黄昏の狙撃手

黄昏の狙撃手/ スティーブン・ハンター
「真夜中のデッドリミット」が素晴らしく、
スワガーの4部作は、それに輪をかけた傑作揃いで、
ワタシ的には絶対的な作家だったスティーブン・ハンター。
しかしながら、
ここのところパワーダウン気味であり、
前作「四十七人目の男」が致命的ともいえる駄作だったので、
この内容いかんでは、
ロバード・ゴダードに次いで、
マイフェバリエットからフェードアウトしかねないトコロだったのですが、
なんとか面目躍如な作品です。
悪党一味の悪だくみを、
孤独なガンマンが一人で立ち向かい、
壮絶な撃ち合いを演じるというストーリーは、
現代を舞台にしているものの、
基本的には西部劇。
それもかなりクサイ西部劇です。
「もう、クリント・イーストウッドも引退したし、
俺達を捕まえるヒーローなんていないさ」
物語の中に、
こんなようなセリフがありましたが、
年老いたかつてのマッチョヒーローが、
悪党一味に単身立ち向かっていく、
この、
現代を舞台にした西部劇は、
クリント・イーストウッドへのオマージュなのでしょう。
小説の中で、
映画化(ザ・シューター)されたときのスワガー役がマーク・ウォルバーグだったことを、
チクリとやっていると思しきセリフもありました。
たしか、スワガーはスティーブ・マックイーンっぽい男って記述があったはずで、
ワタシも、
マーク・
思ったものでしたが・・・
余韻や深みには欠けるものの、
スピード感と娯楽作品に大きくシフトした小説として、
一気に読み切らせるパワーはなかなか。
これが、
「極大射程」の次に出されていたら、
あまりの軽さに困惑していたでしょうが、
「四十七人目の男」の次だけに、
評価も甘くなろうというもの。
琴線度 75
リケルメが足りない
スペイン対アルゼンチンの親善試合をみました。
親善試合らしからぬ激しさの、
かなり面白いゲームでした。
現在の完成度、調子、
メンバー個々の力を考えると、
スペイン有利は分かっていたものの、
特に中盤のパスワークと、
個々のテクニックは、
まさにバルセロナとその他のチームほどの差があり、
圧倒的な実力差を感じてしまいました。
この中盤の差を一気に詰めるスーパーな選手が、
アルゼンチンには居るのですが、
世界一のへそ曲がりと言われているだけあって、
マラドンとの確執から、
残念ながら代表を退いてしまいましたな。
スペインやブラジルあたりと対等に戦おうとするならば、
今のメンツでは足りてないのは明白なので、
どうにかして復帰してもらいたいものです。
*マンUがシウバを狙っていると言われていますが、
是非とも獲ってちょ!ファーガソン。