
深掘り「さよならを教えて」フランソワーズ・アルディ追悼
※6/13 追記しました
真剣な表情でレコードを聞くアルディさん♡
フランソワーズ アルディさんの2度目の
命日(6月11日)を迎えるにあたり 彼女の代表作「さよならを教えて」 Comment te dire adieu についてちょっと深掘りしてみたいと思います。
この曲の誕生秘話については 多くの方々が書かれているので 何を今さら…ではあるのですが 最近アルディさん自身が2008年に出版された自伝『Le Désespoir des singes... et autres bagatelles サルの絶望』を読んでいて その中でこの曲について語られているエピソードから ちょっとご紹介☺️
1968年のある日。音楽プロデューサーに呼び出されたアルディさんはレコード製作の為にセレクトされた多くの楽曲を丸一日かけて聴いてました。でも なかなかピンとくるものがなくて…苦痛😭
ブティックに長居し買いたい服が見つからないのに 店員さんに申し訳けなく手ぶらで店を出られずにいる…そんな気持ちになり鬱になっていたアルディさん。
「アメリカのメロディを聴いたら 少し気分が晴れるメロディーのがあるかも?」と考えていくつか曲かけてもらいました。
そしてその中に「It Hurts to Say Goodbye」があったのです! 気に入ったアルディさんは家に持ち帰りたいとテープにコピーをしてもらいました。(当時はカセットテープの時代ではなかったからリールだと思います)
そして信頼するマネージャーのリオネル・ロック(Lionel Roc)氏に曲を聴いてもらい相談したところ
セルジュ・ゲンズブール氏に作詞を依頼しては?との提案。 アルディさんは"ゲンズブールはシンガーソングライターなので自分で作曲したメロディーにしか歌詞を書かないのでは?“と 提案に反対したそうなのですが…
「このメロディに詞をつけられるのは
フランス・ギャルやジュリエットグレコなどに面白い曲を提供していたゲンズブール氏しかいない!」と マネージャーの熱意ある主張を受け入れました。
そしてセルジュ・ゲンズブール氏の自宅に直接会いに行きこの曲の作詞を依頼する流れとなったのでした。
この時アルディさんがオフィスで聞いたのは⬇️このバージョン。
忘れられない印象的なイントロ。メランコリックな素晴らしい作品になるという閃きがあったのでしょうね☺️✨️✨️
「It harts say goodbye」 はアメリカ人の
※アーノルド・ゴーランド氏(Arnold Goland)とジャック・ゴールド氏(Jack Gold)の2人のコンビで作られた作品ですでにスローバラードの女性ボーカル曲として 英語圏ではヒットしていた作品でした。でもアルディさんが聴いたバージョンは歌詞無しのインストゥルメンタルでした。当時流行っていた高品質のラウンジミュージックとして作曲を担当したアーノルド・ゴーランド氏が自分のオーケストラで録音したアップテンポな明るいメロディ。
曲調も変わっているので 過去にヒットした経歴のある曲だとアルディさんは全く知らなかったそうです。
エックスex-を多用した言葉遊び♪
つい口真似したくなる 実際この言葉遊びは🇫🇷の若者の間で大流行し 翌69年の大ヒット曲になったのでした。
ex-amour(元恋人)ex-plication(説明)、
s’ex-poser(さらけ出す)pyrex(パイレックス火にも耐える心)、Kleenex(涙を隠すティッシュ)…
ヴォーグレコードからの独立をめざして
自分のレコード製作会社“アスパラガス“を立ち上げたばかりのアルディさんにとっても アイドル路線から脱却し 大人の歌手として認められる大きな一歩となりました。
ところでこの原曲の作者アーノルド・ゴーランド氏は ビートルズやビーチボーイズ
そして日本のJ-POPの大瀧詠一さんなどにも
影響を与えたフィル・スペクターの楽曲作りにアレンジャーとして参加し貢献した方なんだそうです。
「ウォール・オブ・サウンド」というフィル・スペクターの特徴である多重録音と同時演奏手法の作品を強力に支えられたとか。
音楽業界ってつながっているんですね☺️
この曲が日本版タイトル「さよならを教えて」としてリリースされたのは 4年後の1973年の事なんです。 ユーミンに影響を与えるなど日本ではなんとなく'70年代のイメージのある この曲 実は'60年代の曲なんですね!
なお 「さよならを教えて」この日本語タイトルを命名し この曲の魅力をさらに詩的に印象的づけてくださったのは当時レコード会社でアルディさんの担当をされていた音楽評論家でプロデューサーの立川直樹さんです。 立川さんと言えばゲンズブールとも交流があり…あ〜っまだまだ書きたい事があるので…近いうちにまた深掘りの続編を書きますね☺️
アルディさんが亡くなられて早くも2年が経ちましたが SNSではカヴァーやネットミームも数多く作られていて🇫🇷フレンチポップスの⭐️アイコン⭐️としてますます愛されていますね
こちら⬆️のシングルレコードがアルディさんのcomment tu dire adieuの大ヒットを受け
て 急遽 フランスでリリースされた アーノルド・ゴーランド氏のインストゥルメンタル版が収録されたものらしいです。
この大ヒットにはアーノルド・ゴーランド氏(Arnold Goland)とジャック・ゴールド氏(Jack Gold)のお2人は嬉しかったでしょうね!
元ネタだとわかるように わざわざLe version originale de It hurts to Say good bye Comment te dire adieu と印刷されているところが面白いですね☺️
https://www.tapiocahiroshi.com/post/2020-06-22-it-hurts-to-say-goodbye-and-comment-te-dire-adieu
参⬇️考にさせて頂きました。

こちらが⬆️当時の日本版シングル「さよならを教えて」500円!
生誕祝♡フランソワーズアルディBon anniversaire ♡
少し投稿が遅くなりましたが1月17日は
フランソワーズ・アルディさんのお誕生日(1944年) 。
私と同じ⛄️冬生まれのアルディさんですが…
幼い頃はどんな感じだったかというと…

想像どおり可愛いらしい表情 天使✨️ですね
そして少し成長された頃は…

すでに私達が見慣れているアルディさんの思慮深さとデリケートな美しさがではじめてます💞
あらためてアルディさんお誕生日おめでとうございます🥳
他界され すでに2度目のお誕生日になりますが…ご家族をはじめ世界中のファンがお祝いしておられます😊
愛息トマデュトロンさんのインスタより⬇️
La plus belle née 🎂un 17.jenvier

トマ&アルディさん
ジャック・デュトロン氏&アルディさん
ご家族とご一緒ならではの柔らかい笑顔♡
前回のブログでアルディさんの乗馬シーンのお写真などお届けしましたが 馬(horse)がタイトルに入っている曲がありますのでご紹介します。
Magic horse
この曲は フランスでのアルバム “Soleil“の "Je fais des puzzles “ に先立って1969年末にだされた全曲英語のアルバム“One -nine-seven-zero "に収録されています。 英国でも大人気だったこのアルバムはAmazon musicやレコチョクなどでダウンロードできます🎧️
こちらはフランス語⬇️丈短めのパンタロンで歌っている姿が素敵ですね!
JE FAIS DES PUZZLES(夜のパズル)
Il avait des yeux décembre
Un sourire de juillet
Il me disait des mots tendres
En hiver comme en été
Le soir, le soir, je fais des puzzles Le soir ,
le soir ,je me sens bien seule
その瞳は10月でそのほほえみは7月
やさしい言葉を私に言った
夏と同じに冬も
夜のパズル
夜は独りでいるのが好きなの
Il avait des façons Londres
De me promettre Corfou
Mais au soleil ou á l'ombre
Je le suivais n'importe où
Le soir, le soir, je fais des puzzles
Le soir, le soir, je me sens bien seule
ロンドン調でコルフ島の約束をして
太陽にでも影にでも どこへでも
彼について行ったの
夜 のパズル 夜は独りでいるのが好きなの
Quand j'avais les idées noires
Il les peignait tout en bleu
De ce bleu un peu bizarre
Que je trouvais dans ses yeux
Le soir, le soir, je fais des puzzles
Le soir, le soir, je me sens bien seule
私が持っていた陰気さを
全部ブルーに変えてくれた
ちょっと変ったブルーだった
それは彼の目の色と同じだった
夜 のパズル
夜は 独りでいるのが好きなの
Il est parti en croisière
Sans me dire où il allait
Dans quelques années-iumière
Il m'a dit qu'il reviendrait Le soir,
le soir, je fais des puzzles Le soir,
le soir, je me sens bien seul
彼は船に乗って行ってしまった
どこへ行くかも言わずに
何光年かたったら
帰って来るかも知れないとだけ…
夜 夜の私のパズル
夜 夜は独りでいるのが好きなの
https://share.google/QOt6DG9HyuVbhnfCD
2026 Bonne année! 冬のフランソワーズ・アルディさん

2026年 謹賀新年
午年にちなんでのお写真です♡
Françoise HARDY à cheval.
(乗馬するフランソワーズアルディさん♡)
こちらは1967年の12月にイタリアで撮影されたフランソワーズアルディさんの乗馬の様子。
つい流行りの(笑)AI写真かしら?と思ってしまいそうですが GettyImage社の詳しいクレジットもあるParis MATCH誌の記事に掲載された写真だそうです。 カラー写真もありました⬇️

子供の頃は夏休みをオーストリアで過ごしていたというアルディさん。乗馬スポーツの機会も多かったのでしょうか。 リラックスしていてとても楽しそうです。
「自分の部屋で読書をしたり占いをするのが大好き」と自分語りするアルディさんなのですが 実は移動手段として若い頃から車やバイクに乗るなど普通に活発な一面もあったりします☺️

⬆️こちらはHONDAのバイクCB750 Fourに乗っている有名な写真ですが 撮影用の小道具などではなく 1960年代後半実際にアルディさんが所有してパリの街中を走っておられていたバイクだったそうです☺️
参考ページのリンク⬇️
そういえば ジェーンバーキンさんは大型バイクにまたがって 「Kawasaki」というタイトル曲(ゲンズブール作品)をそれはセクシーに歌っておられたのを思い出しました。
🇫🇷カリスマアイコンのお二人と日本製のバイク(moto)の関わり 本当に素敵です
✨️✨️
ところでフランス語の俗語(スラング)では、「kawasaki(カワサキ)」という単語はバイク全般を指すスラングとして使うことがあるとか…
というわけでこちらはHONDAの上でポーズをキメるバーキンさん⬇️
その♪KAWASAKI(残念ながら動画はみつからず)⬇️
バイクも馬も関係ないけど フランソワーズアルディさんの冬の定番曲といえばこちらです⛄️⬇️
Song Of Winter
https://share.google/WtryOiP7EOIfzRMBi
この曲はアルディさんのフランス語曲 月の花「fleur de lune🌙」としてもよく知られています
アルバムSoleil 日本版「アルディのおとぎ話」に収録されています。英語版の歌詞とはかなり違います。やはりフランス語の歌詞が素敵です。
Suis-je la fleur de lune
Ou bien l'eau qui dort
Je suis née dans une brume
Là où le vent vient du nord
私は月の花
それともまどろむ水
私は霧のなかで生まれた
北風が吹いてくる処
Suis-je l'herbe sauvage
Ou le ciel de pluie
Viens te prendre à mon mirage
Te noyer dans mes yeux gris
私は荒野の草かしら
それとも雨の空
私の幻をとりに来て
私の灰色の目のなかでおぼれに来て
Ou que tu sois je t'appelle
Je sais que tu m'entends
Je sais qu'il faudra que tu viennes
Ma cage est grande ouverte
et ma prison t'attends
どこにいようと私はあなたを呼ぶ
聞こえてるってわかっている
あなたは来なきゃならないってわかっている
私のカゴは大きく開いて
あなたを捕らえようと待っている
Suis-je l'étoile ou l'algue
Suis-je le faux semblant
Viens t'enrouler dans mes vagues
Elles ont comme un gout de sang
私は星それとも海草
私はまがい物なのかも
私の波にまきこまれに来て
それは血のような味
Suis-je la fleur de lune
Ou bien l'eau qui dort
Suis-je l'herbe sauvage
Ou le ciel de pluie
Viens dans mon mirage
Au fond de mon nid
私は月の花かしら
それともまどろむ水
私は荒野の草かしら
それとも雨の空
私の幻しのなかに来て
私の巣の奥底の…















