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中学から青森で寮生活する 長男のガクソン。
そんな子ども達との珍道中をつづる日々。
アメンバー申請の合言葉はＰＰで。
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人間にはふた通りの考え方がある。
日本とアルゼンチンの記憶がごっちゃになるという考え方と
そうではないという考え方。
アルゼンチンから帰ったばかりなのに
片道30時間の大移動だったはずなのに
また行きたいって思う今日この頃。
もっとゆっくり観光とかしてきたかった。
帰ってくると、地球の裏側が非常事態。
サッカー活動が中止になり、外出も規制がかかってきた頃。
ボクもアルゼンチンに行きたかった。
そんなことを口にする長男。
好奇心っていう意味では、こっちが上かな。
行きたいって言うと、不安がなくなる性格。
青森の時もそうだった。
友達のこととか、家族と離れる不安とか
自分で決めると先のことしか見えなくなるんだよね。
青森に行くのに、一番の不安は寮にウォシュレットがあるか。
これは一生語り継がれると思うんだよね。
串天さいか ＠武蔵浦和
ハルイシーは帰ってこられるのか。
サッカーなしで、彼はどう過ごすのかが今夜の議題。
3月中旬だったと思うんだ。
4月に帰国できるかどうか、先が見えなかった。
仮に滞在期間が伸びてしまったとしても
スペイン語を身につけてくれればいいって思っていた。
小池さんがロックダウンなんて発するまで
そんな言葉も知らなかったんだけど
地球の裏側ではロックダウン間近。
それが何を意味するのかも理解できていない。
泣いて電話する頻度も減ってきたし
それなりに向こうで楽しんでるのはわかっていた。
だから、今夜はこっちも美味しいものでもって
来たはいいけど、お店は大盛況。
この日以来、行ってないけど
日本がこんなことになるとは思わなかった。
繁盛していて良かったなぁ。
賑やかで活気ある店内はキラキラしていた。
ガクソンの大好きなお茶漬けも
早いタイミングで提供していただくことに感謝。
便利だから見えないこと
不便だからこそ見えてくること。
美味しいものが何かの記憶に刻まれること。
食の文化のいいところは無くなってほしくない。
その場所に行って食べたもの。
お店に一歩入って思い出すこと。
そんな唯一の空間の共有こそが
食事の楽しさってことだと思うからね。
今、一番食べたいものって
ヒトと場所があるから記憶されるものなんだよね。
