獅子座と無の亀裂 | 詭弁書蔵 三ツ目亭

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世の中を見ながら思った事を書いていきます。
とんでも占星術やら隠謀論やらオカルト等
真理探求に終わりはないようですな。

 

それでは本日も始めて行きましょう。

 

 

喜ばしくも厄介な感情の

 

「興奮」の部分

 

キング 獅子座

 

説明に入ります。

 

 

人間は常に「恐怖・興奮」どちらかの状況にその心を置くと述べました。

 

わかりやすいのが

 

「ドキドキする」という言葉

 

ホラー映画見た後のトイレへの道のりでドキドキしたのか

 

恋しちゃったのか

 

甲子園でスーパープレイ見ちゃったのか

 

 

どうとも取れますよね

 

 

個人的(主観的)には

 

ドキドキしている状況と

ワクワクしている状況というのは身体的反応として同じだよな

 

と思う訳です。

 

 

それをどう捉えるか、という違いなんですよね。

 

 

 

思い出してください。

 

幼少期に台風が来る、というイベントがあった時の事を。

 

学校が休みになり、

 

大きな風の音を聞きながら夜、布団にもぐりこんで懐中電灯を照らしてみたりと

 

非日常に内心ワクワクしてしまっていた少年少女が

 

たくさん居たと思います。

 

 

「いつも通り」の影に隠された何かしらの可能性を

 

常に探し続けるのが少年の浪漫たるやです。

 

 

裏山を大冒険したり

 

路地裏に入ってみたり

 

 

 

しかし

少し大きくなって地図で自分の街を見てみたら

 

隣町にも入ってない距離の移動だったり

 

実は知り合いの地主さんの土地でしかなかったり

 

何が大冒険かと胸が痒くなったような記憶。

 

 

あると思います。

私だけじゃないハズだ。

 

 

 

最新のゲームを起動する。

買ったばかりの本を開く。

初めて合コンに行く

 

これらも同じ「ワクワク」が詰まっているんですね。

 

 

よく「楽しみー!」と言い表される気持ちです。

 

 

 

子供の遊びに「かくれんぼ」がありますけど

 

「おに=敵」に見つかる不安感を疑似体験してドキドキする遊びですよね。

 

「おにごっこ」もそうですね。

 

おにが探さないとわかっている

おにが追いかけてこないとわかっている

 

それは何が楽しいんでしょうね?

 

ドキドキするから楽しいんですね。

 

言い換えれば

ドキドキしないと楽しくないんですね。

 

 

同じ現象が違う人間に降りかかった時

違う感想を得ますよね

皆さんも経験上、そういう相違に出くわしたこと多々あると思います。

 

実はそれ

獅子座か蟹座のどちらかの領域に位置する違いなんです。

 

要はみんなどっちかに居る

 

雨が降った時

喜ぶ人もいれば

残念な気持ちになる人もいる。

 

そのような違いです。

 

しかし、

あなたは常に

恐怖しているか

興奮しているか

 

この二つのどちらかですよ。

 

と聞かれれば首をかしげてしまいそうになるものです。

 

ところがこの二つの感情状態というのは

あくまでわかりやすい感情の指標に過ぎず

 

興奮は時に「夢中」という姿で表されたり

恐怖は時に「怒り」という姿で表されたり

 

「退屈」という感情は「興奮」と反対つまり「安心」に位置し

「忙しい」という感情は環境を「落ち着けよう(安心しよう)」とする

 

蟹座か獅子座

 

「種」は必ずどちらかの領域に存在し

そこから感情が芽生えていると言えるのです。

 

興奮が危険へと近づき

恐怖が安心へと近づける。

 

そのどちらともの接触点

有名な天頂という意味のMC点の反対側

 

天底を意味するICが

 

思考の基点として表されます。

 

思考に一番大事な要素というのは感情

 

思考というのは行動の是か否かを問うもの

 

個人の思考の中で是か否かって結局、

 

好きか、嫌いか、

でしかないじゃないですか?

世界中がそうです。

 

 

そして重要なのが

 

人は感情を安定させないと思考ができません。

 

よく焦ったシーンでは「落ち着け」と自分に言い聞かせますよね。

そういうことです。

 

なのでICが「安心する場所」として

位置づけられる訳なんですね。

 

図①

 

 

この図の蟹座と獅子座のちょうど真ん中がIC

反対に山羊座と水瓶座の真ん中をMCといいます。

私はMCは個人的解釈として「理性」の点だと考えます。

 

「思考」と「理性」とは対局に位置します。

思考はあくまで個人の中で培われるもの

理性は逆に全体の中で芽生えるものです。

 

少し占星術を知っている方なら

アングルが一星座ぶんずれている事にお気づきかと思われます。

 

 

図②

こちらが一般的なアングルの位置。

西洋占星術でもインド占星術でもこの決まりは同じ。

ただし、ハウス解釈という概念そのものはギリシャからインドに逆輸入されたものらしいですよ。

 

 

これはわざとです。間違ってやったんじゃないですよ。

 

詳しくはまた説明致しますが

 

「こう言われているからそうなんだろう。」

という歴史的見地から見る占星術よりも

 

意識の作用として図①の位置取りでないと

心理の力学的解釈を間違えてしまいそうだと思い

西洋・インド・東洋の12星座の解釈を刷り合わせて私が考えたものです。

 

 

 

それでは次いで

 

獅子座の12星座的位置を見てみましょう。

 

 

図③

 

MC・IC軸を挟んだ他者軸側に位置します。

 

何故この位置に獅子座がくるのか

簡単に結論付ければ

 

「興奮」は外部よりもたらされる物

だからなんですね。

 

既にわかっているものに興奮を覚える人間は居ません。

 

それはその人間に安心をもたらします。

水星座ですね。

 

獅子座は蟹座と正反対の心理的作用を示しますので

「怖いものが好き」なんですね。

 

 

というか、何故興奮が生物に必要かという説明がまだでしたね。

 

そもそも、生物にとって生まれる事自体が危険なんですよ。

 

生まれてしまったら一度も死なない可能性はない訳ですから。

 

そんな世界に誕生する赤ん坊が歓迎される理由はここにあります。

 

生物の本能はよく出来ていますよね。

 

無条件に祝福されると思われている新しい生命の誕生にもきちんと理由があるんですから。

 

つまり、生まれる事、生きていく事というのは

常に危険をはらんでいる物だというのが本能的に搭載されているんですね。

 

それに対し「ドキドキ」もとい「ワクワク」する反応を示すのが生命の重要な立ち位置

 

危険の中でしか生は全う出来ず

遺伝子の絶対条件をクリアし得ない

 

その危険の中での興奮こそが

「可能性の模索」となるんですね。

 

新しい何か

 

前時代より先に進むこと

 

無の世界に生まれる亀裂

 

ビッグバンの最初のきっかけ

 

これが「可能性」という物です。

 

外界からの可能性を感じ、興奮する。楽しむ。

 

 

何故そうするのか

 

それが「生きる」という事だからです。

 

  

それ程に「興奮」というものが重要だと言うことなんですね。

 

心理を知る前に

という記事で生物の生存条件を挙げましたが

 

遺伝子の根本動機は

 

優秀な遺伝子の保存。

 

変化に対応するために自らが変化をする為の大事な動機。ということです。

 

前回の蟹座の記事でも述べましたが

 

蟹座・獅子座の段階では生きようとするからこそ

このワードが当てはめられる。

 

蟹座は月

獅子座は太陽

 

太陽系から見た時、

この二つの惑星の位置から見える物というのは

 

地球の位置なんですね。

 

地球それこそが生命の象徴。

 

生命とは常に未来に存在する。

 

そう覚えてください。

 

この蟹座、獅子座の二大条件が生存の条件ですからね。

 

今後の記事でも使う概念です。

 

 

話が逸れましたが

「可能性」が獅子座の管轄になるということです。

 

山羊座の記事にて「限り」を山羊座が管轄している。と述べておりますが

 

山羊座から8ハウス目に位置する獅子座では山羊座の「限り」を壊す事になります。


山羊座の記事で限界値を迎えた物というのは「完成品」とも呼べると申し上げましたね

可能性を秘めた完成品というのはただの途中経過でしかないんです。

 

 

ハンバーグが完成して

 

いざ食べようとフォークで持ち上げたら

 

バナナになっている。

 

そんな状況に出くわしたら衝撃が走ると思いますが

 

それこそが「可能性」です。

 

 

変化が終わる=完成ということですね。

 

つまり変化の可能性を有している間は未完成。

 

完成を司る山羊座の事象が機能しなくなるんですね。

 

詳しくは山羊座の記事をご覧ください。

 

 

そして逆に獅子座の機能が停止するのは魚座。

 

魚座は真理との付き合いをしていく領域です。

 

獅子座の対向星座である水瓶座にて

 

「可能性」の反対「予測」の領域を学びます。

 

水瓶座の記事

 

可能性

「こうしたらどうなるだろう」

「こうしたら、こうなるかもしれない」

 

予測

「こうしたいからどう行動しよう」

「こうしたいんだが、どれを使おう」

 

ベクトルが逆に向いているのが見えましたでしょうか

 

これがオポジションですね。

 

さらに先へ進む魚座では

特別な物がない事を知ってしまう心理領域ですから

獅子座の興奮が機能を停止してしまう訳です。

 

興奮しなくなる訳です。

 

魚座における視界の広がり方としては

 

真理の前にあるものは全て奇跡的で価値があるものだ。

ということです。

 

予想だに出来る最悪の状況下においてはどの要素も最高の輝きを持っている。

 

世界の美しさの秘密は

 

絶望を

深淵を

悲しみを見ないと気づけない。

 

有名な芸術家が

「芸術家は地獄に生きなければならない」

という言葉を残しておりますが

 

幸せや、美しさが相対的な物である事を知り

それを見て、初めて美しさを知るんですね

 

大人になると涙腺が緩むのはそういう理屈です。

 

実はそれらは

気づけば誰しものすぐそばに潜んでいる物なんですね。

 

真理っていうのは実は生まれてから死ぬまでずっとそばにある物なんです。

 

知っていることに気づくか気づかないか

それが魚座です。

 

だから魚座は「わかっている」位置に立つ訳なんです

 

獅子座からしてみれば

 

それがどうした?

 

と思ってしまう魚座の領域では

ションボリを喰らうしかない訳ですね。

 

双子座の記事にて

獅子座と双子座の注目を浴びる現象の違いを提示しました。

 

双子座は凄いから注目され

獅子座は危なっかしいから注目される。

 

なんにでも触る

どこにでも行く

 

赤ん坊の様になんの恐れも知らずに

好奇心のままに行動する獅子座

 

それは試してみようとする心理なんですね。

可能性は全て試してみよう!

そう思う訳です。

 

そして可能性は常に自分の周りに存在する。

 

生きていさえすれば危険と隣り合わせにあり

 

外部からもたらされる興奮は絶え間なく自分に起こる。

 

樹齢何千年の樹を見れば物語ってくれるように

 

その体にはいくつもの傷がついています。

 

生きる事というのはそれ程に大変だと言うこと

 

その未来に向かって生きるという事が獅子座

 

 

それが

 

火の星座 不動宮 支配星太陽

 

獅子座の姿なんですね。

 

自分という根を張り、なんかわかんないけど

 

わくわくしながら未来を創っていく

 

そういう姿です。

 

 

 

さてそろそろ12星座も残すところ2星座

 

次回は牡羊座です!

 

それでは!