片道航空券でアメリカ入国 | じろうとめぐ旅日記
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2013/11/26


サントドミンゴの宿から空港まで、スペイン人とタクシーをシェアした。


このサントドミンゴから空港までの海岸通りが、想像していたドミニカ共和国の風景が見られる。


スカイブルーのカリブ海、そしてヤシの木。


そしてタクシー運転手が急に止まり、なにかを買いに行った。



「ほれ、ビール飲みな!!」




ギンギンに冷えたビールをプレゼント!


この運転手、超イケてるわо(ж>▽<)y ☆





「かんぱ~い!」
運転手



ってアンタも飲むんかいΣ(・ω・ノ)ノ!




この風景を見ながらの、ビールは最高!!


ロストバゲージと”うっかりサンディ”の件もあって、ドミニカ共和国ではあまり良い思い出がなかったけど、



最後の最後で一番の思い出ができたよ☆☆




空港に着き、緊張が走る。



そう、タイトルの通り



アメリカを片道航空券で入国することにチャレンジ!!




アメリカ出国用のチケットがないと入国拒否されるとのこと。


このブログを読んでくださってる方からすれば、


それがどうしたの?

チャレンジ!?なにをそんな大層な事言ってんの!



と感じると思いますが、


計画性のない私たちのような旅人にとって、出国チケットを買うなんて準備はできない。


だから、旅人がよくやるアメリカン航空の仮予約で、

ロサンゼルスから日本に帰る、それっぽいEチケットだけは用意しておいた。(要は偽Eチケット)



ただ不安なのが、こんな偽Eチケットが通用するのか?


それと、私たちの英語能力の低さ。。


ネイティブな英語でペラペラペラペラ質問されても回答できず


オドオドして怪しまれ、はい入国拒否ってならないか!?


調べると、稀に出国チケットの掲示を言われず入国できた人もいるとか、いないとか。


これに賭けるしかない。あとは怪しまれないようにしなくては。












第一印象は視覚で決まる!!




初対面で好印象を与えるには、見た目が大事なんです。

これがノンバーバルコミュニケーション(非言語伝達)の影響が強いと言われるゆえんなんです。

by某ホームページより





私たちに必要なのはこれだっ!!



今日の俺は、


ナイキのTシャツにブルージーンズのアメカジスタイル。


これはもうナイキ好きのアメリカ人が、大喜びすること間違いなし!



めぐは、


A・I・C の洋服に、清楚な日本人の印象を与える三つ編みでバッチリ決め込む。





今回のフライト↓

・サントドミンゴからフォートラウダーデール(マイアミの近く)

・航空会社=JetBlue

・料金=1人、約25,000円




第一関門=航空会社チェックイン



特にアメリカの出国チケットを持っているか?掲示しろ!とも言われず、

なんなく航空券を発券してくれた。




第二関門=ドミニカ共和国の出国イミグレ



ここではまだ俺のアメカジスタイルも効果がない。


それならいつものアノ手を使うしかない。


俺の番になり、受付の前に立ち、女性係員と目を合わせ、


「ブエナス・タルデス (こんにちわ)」
 ちょっと声高に


そして、


JAPANと書かれたパスポートを、これ見よがしに掲示してからの、



満面の笑み( ̄ー☆ kirarin





今日も決まったぜ。スタンプ間違いない。



前にもお伝えしましたが、イミグレでは、


・世界の国のこんにちは、

・JAPANパスポート

・スマイル



これさえこなせれば、日本人なら簡単にスタンプをもらえます。




ギロッ!! 
イミグレの人



この鋭い目。


なにも悪い事してないのに、

(俺、なんか悪い事してしまったかもしれない?)


って感情にさせられてしまい、ドキドキがとまらない。



イミグレの人は、いっつもこういう感じで脅してくるが、


最後はスマイルで「ジャパニーズね!?」、「良い旅を」ってスタンプを押してくれる。


はずなのに、




「あなたはアッチ行って!!」





う、うそ~んΣ(・ω・;|||




まさかの不審者扱いで別室行き。。


俺の次の番のめぐも、同じく別室箱行き。



中に入ると、今これから昼飯をちょうど食べようとする女性係員が、


私たちが来たから食べられず、ランチボックスの蓋を閉めなおして、


不機嫌そうな態度で、


「パスポート( ̄^ ̄)」



の一言。


ドミニカ共和国には何日滞在したの? -8日間

その前はどこの国に滞在してたの?
 -ジャマイカ

これからどこ行くの? -フォート・ラウダーデール

アメリカね。その後は?
 -日本 (ウソだけどね)

日本に帰るのね。あなたの両親はどこに住んでるの? -日本です

アメリカのESTAは申請してる?
 -はい

それじゃESTAを見せてくれる?



とにかく、質問攻め。


たまたま俺だけ手元に用意していた、ESTAのコピーをみせると、


あなたの奥さんのは? -手元にはないです。でも申請済みです。

なんであなたはコピーを持ってて、奥さんは持ってないのよ?


-はい、なんででしょう。わかりません。けど、申請した時に、そちらサイドで申請確認はできるからコピーは要らないと聞いてます。


また不満そうな顔で、出国カードにサインをしてくれ、イミグレに戻ってスタンプを押してもらった。




そして無事出国!!





機内サービスでもらった、ジェットブルー限定の青色ポテチ。




そして第三関門=アメリカの入国イミグレ



なかなか前に進まない列。他の国のイミグレと違って、イミグレにかかる1人の時間が長い。


なかには、別室行きさせられる旅行者もチラホラ。


そしてドッキドッキで私たちの番。



「ニーハオ」 -ノー、日本人です


「だから言っただろ、ニッホンって」


(極度の緊張のあまり、片言の日本語”ニッホン”が”ニーハオ”に聞こえてしまった)



「ジャパンのどこ?」 -ヨコハマ


「オー!ヨコハマタイヤね」 -イエス☆


どこに滞在するの?


どのくらい?


二ヵ月も!ロングバケーションだね!はっは~☆




いつものイミグレ職員の威圧的な質問はなく、


普通の会話を織り交ぜながら質問をしてくる、さわやかな男性職員。


この前はどこに滞在してたの? -ドミニカ共和国

日本からドミニカ共和国に行ったの? -いえ、ジャマイカからです

スタンプいっぱい押してあるね。どこから旅行スタートしたの? -オーストラリア

ワーオォ!!



ここでも特に出国チケットの事は一切聞かれず、入国スタンプをもらった。


やっぱり第一印象が良かったか!?



「さっきの職員、トムクルーズ似で良い人」
三つ編みのめぐ






第四関門=アメリカ入国の検疫




ここでもごく普通に、


どこに滞在するの?
 -マイアミ

どのくらい? -マイアミに1ヵ月 (ウソです)

ワオー、リッチね!

現金はいくら持って来てるの?
 -1,000US$



かんたんな質問をされ、荷物検査も免除された。


*ここでも出国チケットのことは一切聞かれず。



とういことで、



出国チケットなしでもアメリカ入国できました!!



*たまたま運が良かっただけだと思います。


アメカジスタイルとか、三つ編みとかは関係ありません。