ワインの部屋 知識があればワインはもっと美味しい❤️ -15ページ目

ワインの部屋 知識があればワインはもっと美味しい❤️

出会ったワインを勉強も兼ねてちょっと深掘り。
毎日、ワイン開けるわけではないので、ないときはソムリエ/エキスパート試験対策や日本ワイン検定の話も織り込んでいきたいと思います。

オーストラリアは結構、特徴的な産地が多くて覚えることも多いですね。色々な方向から整理していきましょう。

ハンター・ヴァレーのシラーズ

 

オーストラリア

ブドウ栽培面積 14.6万ha ワイン生産量946万hl(2006年以来初めて1000万hlを下回る低水準

輸出が60%世界第5位のワイン輸出国

2022年のワイナリー数2156軒(2014年以降減少し続けている)

試験的には2000を超えるほどあるということを押さえておきましょう。

ブドウ破砕料10,000t以上は全体の3で全生産量の79生産

南オーストラリア州で約55%産出

ニュー・サウス・ウェールズ州27%

ヴィクトリア州13%

オーストラリアワイン産業全体としての環境保全に関するプログラム「Sustainable Winegrowing Australia」 オーストラリアワイン研究所(AWRI)が運営

 

歴史

1788年  ニュー・サウス・ウェールズ州初代総督アーサー・フィリップ

           シドニーにブドウを植える

1831年  "オーストラリアのワイン用ブドウ栽培の父"ジェームズ・バズ

            ビーが、王立シドニー植物園に欧州ブドウ680本植える

1840年代  バロッサ・ヴァレーにドイツ人入植

1877年  ビクトリア州でフィロキセラ発見。ワインの中心が南オーストラ リア州へ移る

1993年 GI施行

2000年 南オーストラリア州クレア・ヴァレーで白ワインにスクリュー栓

           (ステルヴァン®︎)使用

 

白ブドウ品種

2.シャルドネ 4.ソーヴィニヨン・ブラン 6.ピノ・グリ

黒ブドウ品種

1.シラーズ 3.カベルネ・ソーヴィニヨン 5.メルロ

 

G.I.表示は特定のG.I.で産出されたワインが85%以上含まれる場合可、3つ以下のG.I.で産出されたワインが含まれ、その合計が95%以上である場合、これらのG.I.を多い順に表示可

ヴィンテージ表示は特定のヴィンテージのワインが85%以上含まれる場合に表示可

ブドウ品種の表示は特定のブドウ品種が85%以上含まれる場合は表示可。20%以上含まれるブドウ品種が3種以下で、かつその合計が85%以上となる場合は、この品種全てを表示可。5種類以下のブドウ品種を使用し、各品種が5%以上含まれる場合は、このすべての品種全てを表示する

 

産地

①西オーストラリア州

 地中海性性気候が中心

1.スワン・ディストリクト

 西オーストラリア州最古の産地

3.マーガレット・リヴァー 

リゾート地

カベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネで知られる

4.グレート・サザン

南氷洋に面するため冷涼、沿岸は海洋性気候

6.ジオグラッフ

 

②南オーストラリア州 

オーストラリアワインの大半を占める

フィロキセラフリー

1.バロッサ・ヴァレー

"シラーズの首都"シラーズの栽培面積が約5割を占め、黒ブドウが85%

2.イーデン・ヴァレー

シラーズ、リースリングの重要な産地

3.アデレード・ヒルズ

非常に冷涼で白ブドウが6割、シャルドネ、ピノ・ノワール

4.クレア・ヴァレー

大陸性気候、シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨン、リースリング

5.マクラーレン・ヴェイル

赤ワインが大半

8.クナワラ

カベルネ・ソーヴィニヨンの銘醸地

テラロッサ(赤い粘土質と石灰岩質のコンビネーション)

9.パッドサウェー

13.マウント・ガンビア

ライムストーン・コースト最南端の冷涼産地。

ソーヴィニヨン・ブランとシャルドネで88%を占める

14.カンガルー・アイランド

オーストラリアで3番目に大きい島、海洋性気候

15.リヴァーランド

南オーストラリア州の60%のブドウを産する、豪州全体の30%に相当

 

③ビクトリア州

1.ヤラ・ヴァレー

ヴィクトリア州で最初にワイン用ブドウが植えられた

モエ・エ・シャンドン社がシャンドン・オーストラリアを設立

2.モーニントン・ペニンシュラ

冷涼産地で、タスマニアと並びピノ・ノワールの重要産地として存在感が高まっている

3.ジロング

海洋性気候

ピノ・ノワールとシャルドネの重要な産地

1877年にフィロキセラが最初に発見された

4.ゴールバーン・ヴァレー

オーストラリアで最古のワイナリーの一つがある、砂状の土壌がフィロキセラを食い止めた、樹齢の古いシラーズの木がある

11.ラザグレン

マスカットとミュスカデルから造られる酒精強化ワインの産地

13.ヘンティ

オーストラリアで最も冷涼な産地のひとつ

1975年設立のクロフォード・リヴァーは特にリースリングで有名

 

④ニュー・サウス・ウェールズ州

オーストラリアのワイン産業の起源

1.ハンター

ハンター・ヴァレーの代表品種はシラーズ、セミヨン

 

タスマニア州

冷涼な海洋性気候

ピノ・ノワールとシャルドネの極めて重要な産地

 

酒精強化ワイン

2010年以降はEUとの合意により産地呼称保護の観点から従来の呼称が変更となった

シェリー → アペラ

ポート → フォーティファイド

リキュール・トカイ →トパーク

 

リキュールのカテゴリー

ラザグレン、クラッシック、グランド、レア

オーストラリアではどの産地がどの州に属するか?気候はなにかが問われます。地図をよく見ると理解できます。

 

 

まとめ\_(・ω・`)ココ重要!

・セミヨンといえばハンター(NSW)

・カベルネ・ソーヴィニヨンといえば

   マーガレット・リヴァー(WA)、クナワラ(SA)

・シラーズといえばバロッサ・ヴァレー(SA)、

    マクラーレン・ヴェイル(SA)

・ピノ・ノワールといえばタスマニア州

・リースリングといえばクレア・ヴァレー(SA)、

    イーデン・ヴァレー(SA)

・ピノ・ノワールとシャルドネといえば

    ヤラ・ヴァレー(VIC)、タスマニア州

イギリスっぽい?

 

英国

ブドウ栽培面積3600ha ワイン生産量9.1万hl

ワイナリーは221件

スティルワイン23% スパークリングワイン76%

北緯49~61度

 

高緯度だがメキシコ湾流で温められる、また、近年の温暖化によりブドウが熟すようになりシャンパーニュ品種で造るスパークリングワインが高評価を得る

金融などのサービス産業が8割を占める

州(カウンティ)別の生産量はサウス・イースト・イングランド地方のケント州が最大

全般にイングランド南東部とその周辺に集中

シャンパーニュと似た土壌

セブン・シスターズ:シャンパーニュからイギリス海峡を越えて連なる白亜土壌の地層が表層に出て、波に浸食されて海に面した真っ白な崖となった有名な景勝地

 

紀元前1世紀頃ベルエガ人がワインを持ち込んだと思われる

1154年:ノルマンディー公アンリ2世がイングランド王に即位、ヘンリー2世となる。プランタジネット朝の領土は現在のフランス西部と英国に及び、ボルドーなどのワインが英国に盛んに供給された

1662年:クリストファー・メレットが王位学会に論文を提出、意図的に瓶内二次発酵を起こさせる方法を記した最古の文書とされる

2020年末までの移行期間を経てEUを離脱(ブレグジット

 

主なブドウ品種

 1.シャルドネ  2.ピノ・ノワール 3.ムニエ

その他EUでは高品質ワインにほとんど使われないハイブリッド品種のセイヴァル・ブランなど

 

ワイン法

2020年末まではEUのワイン法で規定されていたが2021年からは英国のEU脱退に伴い環境・食料・農村地域省(DEFRA)が新たに定めた英国独自のG.I.システムに移行

1.ワイン

上位区分の認定を受けていないワイン、使用したブドウの収穫年やブドウ品種は表示できない。

白ワインやスパークリングワインといった種類は表示可

英国で英国産のブドウのみを使用して造ったワイン→英国ワイン(Wine of United Kingdom)

別にワイン(Wine)の表示がされている場合、インブランドで製造(Produced in England)や英国の産品(Product of United Kingdom)といった形式でも表示可

 

2.ヴァラエタルワイン

白ワイン、スパークリングワインといった種類を表示する

原料ブドウの85%以上の割合を占める収穫年と、単一あるいは複数のブドウ品種名を表示可

 

3.地理的表示保護P.G.I.

イングリッシュ・リージョナル・ワイン(English Regional Wine)とウェルシュ・リージョナル・ワイン(Welsh Regional Wine)の2名称。収穫年、ブドウ品種、「Protected Geographical Indication」の名称を表示可

イングランドまたはウェールズのいずれかで収穫されたブドウ85%以上、15%まで英国内の他地域(スコットランド、北アイルランドを含む)のブドウを使用可(セイヴァル・ブランなどのハイブリッド品種を含む指定された品種)

 

4. 原産地呼称保護P.D.O.

「イングリッシュ・ワイン」「ウェルシュ・ワイン」 「ウェルシュ・ワイン」「ダーニボール・ワイン」の4名称。

収穫年、ブドウ品種、「Protected Designation of Origin」の名称を表示可。その名称の地区内で栽培された原料ブドウのみを使用(ハイブリッド品種は不可)

 

*伝統的表現として認められている呼称

ブリティッシュ・ワイン

輸入ブドウや濃縮ブドウ果汁を原料に英国内で造った水準の低いワイン→イングリッシュ・ワインと混同しない!

 

 

ワインの主な産地と特徴

イングランド

英国ワインのおよそ98%を産出、生産量の大半がスパークリングワイン

 

地理的表示保護P.G.I.

イングリッシュ・リージョナル・ワインEnglish Regional Wine

(スティルワインの白・ロゼ・赤)

イングリッシュ・リージョナル・クオリティー・ワイン(English Regional Quality Wine)と表示してもよい

(スパークリングワインの白・ロゼ)

クオリティ・スパークリングワインと表示(イングリッシュ・リージョナル・クオリティ・スパークリングワインと表示してもよい

原産地呼称保護P.D.O.

・English Wine

イングリッシュ・クオリティ・ワインと表示してもよい、品種指定あり

スパークリングワインではクオリティ・スパークリングワイン(イングリッシュ・クオリティ・スパークリングワインと表示してもよい)

使用できる品種はシャルドネ、ピノ・ノワール、プレコース、ムニエ、ピノ・ブラン、ピノ・グリ

・sussex wine

ラベルに「Protected Designation of Origin」と明記、サセックスの紋章を表示可。ブドウは24品種指定

・Welsh Wine

・Darnibole Wine 単独所有畑のP.D.O.使用品種はバッカスのみ

 

ケント 

英国の南東の端に位置する。温暖。伝統的にオルテガ、バッカスが多いが、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネの3品種の栽培面積がそれぞれ最も多い

サセックス 

ハンプシャーと並んで英国で最も日照が豊富、ハンプシャーから続く白亜質土壌、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの他、リースリング、ピノ・グリ、ピノ・ブランなどの白も造られている

ハンプシャー 

他の地域と比較すると気温が低めで白亜土壌が豊富なため際立った酸と硬質なミネラル感がある

サリー 

他の地域ほど温暖でなく、伝統的にはバッカスやセイヴァル・ブランなどが栽培されてきた

 

ウェールズ

 ワイナリー2軒とブドウ栽培家38軒

 

地理的表示保護P.G.I.

ウェルシュ・リージョナル・ワインWelsh Regional Wine

*生産規定、表示はEnglish Regional Wineに準ずる

原産地呼称保護P.D.O.

Welsh Wine

規定はイングリッシュ・ワインとほぼ共通だが、ウェルシュ・ワインは標高220m以下の畑で栽培されたブドウを使用

 

 

 

アサード

 

ウルグアイ

・国土の東はブラジル、西側はラ・プラタ川をはさんでアルゼンチンと国境を接し、南側は大西洋に面する。首都はモンテビデオ

・南米大陸で2番目に小さい国

・ワイン生産は(南米大陸で)アルゼンチン、チリ、ブラジルに次ぎ4位

・ウルグアイ最高峰はカテドラル山(最高峰でも海抜513mで牧畜業が主要産業として発展(国民1人当たり牛肉年間消費量世界1位)

 

ブドウ栽培面積5848ha ワイン生産量75.6万hl

赤54%、ロゼワイン35%、白11%

 

歴史

ワイン造りは17世紀末から

・スペインより最初のブドウ、モスカテルがもたらされたといわれる

1873年フランシスコ・ヴィディエラがヨーロッパよりカベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、ガルナッチャなどのブドウの苗木を持ち込み栽培を始める。特にふフォル・ノワール(彼の名にちなんでヴィディエラというシノニムで広く知られる)が成功した

・1874年パスカル・アリアゲがアルゼンチンからタナを持ち込む(現在でもタナはアリアゲという別名で親しまれている)

19世紀後半、ワイナリー建設ラッシュ始まるがフィロキセラが猛威を振るう

1987年国立ブドウ栽培ワイン醸造協会(INAVI)が設立され、輸出するワインに対する化学分析と官能検査を行い品質保証を強化(輸出は生産量の10%程度)

 

気候風土

・ウルグアイのワイン産地は南緯30~35度の間に位置し北部と南部に分けられる

・温暖湿潤気候

・湿度が高く垣根仕立てが66%と最も多いもののリラ仕立ても25%ある(Y字型に仕立て風通しがよい)

 

主なブドウ品種

白ブドウ20%

4.ユニ・ブラン 8.ソーヴィニョン・ブラン 9.シャルドネ

黒ブドウ80%

1.タナ(全体の27%)を占める 2.モスカテル・デ・アンブルゴ 3.メルロ

 

ワイン法と品質分類

ワインの原産地呼称は存在しない

1993年6月16日ヴィノ・デ・カリダッド・プレフェレンテ(V.C.P.)という優良品質ワインの位置づけが設けられた

1.ヴィノ・デ・カリダッド・プレフェレンテ(V.C.P.)

・ヴィティス・ヴィニフェラ種のブドウから造られる

・最低アルコール濃度10.5%以上

・750mlもしくはそれ以下のガラス瓶で販売

・ヴィンテージ、品種名表示はいずれも85%以上ルール

2.ヴィノ・コムン(V.C.)

テーブルワイン。紙パックやディミジョンボトルなどで販売される場合が多い

 

ワインの産地と特徴

19の県のうち16県でブドウが栽培される

 

北部ウルグアイ川流域 リトラル・ノルテ

2.パイサンドゥ

アルゼンチンと国境を接する

赤80%、白20%(白はユニ・ブランが多い)

 

3.サルト

赤100%

タナほぼ半数を占める

 

南部ウルグアイ川流域 リトラル・スル

4.コロニア

古い町並みがユネスコ世界遺産に登録される

赤85%、白15%

 

首都圏部 メトロポリターナ

7.カネロネス

ウルグアイ最大の重要な産地

国内ブドウ栽培面積の66.4%を占める

赤78%、白22%

 

8.モンテビデオ

ラ・プラタ川河口に発達したウルグアイ2位のワイン産地

赤79%、白21%

 

中央部 セントロ

 

大西洋沿岸地域 オセアニカ

13.マルドナルド

ウルグアイ有数のリゾートビーチなど観光の見どころが多い県

ウルグアイ全体のブドウ栽培面積が減少する中、唯一増加傾向にある

赤75%、白25%

 

北部内陸地域 ノルテ

15.リベラ

ブラジルと国境を接する

赤80%、白20%

 

 

サステイナブル・ブドウ栽培プログラム

INAVIのプログラム 2023年現在1846ha、162のブドウ園が認証を受けている