世界のミイラ43体が、熊本に集結!
ミイラを科学する展覧会が
熊本市中央区の熊本城ホール展示会場で開催中ということで
先日近くに行った際立ち寄ってみた。
ミイラは死んだ後も生前に近い姿をそのまま残している遺体のことだ。
人為的に作られたものもあれば、たまたま自然条件によって乾燥され
長期間原型を留めている死体もある。
ミイラが人々を惹きつける魅力とはいったい何なのだろう?
その根源には、「本来ならば存在していないはずのもの」に対する
驚きがあるのだとおもう。
会場内には世界各地のミイラとその背景にある文化が紹介されており
彩色された棺、猫や鳥のミイラ、 副葬品のほか
エジプトのミイラの作り方なども見ることができる。
どのミイラも個性的?だ。
人の遺体は火葬や土葬にすると、普通は骨しか残らない。
その骨もいつかは消えていく。
しかしミイラには皮膚、内臓、髪の毛などが残っている。
どんな遺伝子を引き継ぎ、何を食べ、どんなふうに亡くなり
どう処理されたのか、現代の科学技術を使って
多くの情報を引き出すことができるのだ。
また医療用のCTにミイラを通して断面を撮影すると
病気や骨折の跡、死因などが分かるという。
最近では、原始的な生活をしていたはずの数千年前のミイラが
かなりの確率で動脈硬化になっていたという
研究発表があったというから驚きだ
それぞれに生きてきた歴史があり、ミイラになる過程があり
発見されてからのドラマがある。
そこには最新科学で明らかになったミイラの実像が示されていた。
それは人類の多様な文化がもつ死生観や身体観を端的に示す
文化遺産であり貴重な学術標本でもあるのだ。
というミイラの文化的・学術的価値を十分に学習?して帰宅したら
妻が私の好物のお煮しめを作ってくれていたので
熊本では珍しい、阿蘇・小国町の河津酒造さんの本格いも焼酎
「心ゆくまで」をその名の如く堪能させていただいた。
写真は漫画にしてみた
本日は以上です。