今週は小説が原作の邦画紹介特集週間。
最終日は原作が素晴らしかった作品。
「ある男」 石川慶監督
原作は今や日本で一番外れの無い平野啓一郎。
当然本は読んでますし、マイベストテンにも入れております↓
平野さん独自の世界を確立しました(「ある男」 平野啓一郎) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら (ameblo.jp)
さて映画化はどうでしょうか?
主人公は弁護士の男。
以前に離婚裁判で仕事をさせて貰った女性から依頼を再び受けます。
彼女は故郷に戻り再婚し、子宝にも恵まれ祖母も含めて5人で幸せな生活をしていたそうです。
しかし夫は事故で亡くなったのですが、お葬式に疎遠だったと聞いていた夫の兄を呼ぶのですが、顔を見て、これは弟ではないと言われます。
なので夫が本当は誰なのかを調べて欲しいという依頼でした。
少ない手がかりで捜査を始める主人公。
そこには戸籍売買と言う闇が存在していました。
果たして死んだ男は誰なのか?
そして名前を変えた理由は?
と言う物語。
原作が滅茶苦茶良かったので映画化は心配で仕方なかったんですが、想像以上に良かった。
主人公に妻夫木聡、依頼人の妻に安藤サクラ。
主人公の妻に真木よう子と、実力ある役者揃いなので、抑えた演技ながらリアル感がありました。
加えて石川監督の力量が凄い。
未だ四作目(愚行禄・蜂蜜と遠雷・アーク)なんですが、どの作品も素晴らしい。
嬉しい事に我が町豊橋市の出身なんです!
今後も素晴らしい作品魅せてくれそうです。
みて損はない一本ですので、皆様もぜひ!
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コチラが原作です。かなりの傑作です↓