思い出の味、大平風の即席汁
こちらは昨日、私の故郷、岩国市での料理レッスンでご紹介した一品です。
山口の郷土料理で大平(おおひら)という煮ものがあるのですが……。コロッコロに切った根菜類や鶏肉、こんにゃく、高野豆腐、こんにゃくなどを薄めのだし汁で煮含める、汁気多めのお煮染めです。
大きくて平たい器に盛るから大平という名前になったそうで、岩国あたりではお祝いの席など、ハレの日のご馳走にもするし、日頃のおかずにするお宅もあるそうです。
私の母は山口出身でないからか、うちの食卓にのぼることはなかったのですが、あるとき祖母が作ってくれて、根菜好き、薄味好きの私はいたく感激したことを覚えています。
その大平を、今回は具だくさんの汁ものにアレンジ。あり合わせの野菜で思いついたときチャチャッと作れるよう、だし要らず。具材をサッと炒めて煮込むだけのお手軽レシピです。
作り方はホントに簡単、大平汁のレシピをどうぞ。
☆材料:2人分☆
だいこん、にんじん、ごぼう、れんこん、こんにゃく 各15g(1㎝角に切る)
ごま油 適量
切り干し大根 10g(1㎝長さくらいのざく切り)
a 水 300ml
a 酒 大さじ1
しょうゆ 大さじ1/2
塩 小さじ1/8
1
鍋にごま油を熱して根菜とこんにゃくをサッと炒めます。全体に油が回ったら切り干し大根を加えます。
2
aを入れて沸騰したら弱火で4~5分、根菜がやわらかくなるまで煮こみます。
3
しょうゆと塩で味をつけ、火を止めます。
出来ました。
あれば小口のねぎを散らしたり、七味を振ってもいいですね。
だしもなし。味つけもごく薄め。物足りないかなと思いきや……。意外と深い味わいなのは、切り干しのうまみのおかげ。甘みが出るのでみりんなどもいりません。
具材はアレンジしてもかまいませんし、きのこ類を入れるとさらに味がよくなります。高野豆腐を入れてもおいしいですよ。ぜひお試しくださいね。
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オリンピックに向けて、たくさんの国の様々な食習慣を持った方が日本を訪れます。
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このブログの7年半の集大成が一冊にまとまりました!
ブログを始めてからこれまでのベストレシピを集めた本が発売になりました。題して野菜のごはん ベストレシピ197。
ブログ初期の頃のつたないレシピが恥ずかしく、レシピは徹底的に見直し、作り直して味も確かめました。
ベスト197と銘打ってますが、判断基準は作ってくださった方の数。人気レシピはたくさんの“作ったよ”報告をいただいていますが、その多かった順にランキングを決めさせていただきました。
白菜の生姜焼きやとうふアイス、茄子バーグなどの懐かしレシピから、最近の私のお気に入りレシピまで。もうすぐ発売。みなさんからいただいたコメントも掲載させていただきました。書店で見かけたらぜひ手に取ってご覧くださいね。アマゾンはこちらです。
和食の本、おかげさまで好調です!
野菜を和で食べるレシピ発売中です。今回レシピもかなりがんばりました。よく売れていると聞き、ほっとしています。手にとってくださった皆さん、ありがとうございます!
わが家は大の和食党。家族全員ごはんと和風のおかずが大好きです。
すし、刺身、焼き魚など、魚料理が有名な和食ですが、考えてみると和食の基本は野菜料理。特に家庭でのおそうざいは煮っころがしやおひたし、野菜たっぷりの汁もの、精進揚げや野菜の炊き合わせなど、家庭料理は野菜なしには成り立ちません。
そこで今回のテーマは野菜の和食。紹介するレシピはだしを含めて植物性100%。かつおだしさえ使っていないので、精進料理とも言えるのかもしれませんが……。
私のレシピですから毎日チャチャッと作れる簡単なものばかり。
毎日のおかずに大活躍する定番レシピから、アボカドの和えものや豆乳だれの焼きなすなど居酒屋風、いま風の和食も。ちょっとしたひと手間で仕上がりがグーッとおいしくなる、野菜料理のコツもたくさん盛り込みました。ぜひぜひチェックなさってくださいね。
うちのあさごはん。
今朝は画像なし。私は早朝岩国を発って午前中には都内に戻ってきましたので……。私自身は朝は抜き、でした^^。
今日の渋谷は晴れています。今日もいい日になりますように。
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これまでの出版物はこちらからごらんください
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2009年10月~2012年1月
2012年2月~