ハイク・ステアーズの行方。。

天国への階段が。

揺れる階段の行方。

Haiku Stairs 解体へ。

その後、整備するかもと。

長らく、この階段を巡り

解体すべきとするホノルル市の方向性に対し

残すべきとした "Friends of Haiku Stairs" は

維持と公共の駐車場整備などを掲げて

署名活動など存続を訴えて来ました。。が。

Honolulu mayor clears way for removal of Haiku Stairs after years of community debate

Honolulu Mayor approves measures to remove Haiku Stairs

以上 2件の様に、事故が絶えないそうで。。

ハイク・ステアーズ。

カネオヘ側の階段側からショートカットによる

アクセスは、その入り口に住宅街があります。

近隣の不法駐車やサンライズの時間帯を狙って

深夜から騒がしくアクセスする者もおり、

問題になっていました。

Fed up with trespassers, residents near Haiku Stairs praise decision to tear them down

何故に階段側のアクセスが絶えないのか。

実際、下の行程マップで比べてみると。

左が不法なアクセス

右が正攻法のアクセス

確かに左の方が楽に見えます。

階段だけで、登り切っていますが

同じ標高を短い距離、しかも階段のみで登ると

その辛さは容易に想像できると思います。

この階段。一見すると、普通に見えますが

アンテナ施設から少し降りてみると、

高さが異なる箇所も多々あり、一段登る毎の

エネルギー消費が大きいと思いました。

ココヘッドの枕木は、スイスイ登れますが

ハイクステアーズの階段は、かなりハードです。

その上、全く整備されていません。

その階段が、3922段です。

(ちなみにココヘッド・レイルウェイは1048段)

少し下って、戻っただけでも大変でした。

全くお勧め出来ません。

それでも、この象徴的な階段と、登頂を狙い

ハイカーは懲りずに訪れていました。

階段の整備もされておらず、危険であり

踏み外して滑落事故も絶えなかったそう。

最近の事故。

Crews rescue injured hiker at Haiku Stairs

まぁ、こう言う事故は茶飯事なんですね。

イリーガルなアクセスは、今後も繰り返され

階段アクセス付近の住民が迷惑を被るのです。

民家の庭にズカズカと入り込むそうで、

その不法侵入は月に 200〜300人 いたそう。

しかも夜明け登頂を狙ってるので

侵入時間は、深夜2〜3時が多いとか。

この現状から、階段の撤去ではなく

どうにかアクセス元の駐車場など整備して、

入場を有料にして管理、維持をしようと

"Friends of Haiku Stairs" が活動していた。。

と言う訳なのです。

しかし、イリーガルなアクセスが絶えず

"Haiku Stairs" を公共のトレイルコースとして

階段側のアクセス整備をするなぞ、近隣住民が

容認する筈もないと言う事です。

そして、最近ではこの有り様。

ハイクステアーズのバンカー内でキャンプして

その沢山のゴミを放置されていたと。。

悲しいです。。

うぅん。。

ハワイと。。ハイク、そしてモアナルアバレーの

自然を美しい。。そして愛してくれるならば

この光景は有り得ません。。

1人1人が、このハイクを守ろう、大切にと

思わなければ、ステアーズだけでなく

モアナルアバレーのトレイルすら、アクセスが

禁止される事もあり得ます。。

トレイルをした身としては。。

確かに魅力的な場所でした。

ここにはどうしても行ってみたくて。。

イリーガルなアクセスをする訳にはいかない。。

正攻法で。。となるとロングハイク。

複雑な分岐も幾つかあり、自力では難しい。。

インスタを通しマイクにお願いしつつ、

降雨量の少ない時期を狙って渡航。

当日は恵まれた天候の中で、

充実したハイクができました。

そのレポが以下になります。

『Stairway to Heaven。。。①』

『Stairway to Heaven。。。②』

『Stairway to Heaven。。。③』

ラジオ局のアンテナ施設まで辿り着くと

オアフ東海岸ならではの、深く瑞々しい緑に

世界大戦時の面影が溶け込んだ、独特な光景が

眼下めいっぱいに、広がります。

遠くに見えるチャイナマンズハット、カネオヘ

サンドバー、ラニカイのモクルアアイランド。。

全てが、階段の向こうに見渡せるのです。

どこを、どう捉えても、惹きつけられました。

後々、この階段が撤去されれば、

モアナルアバレー・トレイルからの

アクセスのみになります。

その辺の存続も気になりますが、

階段を抜きにしても、魅力的なハイクです。

階段がなくとも、このハイクの魅力が

損なわれる事はないでしょう。。

山々の稜線に出れば、気持ちよいハイクが

続きます。。

途中の休憩は、小まめに取りました。

ロングハイクは、休憩がとても大事。

マラソンではしない給食も、マメに摂りました。

今、思い返しても、もう一度ハイクしてみたい。

もちろんモアナルアバレー・トレイルとして。

マイクにお願いするしかないんですけど。。

その続報として。

ハイク・ステアーズは残せるのか？

Could Ha'iku Stairs be saved?

市の資金を注ぎ込んで階段を修復し

またトレイルヘッドを別に造り、整備する事に

関心を示していると報じられてますが。。

階段の撤去には130万ドルほど。

階段の修復、入り口を別に整備すると

更に数百万ドル掛かるとも言われてます。

この階段の行方は、如何に。。

  ​オアフ島ハイクで気になる点。

オアフのハイク。

駐車場が完備されてる所は、あまり無い様な

気もしています。

体力よりも、どこに停めたらいいの？が

一番気になるのです。。

きちんと整備されている所は、数える程度では

ないでしょうか。。

ハワイのハイクですが。。

このハイク・ステアーズはともかく。

オフィシャルのハイクにおいても、

アクセスに関して駐車場の整備がされると

ありがたいのにな。。と思うのでした。