先日、引き出しの整理をしていて出てきた献血カード。



もう使うことはないと思うのですが、何となく捨てられず、そのまま保管しています。


この引き出しには医療関係のものを入れているのですが、もう一つ出てきたものがあります。





2022年11月に関節リウマチと診断されて服用し始めたアザルフィジンとエルデカルシトール(ビタミンD)です。


このとき、ステロイド剤プレドニゾロンも併せて処方されました。


エルデカルシトールが処方されたのは、プレドニゾロンによる骨粗鬆症を予防するためです。


関節リウマチの第一選択薬は免疫抑制剤のメトトレキサートですが、私は肺腺癌の手術からまだ半年も過ぎていない状態。


そのため、比較的副作用が少ないと言われている免疫調整剤のアザルフィジンを処方されました。


私がこれらの薬を服用した期間は約1か月。


その1か月間、体調はあまりよくありませんでした。




でも、関節リウマチは初めの2年間で関節破壊が急激に進行すると聞いていたので、薬の服用は欠かしませんでした。


そうしているうちに、急激に体調が悪化。


すんなり入院ができず、大変な目にあいました。




そして、入院中に髄膜脳炎を発症。




意識障害を起こして、気付いたときにはおむつ生活になっていました。




その後、約1か月の入院でようやく回復し、現在に至ります。


髄膜脳炎の原因を確定することはできませんでしたが、医師からはおそらくアザルフィジンが原因だと言われました。





私も8~9割方、アザルフィジンが原因だと思っています。


この薬で治療効果が上がっている方々もたくさんいるので、アザルフィジンは優秀な薬だと思います。


でも、残念ながら私には合いませんでした。


私はアレルギー体質なので、薬にも弱いのだと思います。



現在は、関節リウマチと診断した先生のクリニックではなく、総合病院の膠原病内科で経過観察中。


関節リウマチの薬は服用していません。


最近、指の腫れやこわばり、痛みはないものの、膝や股関節、腕の付け根や肩に痛みを感じます。


『関節リウマチの初期治療の機会を逃しているのではないか』


そんな不安はありますが、髄膜脳炎の恐怖を考えると、薬を飲まないでいられる今の状態が長く続いてほしいという気持ちが勝ります。


でも、関節の痛みが強くなるとたまらなく不安になります。


痛み→不安→薬必要?→薬飲みたくない→痛み→不安→・・・


無限ループです。



今後、薬を飲むことになったとしても、アザルフィジンを飲むことはありません。


引き出しから出てきたこの残薬は捨てるしかないのですが、なぜか捨てることができません。


同じく捨てられない献血カードは、見るとさみしい気持ちにはなりますが、嫌な気持ちにはなりません。


こちらは見ると非常に不穏な気持ちになります。


国保の医療費のむだ遣いで申し訳ないことですが、やはり捨てた方がよさそうです。


でも、やっぱり捨てられない・・・


別名「柿の種」のアザルフィジンをそっと引き出しの奥にしまう私です。