ワインの部屋 知識があればワインはもっと美味しい❤️ -14ページ目

ワインの部屋 知識があればワインはもっと美味しい❤️

出会ったワインを勉強も兼ねてちょっと深掘り。
毎日、ワイン開けるわけではないので、ないときはソムリエ/エキスパート試験対策や日本ワイン検定の話も織り込んでいきたいと思います。

 

サントリーニ島

 

ギリシャ

ブドウ栽培面積9.4万ha(2023年) ワイン生産量137万hl(2023年)

20%がP.D.O.ワイ

小規模生産者が多い(18万軒のなかで、0.2ha以下31.4%、0.5ha以下が64%)

 

紀元前4000年代後半 東マケドニアのピリッポイでブドウ栽培とワイン造りが行われていた

紀元前3000年 クレタ島、サントリーニ島でワイン取引き

ヘレニズム、ローマ、ビザンチン時代

オスマン・トルコ支配下でもギリシャ固有のぶどうは保持されたが、近代に入り、フィロキセラや戦争、政治混乱によりワイン産業は廃退。1946年〜1949年の内戦後kら1970年代にかけてようやくワイン産業の近代化が起こり現在に至る。

 

 

主なブドウ品種

ギリシャは土着品種の宝庫で約300の品種が存在

ワイン生産の90%は土着品種

白ブドウ品種

1.サヴァティアノ 2.ロディティス 7.アシルティコ

 

アイダニ サントリーニ島でアシルティコとブレンドされる

サヴァティアノ 栽培面積最大 松脂入りワイン レッツィーナの主要品種

アシリ エーゲ海の島 ハルキディオ、ペロポネソス半島などで栽培

 

黒ブドウ品種

3.アギオルギティコ 4.リャティコ 5.ハンブルグ・マスカット 6.クシノマヴロ

 

アギオルギィティコ ネメア地域で主に栽培

クシノマヴロ ギリシアを代表する赤ワインの原料

 

 

*他にも教本に多くの品種が解説されていますが、頻出は上記になります。クシノマヴロなどは原語でも見ておきましょう。

 

ワイン法と品質分類

P.D.O. 原産地呼称を持つエリアのワイン 

P.G.I. テーブルワインの中で規定された原産地を表示できる。規定産地内で収穫されたブドウを85%以上使用。下記の3つのレベル

①P.G.I.リジョナル・ワイン

ギリシャの9つのワイン・リジョンのうち、イオニア諸島以外の8つが産出できる。

②P.G.I.ディストリクト・ワイン

ギリシャの各ディストリクトで生産されるワイン

③P.G.I.エリア・ワイン

地理的表示の中で最も限定された範囲内で生産され生産規定も最も厳格

ヴァラエタルワイン テーブルワインの中で同一品種を75%以上使用

テーブルワイン ヴィンテージ、品種、統制原産地名を記載できない

 

上記と別にトラディショナル・アぺレーションとして伝統的、歴史的価値を持つと認められたワインに表記される

・レッツィーナ 松脂の香りがついた白ワイン、もとは松脂の産地、アッティカ地方でサヴァティアノから造られた

・ヴェルデア イオニア海にあるザキントス島の伝統的ワイン。酸が強くシェリーのような酸化したフレーバーを持つ

・ヴィン・リアストス 遅摘みブドウを1~2週間天日干ししたブドウから造られる

 

主なワイン産地

地理的地方区分では9つの地方に分けられ、行政区分とは若干異なる

 

トラキア地方

最も東に位置する

P.D.O.ワインは存在しないが興味深いP.G.I.ワインが造られるようになっている。

 

マケドニア地方

最も北に位置する。面積も多様性も大きい。

主要なP.D.O.ワイン

ナウサ 1971年にギリシャで最初に原産地呼称の認定を受けた最も重要な産地。クシノマヴロ単一品種の赤ワイン

アミンデオ ヴェルミオ山の北西斜面にブドウ畑、標高高くギリシャで最も寒い産地の一つ。クシノマヴロの単一品種の赤ワイン

 

イピロス

ギリシャ北西部で西はイオニア海に接する。白のデビナが最も重要な品種。

ジツァ イピロス唯一のP.D.O.

 

テッサリア

ギリシャ本土中央部に位置する。

主要なP.D.O.ワイン

ラプサニ この地域で最も重要なアペレーション。クシノマヴロをクラサート、ストラヴロトとブレンドして樽熟成したもの。親しみやすいバランスのとれた個性を持つ。

 

中央ギリシャ

P.D.O.ワインはない

アッティカ ギリシャ最大の産地

レッツィーナ

 

イオニア諸島

アドリア海南部にある

ケファロニア島が3つのP.D.O.を有する最も重要なワイン産地

主要なP.D.O.ワイン

ロボラ・オブ・ケファロニア この地域で唯一の辛口ワイン

 

ペロポネソス半島

ギリシャ本土最南端

主要なP.D.O.ワイン

ネメア 単一品種(アギオルギィティコ)から造る赤ワインとしてはギリシャ最大のアペレーション

 

エーゲ海の島々

エーゲ海地方は主に北部と南部に分けられる。北部の主要な島であるレスボス島はクレタ島、エヴィア島に次いで3番目に大きな面積を持つ

主要なP.D.O.ワイン

サントリーニ アシルティコが主要品種、強風のためバスケット状の仕立て

P.D.O.サントリーニの中で、伝統的に天日干しのブドウで造られる甘口の白ワインはヴィンサントと呼ばれブドウ糖度は370g/ℓ以上で24か月以上の樽熟成が義務付けられている

 

クレタ島

ギリシャ最大の島

マルヴァジア種からの甘口ワイン

今日はカナダについて勉強します。

カナダの産地は太平洋側のブリティッシュ・コロンビア州と、五大湖のあるオンタリオ州に位置します。

樹上で氷結したブドウの収穫(カナダじゃないかも)

 

カナダ

ブドウ栽培面積1.26万ha ワイン生産量68.3万hl

約620のワイナリー

歴史

1811年 ジョン・シラーオンタリオ州でワイン造りを始めた

1980年代に政府が交配品種やラブルスカ種からヴィニフェラ種への植え替えを推奨、国際水準の高品質ワインが数多くできるようになった

ワイン法と品質分類

カナダのワインは大きく分けて下記の3つのカテゴリーがある

1.V.Q.A.認証ワイン

V.Q.A.(ブドウ醸造業者資格同盟)により特定栽培地域(DVA)が規定される

単にV.Q.A.と書かれているものはオンタリオ州のワイン、ブリティッシュ・コロンビア州のワインにはBC V.Q.A.と記載される

カナダ産ブドウ100%でつくられる、厳しい品質判定条件による100

 

2.100%カナディアン・ワイン(プロダクト・オブ・カナダ)

カナダ産ブドウ100%で造られるが、まだV.Q.A.を採用していない州のワイン、ON州、BC州のワインでVQA規定に当てはまらないワイン、生産者がVQA認証を希望しないワインが含まれる

 

3.インターナショナル・ブレンド

カナダ産原料(ワイン、マスト、果汁等)と輸入した原料をカナダでブレンドして生産、瓶詰めしたワイン(他、州規定あり)

 

各州のワイン法

オンタリオ州

アルコール度数7%以上14.9%以下(酒精強化ワインは14.9%を超え20%未満)

オンタリオと表示するためには100%オンタリオ州で収穫された認定品種を使用

収穫年表示は当該年のブドウを85%以上使用

DVA表示はVQAに認められたアペレーションの認可品種を85%以上使用(他規定あり)

ブドウ品種表示は主要品種の数により規定あり

 

ブリティッシュ・コロンビア州

ブリティッシュ・コロンビア・ワイン・オーソリティ(BCWA)が州政府の委託を受け管理

アルコール度数、州名表記、収穫年表記はON州と同様

ブドウ品種表示は一部相違ある

GI表示

GIブリティッシュ・コロンビアの場合はブドウは100%州内産、それ以外のGIは当該GIのブドウが95%以上かつ州内産ブドウ100%

BCワインズ・オブ・ディスティンクション

100%ブリティッシュ・コロンビア産ブドウ又はマストを用いて、州内規定に基づき醸造・壜詰めされるワイン

BC VQA

VQA制度で最も厳しい品質基準と審査をクリアしたワインが認証される。ブドウはブリティッシュ・コロンビア州内のGIのワインでなければならない

畑名表示

GIブリティッシュ・コロンビア以外の単一のGI内において、事前に登録された畑のブドウを100%使用したワイン

 

*この項目は詳しい内容を問われたのを見たことがありません。オンタリオ州とブリティッシュコロンビア州で違いがみられます。

 

 

ワインの産地と特徴

オンタリオ州

栽培面積はカナダ最大6900ha

1.ナイアガラ・ペニンシュラ

オンタリオ湖とエリー湖の間を区切る位置にある

オンタリオ州の栽培面積のうち5500haはナイアガラ・ペニンシュラであり、最大となる

10のサブ・アペレーション(ナイアガラ・エスカープメント等)

3.プリンス・エドワード・カウンティ

オンタリオ湖の東端

 

ブリティッシュ・コロンビア州

1.オカナガン・ヴァレー

ブリティッシュ・コロンビア州の全栽培面積の87%を擁し、州内最大のブドウ産地

太平洋から300km内陸に入ったアメリカの国境沿いから北に250kmにわたり細長く延び

南北に長いため北と南では大きな気温差あり北部では白ブドウ品種が、南部では黒ブドウ品種がより適する

 

③ケベック州

湿度のい高い大陸性気候

P.G.I.ケベックには7つのワイン・リージョンがある

 

④ノヴァ・スコシア州

シグネスト地挟で大陸につながった半島で3方を大西洋で囲まれる。非常に冷涼な気候

フレッシュな酸と微かな塩味を感じる白ワイン、新鮮で生き生きした赤・ロゼ

最も高く評価されるのはスパークリングワイン

タイダル・ベイ

ノヴァ・スコシア州初のワイン・アペレーション

・冷涼気候の特徴を現す繊細でアロマティックな白ワインであること

・ブドウ品種はノヴァ・スコシア州で栽培される20種以上が使用可能だが、ラカディー、セイヴァル、ヴィダル、ガイゼンハイム318が構成の主体となること

 

*ノヴァ・スコシア州はケベック州と違い試験にでやすそうなポイントがいくつかあるように感じます。

 

ワード

ヴィダル:アイスワイン原料の白ブドウ、セイベル4986×ユニ・ブラン

 

設問としては

・ナイアガラ・ペニンシュラ、オカナガン・ヴァレーの位置を問う

・カナダ最大のブドウ栽培がオンタリオ州であることを問う

・オンタリオ州、ブリティッシュコロンビア州に属する産地を問う

・ヴィダルの交配品種を問う。(どちらかというとユニ・ブラン)

 

*p360の表はオンタリオ州のみデータが2020年→2022年に更新されており、ちょこちょこ順位が変わってはいます。大幅に変わっている数字もあり、収穫量が前年の約50%になったとの記述もあることから試験的な意味はないと思います。

今日はオーストリアです。

用語もドイツに似ているけどちょっと違う、ちょっと面倒な国です。

(あくまで個人的感想です)

ヴァッハウのブドウ畑

 

オーストリア

ブドウ栽培面積 44,537ha ワイン生産量253万hl

大陸性気候で降水量少なくドイツに比べて温暖

ワイン生産量の約8割が国内消費される

ブドウ栽培最古の痕跡は紀元前700年頃、ケルト人による

 

白ブドウ品種

1.グリューナー・ヴェルトリーナー 2.ヴェルシュリースリング 3.リースリング

黒ブドウ品種

1.ツヴァイゲルト 2.ブラウフレンキッシュ 3.メルロ

 *ここは白、赤それぞれの順位だけです

 

ワイン法と品質分類

果汁の糖度単位(KMW)による品質分類の他、他国のような原産地呼称制度を取り入れておりD.A.C.という

①原産地呼称保護ワイン g.U

限定生産地域の40認可品種のみ

1.クヴァリテーツヴァイン 

KMW糖度15度以上、補糖可、アルコール度数9度以上

2.カビネット 

KMW糖度17度以上 補糖不可 残糖9g/ℓ以下(トロッケンに仕上がる)

3.プレディカーツヴァイン アルコール度数9度以上

 ・シュペートレーゼ

 ・アウスレーゼ

 ・ベーレンアウスレーゼ

 ・アイスヴァイン          樹上で氷結

 ・シュトローヴァイン/シルフヴァイン 藁、葦の上で3ヶ月以上乾燥

 ・トロッケンベーレンアウスレーゼ  樹上で自然乾燥した貴腐ブドウ

 

*リート

法的に規定された単一畑から生まれたワインは、畑名の前に"リート"と記載

 

 

(注1)用語はドイツと似通っているが果汁糖度の計測単位がKMWでドイツのエクスレ度と違う

(注2ドイツではカビネットはプレディカーツヴァインに分類されるがオーストリアではプレディカーツヴァインにははいらない

(注3)オーストリアのカビネットのほうがドイツのカビネットより果汁糖度は高い

*この項目では(注3)について、またプレディカーツヴァインのKMW糖度順を覚えましょう

 

②地理的表示保護ワイン g.g.A

ラントワインと表示

40の認可品種のみ(品種ラベル表示可)、KMW14度以上、収量制限あり

 

③地理的表示のないワイン

オーストリア国内で収穫されたブドウを原料とする

ブドウ品種、収穫年はラントワインやクヴァリテーツヴァインと同じ最大収量制限により表示可

 

ゼクト・オーストリア

クヴァリテーツヴァインの生産に認可された品種のみ使用可

・ゼクト・オーストリア

単一の州内で収穫、すべてのスパークリングの製法可、最低9ヶ月瓶内で澱と共に熟成

・ゼクト・オーストリア・レゼルヴェ

単一の州内で収穫・搾汁、手摘み、製法は伝統的瓶内二次発酵のみ、最低18ヶ月瓶内だ澱と共に熟成

ゼクト・オーストリア・グローセ・レゼルヴェ

 単一村内で収穫・搾汁、製法は伝統的瓶内二次発酵のみ、最低30ヶ月瓶内で澱と共に熟成、残糖12g/l以下(ブリュット~ブリュット・ナチュール)

*それぞれ他に規定あり

 

 

産地

生産地域は4つの州に限定的生産地域が18あります。

ニーダーエステライヒ州

オーストリア最大の産地最北部に位置する州。オーストリアの栽培面積の60%を占める。グリュ-ナー・ヴェルトリーナーの本拠地

1.ヴァッハウD.A.C.     

 ユネスコ世界遺産に認定された美しいブドウ畑の景観が、メルク市とクレムス市の間、ドナウ渓谷に沿って続く

 西はアルプスからの冷たい風、東はパタゴニア気候の暖気

 グリューナー・ヴェルトリーナーが64%

 下記の独自の格付けを持つ

 ・スマラクト(日当たりのよいテラスの石積みで観察されるエメラルド色のとかげ)KMW18.2度以上 シュペートレーゼ級

 ・フェーダーシュピール(鷹狩りの道具)KMW17~18.2度 カビネット級

 ・シュタインフェーダー(きゃしゃな野草)KMW15~17度 クヴァリテーツヴァイン級

*ここはどのワードからも出題されます。原語では最初のアルファベットがS-F-Sの順です。スマラクトを覚えたらあとはわかります。

2.クレムスタールD.A.C.

3.カンプタールD.A.C.

4.トライゼンタールD.A.C. グリューナー・ヴェルトリーナーが62%

5.ヴァーグラムD.A.C.

6.ヴァインフィアテルD.A.C. 最北、最大の限定的生産地域。

7.カルヌントゥムD.A.C.

オーストリア最上レベルの高貴で精緻な、そして極めて凝縮した味わいのブラウフレンキッシュを産出する

8.テルメンレギオンD.A.C.

北部 固有品種のツィアファンドラーとロートギプフラーを混醸した微甘口のシュペート・ロートギプフラーは歴史的にハプスブルク王宮で飲まれていた

南部 フルーティで酸がやさしい赤ワイン

 

ブルゲンラント州

オーストリアの赤ワイン(ブラウフレンキッシュやツヴァイゲルト)の半分を生産する

9.ノイジードラーゼーD.A.C. 

 湖畔に広がる産地、南東部では貴腐、東北部ではツヴァイゲルト、北部ではピノ・ノワール、ザンクトラウレント

10.ライタベルクD.A.C. 

11.ルスター・アウスブルッフD.A.C.

ルスト市で生産される貴腐の甘口ワイン、ルスター・アウスブルッフに与えられるD.A.C.

最も重要な品種はヴェルシュ・リースリング

12.ロザリアD.A.C.

オーストリア最小の栽培面積のD.A.C.

13.ミッテルブルゲンラントD.A.C.

ブラウフレンキッシュの代表的産地としての地位を確立

14.アイゼンベルクD.A.C.


③ウィーン州

15.ウィーン(ヴィーナー・ゲミシュター・サッツD.A.C.) 3つ以上の認定品種の混植混醸

 

④シュタイヤーマルク州 

南のスロヴェニア、南東のハンガリーと国境を接する

生産量の80%は白ワイン

16.ヴルカンラント・シュタイヤーマルクD.A.C.

17.ズュートシュタイヤーマルクD.A.C.

18.ヴェストシュタイヤーマルクD.A.C.

ブラウアー・ヴィルトバハー品種を早く収穫して強烈な酸を持つロゼワインに仕上げたシルヒャーで有名な産地

 

ワード

ホイリゲ:新酒を指すオーストリアの用語で、ワイン生産者兼居酒屋も意味する。

ベルクヴァイン:傾斜26%を越えるところに植えられたブドウから造られたワイン

 

*この項目に限りませんが生産量や栽培面積などは常識の範囲で四捨五入等処理しています。