現に僕も心を奪われてしまいましたもの。
次にイトーヨーカドーに来る時は、マクドナルドの誘惑を振り切ってこの自動販売機の前に立ちたいと思います。
とはいうものの、残念な事に気がついてしまった。
温かいのは売ってないのね(^_^;)
楊胡さんが紙パックを手にするのは
春以降になりそうです。
◆◆◆◆◆◆
ブログを書いている最中も「紙パック」だけではピンと来ませんでした。
記事をアップしてから思い出しました。
この形状、ブリックパックって言いますよね。
【ブリック(brick)=煉瓦・レンガ】
「ブリックパック」の名称は、明治乳業の登録商標とのことです。
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