パラダイスの夕暮れ -8ページ目

黄昏の狙撃手

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黄昏の狙撃手/ スティーブン・ハンター

「真夜中のデッドリミット」が素晴らしく、
スワガーの4部作は、それに輪をかけた傑作揃いで、
ワタシ的には絶対的な作家だったスティーブン・ハンター。

しかしながら、
ここのところパワーダウン気味であり、
前作「四十七人目の男」が致命的ともいえる駄作だったので、

この内容いかんでは、
ロバード・ゴダードに次いで、
マイフェバリエットからフェードアウトしかねないトコロだったのですが、

なんとか面目躍如な作品です。



悪党一味の悪だくみを、
孤独なガンマンが一人で立ち向かい、
壮絶な撃ち合いを演じるというストーリーは、

現代を舞台にしているものの、
基本的には西部劇。
それもかなりクサイ西部劇です。

「もう、クリント・イーストウッドも引退したし、
俺達を捕まえるヒーローなんていないさ」

物語の中に、
こんなようなセリフがありましたが、


年老いたかつてのマッチョヒーローが、
悪党一味に単身立ち向かっていく、
この、
現代を舞台にした西部劇は、
クリント・イーストウッドへのオマージュなのでしょう。

小説の中で、
映画化(ザ・シューター)されたときのスワガー役がマーク・ウォルバーグだったことを、
チクリとやっていると思しきセリフもありました。
たしか、スワガーはスティーブ・マックイーンっぽい男って記述があったはずで、
ワタシも、
マーク・サルウォルバーグってどうなのよと、
思ったものでしたが・・・

余韻や深みには欠けるものの、
スピード感と娯楽作品に大きくシフトした小説として、
一気に読み切らせるパワーはなかなか。

これが、
「極大射程」の次に出されていたら、
あまりの軽さに困惑していたでしょうが、

「四十七人目の男」の次だけに、
評価も甘くなろうというもの。


琴線度 75

リケルメが足りない

スペイン対アルゼンチンの親善試合をみました。
親善試合らしからぬ激しさの、
かなり面白いゲームでした。


現在の完成度、調子、
メンバー個々の力を考えると、
スペイン有利は分かっていたものの、


特に中盤のパスワークと、
個々のテクニックは、

まさにバルセロナとその他のチームほどの差があり、
圧倒的な実力差を感じてしまいました。



この中盤の差を一気に詰めるスーパーな選手が、
アルゼンチンには居るのですが、
世界一のへそ曲がりと言われているだけあって、
マラドンとの確執から、
残念ながら代表を退いてしまいましたな。


スペインやブラジルあたりと対等に戦おうとするならば、
今のメンツでは足りてないのは明白なので、
どうにかして復帰してもらいたいものです。



*マンUがシウバを狙っていると言われていますが、
是非とも獲ってちょ!ファーガソン。

物語風 ゴルフ記

日曜日は1ヶ月ぶりのゴルフでした。


実は金曜日に上手い人と練習場に行き、
自分とは思えないような会心の一撃を連発。


当日は275ヤードでパー4というサービスホールがあるのですが、
この調子ならば、
ワンオン出来んじゃねぇのか?と、
邪で不埒な妄想を抱いてしまうほどの絶好調さで、


新打法、
新アイアンセット、
そしてかつてない絶好調と、


まさに期待感ふくらみまくりで挑んだのでありました。


当日は、
「どう?調子は?」
「いやぁ、一ヶ月ぶりだから、ダメでしょう」
などと謙遜するものの、


この謙遜の一言が、
後でお披露目されるスーパーショットをさらに際立たせる布石になるものと、
諸葛孔明なみの智謀をも駆使し、
さりげない演出も抜け目なくこなした上で、
いよいよスタート。


ワタシは2番目に打つことになり、

まずは最初の人がほぼ220~230ヤードのショットを決めたので、

「ナイスショ~~ッ」
と、
心とは裏腹に、
いいなぁ、あんなショットが決って・・・)的なニュアンスを込めた賞賛の言葉を発し、
謙虚で礼儀正しく特別にテンションの上がってない人物を演じながら、

さりげなくティーショットに向かいました。


アドレスよし、
グリップよし、


テイクバックして・・・


トップよし。


あとは、
脇を締め、
脳天から尾骶骨のラインを軸にして、
素早くグルリと回るだけ。


岡田JAPANの「世界を驚かせる」に比べるとスケールダウンは否めませんが、
約3人を驚かせる」であろう爆裂ショットまで、
あとコンマ数秒・・・


ワタシはボールに向かって、
勢いよくドライバーを振り下ろしました。


つづく・・・


*つづきません。

警察署長

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警察署長/スチュワート・ウッズ

1920年代の初代警察署長を皮切りに
南部の小さな田舎町での3代にわたる警察署長の物語。

ほぼ20年前に刊行され、
傑作との誉れ高い本ですが、

ふと、
ルヘインの傑作「運命の日」に近い質感があるのでは、
と思って読んでみました。

前半はあまりページも進まなかったのですが、

2代目署長に暴力的な悪党が就任したところからペースアップし、
黒人への差別、不当な暴力行為が浮き彫りにされる中、

3代目に黒人署長が登場し、
当然のごとく、
窮地に追いやられていくトコロなど、
ほぼ一気読み。

40数年にわたって50人以上を殺し続けた殺人狂や、
KKKによる陰惨な黒人差別等々、
一見平凡平和にみえる田舎町のドロドロした裏側を描きながら、

政治家視点で黒人のあり方について語り、

大きく変わろうとし、
うねりはじめたアメリカの時代の空気感を見事に表現している。
(JKケネディの死を示唆する一言が絶妙なスパイスとなっている)

20年たっても鮮度が落ちてないのが恐るべし。


琴線度 80

消されたヘッドライン

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どんな手を使ってでもネタをモノにする新聞記者を、
ラッセル・クロウが演じれば、
それはそれははまり役だ。

全く無関係な二つの死体が、
実は国家的な巨大な陰謀に絡んでおり、
点と点が結びつけられる中、
殺し屋が暗躍し始める。

このあたりの展開は、
社会派でありながら、
サスペンスとしても一級品。


しかしながら、


大きな疑獄事件にフォーカスしていた物語が、
個人の物語に終息していくラストは、

どんでん返しではあるものの、
一気にスケールダウンした感が否めない。


途中までがかなり面白かったので、
肩透かしも効いてしまい・・・

惜しい。

琴線度 70

サブウェイ123 激突

サブウェイ123 激突


タイトルからして全く面白くなさそうですが、
飛行機の中の暇つぶしにはピッタリかと思って、
見てみました。


予想通りに大したことはなく、

主人公が過去の過ちに対する贖罪の念により、
無謀な追跡行為に走るなど、

物語に多少なりとも深みを持たせようとしているようですが、

2時間ドラマ的な上っ面の人物描写が、
かえってダメダメっぷりを助長しています。


そうは言っても、
ツッコミどころ満載ながら、
そんなにつまらないワケでもなく、
なんとなく見てしまったのでした。


琴線度 60

マドリッド

マドリッドに行ってきました。



ポップ琴線ノート
なにげにヨーロッパ感あふれる噴水。

11月にも関わらず、まるで春先のような温暖さで、

快適に過ごせました。





ポップ琴線ノート
ヘタフェ戦で判定に不満爆発し、終始レフェリーをなじりたおしていたラウルおやじ。

怒声、罵声乱れ飛ぶ素晴らしい雰囲気の中、イグアインの2ゴールでレアルの勝利。

ベルナベウも素晴らしいスタジアム。




ポップ琴線ノート
セゴビアの水道橋(すいどうばし すいどうきょう)

凄いとしか言いようのない物体。


ちなみに半日観光ツアーでは一人50ユーロほどですが、

バスで問題なく行けて、往復たったの12ユーロ程度でした。




ポップ琴線ノート
マヨール広場。

スリ・置き引きの多発地帯らしいのですが、

ヨーロッパののんびりとした休日ムードを楽しめます。






ポップ琴線ノート
もし、スペインに一日しかいられないのなら、迷わずドレドを見よ!

みたいなコトを言われている古都トレド。

こんな写真でナンですが、素晴らしい古都っぷりの情緒あるトコロでした。





プラド美術館(ほとんど日本人で呆然)では、

ヒエロニムス・ボッシュの作品が展示されており、


ハリー・ボッシュシリーズのファンとしては、

ちょっと見ておかねばと思ったわけですが、


最高傑作といわれる 「快楽の園」には見入りました。


これは強烈。



ポップ琴線ノート














ソンドレ ラルケ

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Heartbeat Radio / Sondre Lerche (2009)

ソンドレ君の新譜が、
さり気なくリリースされておりました。

ジャズっぼいのをやったり、
元気にロック調になったり、

このところ、
ちょっと路線変えてみました的だったソンドレ君ですが、
今回は、もともとのシンプルなアコースティックボップ。

プリファブやコステロをカバー(Human Handsという渋いトコロ)したりと、
若いながらもポップ職人といった感のある彼だけに、

この路線ならハズすことはなく、

当然な感じで、
コレもある一定の水準はクリアしているんだけど、

しかしながら、
大当たりってワケでもないところが、
微妙なりソンドレ ラルケ。

琴線度 75

iphoneからエントリーしてみましたが、
勝手が分からず結構大変。

こりゃ厳しい

インテルとバルサが、

マズイ状況に陥ってしまいました。


CL第3節は、

バルサがホームでルビンに敗れる大波乱と、

インテルがホームでキエフとドローという中波乱。


極寒の地でのアウェイ戦を考えると、

両チームとも絶対に勝っておきたかったホームゲームでしたが、

最悪の結果に終わりました。



2チームとも無事に勝ち抜けられるのか?


特にミラノの方が心配だ。。。



ポップ琴線ノート
なんだかんだで突破はしそうな人たち。


ポップ琴線ノート
シャレにならん状況に追い込まれたジョゼさん。頼んまっせ!










マムラーズ

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Don't Throw Me Away / The Mumlers (2009)

前作のヘナチョコ感が絶品だったマムラーズの2nd。

ゆる~い感じはキープしつつも、
重厚感は相当にアップしていて、

泥臭いルーツミュージックのエッセンスを、
たっぷりと取り込んだゆったりとしたサウンドは、

印象としては、
ジョー・ヘンリーにかなり近い。

ゆるいんだけど、
ズッシリと手ごたえ十分な楽曲が並び、

通して聴くと、
ちょっとしんどいですが、

聴くほどに、
味あり。


琴線度 80