山羊座 形を作る | 詭弁書蔵 三ツ目亭

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世の中を見ながら思った事を書いていきます。
とんでも占星術やら隠謀論やらオカルト等
真理探求に終わりはないようですな。

 

今回は

西洋占星術では何かと厳しいイメージの付きまとう山羊座

そしてインド占星術では陽気で唯物主義的なイメージを持たれています山羊座

 

ここら辺の差異も解消出来るよう

 

山羊座の種がなんなのか

 

行ってみましょう。

 

「社会」と関連付けられる山羊座の特徴としては

 

伝統

忍耐

実際

結果主義

唯物主義

鉄面皮

不動産

 

ここら辺が挙げられますね。

 

武士のような

委員長のような

会社の怖い上司のような

 

お堅いイメージです。

 

エレメントは地

活動星座

支配星は土星です

 

インド占星術では

土星支配の星座はカーストの一番下「庶民」を表します。

 

これには訳があるんですね。

 

江戸時代の家庭とかをイメージすると解りやすいとは思うんですが。

 

「家長」であるお父さんは家庭の中では一家の大黒柱、「王」でございますが

いざ社会に出ますと人柱として働きます。

 

社会という全体の中のひとつになります。

それがいわゆる「庶民」なんですね。

 

つまり「ジョブ」や肩書きによって個人が姿を表します。

 

 

人が生まれて赤ちゃんとして生活する環境というのは

西洋占星術風に説明致しますと王国に存在する王族なんですね。

 

特別なんです。

 

しかし大人になるにつれ

自分は特別では無くなっていくんですね。

 

これは活動する世界が広がるからこそ起こる変化です。

 

蟹座・獅子座の王国星座はそこに存在する事にもう既に意義があるんですが

言ってしまえば存在としては「点」でしかないんです。

 

しかし国交や求心力としては役に立つじゃないか

という事が言えるかもしれませんが

 

そうなると

国王も王女も国という枠組みの一つの「駒」と成り下がってしまう。

という事です。

 

その全体の中に存在する土星領域の山羊座では

 

「実際」という物に重きが置かれます。

 

これは言うなれば「形にしていく」という行為です。

 

それではここに来て何故全体に意識が向くのか、ということですが

 

前回射手座で「生存本能」に由来する生命の目的について言及しましたが

もうひとつ定式を当てはめます

 

「ひとつ先の星座はひとつ前の星座を否定する」

 

という私の提示する仮説。

 

これ前回記事の「陰陽」の概念に基づきます。

 

交互に配置された「陰」と「陽」が切り替わるんですね。

規準となる価値観が切り替わる為、否定や課題として現れる訳です。

 

つまり、射手座の「陽」の段階から

山羊座の「陰」の段階に入る訳です。

 

射手座にて目的を果たして行こうとする中で

山羊座で気づくことは「現状では達成出来ない」という事なんです。

山羊座の段階で「特定の限り」を知るんです。

 

この世のあらゆるものの「限界」を山羊座が司ります。

 

有限である。

というのは「陽」の発想としては芽生えない物です。

 

真理を知った段階で自分もその枠に入っている事を自覚します。

 

こちらが山羊座の種になります。

 

なので「I use(私は使役する)」という立場を取るんですね。

 

限りある物を使っていく。

という価値観です。

 

限界を知るからこそ無駄を嫌い

存在する伝統を有効活用し

結果を重視する事で実際性を大切にする。

 

つまり、山羊座は自分以外の物を大切にするんですね。

それはそのまま自分にひっくり返ってきて

自分への厳しさ、というつまり「自律心」として現れます。

 

その有用性を知るからこそ他人へも厳しくしていくんです。

「自律心」を大切にしている自分の姿が他人から見られる事が必要なんです

 

大切な限りあるモノを使っていく。という姿勢が

唯物主義的に働くこともあれば社会的な姿にも見えるのはこういう訳です。

 

全体の意思が自分の意思であるかのように振舞うからこその「社会」という立場。

 

自分へひっくり返せば

「皆から求められる姿になる」

つまりは「他者から与えられた型にはまろうとする」事を示唆します

 

言葉の上で成り立つのが「社会」ですから

そこから与えられた名前というのは人間の意識の型。

ということです。

 

次回の記事になりますが、

その「他者より与えられる限界」が自分軸に戻ってくる水瓶座です。

 

常識的にホロスコープではアングルが射手座と山羊座の間に来ますが

私は春分点を牡牛座に置きますから

アングルが山羊座と水瓶座の間に来るんですね。

 

なので水瓶座で自分軸に戻ってくるんですが

水瓶座では他者を型に嵌めていく段階になります。

エキセントリックな水瓶座のイメージからは考えづらい言い回しですが

もちろん従来の水瓶座の姿となっていきます。

 

それでは今回はここまでにして、

次回水瓶座に向かいましょう!

 

ありがとうございました