オーストラリア(ソムリエ/ワインエキスパート試験対策) | ワインの部屋 知識があればワインはもっと美味しい❤️

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出会ったワインを勉強も兼ねてちょっと深掘り。
毎日、ワイン開けるわけではないので、ないときはソムリエ/エキスパート試験対策や日本ワイン検定の話も織り込んでいきたいと思います。

オーストラリアは結構、特徴的な産地が多くて覚えることも多いですね。色々な方向から整理していきましょう。

ハンター・ヴァレーのシラーズ

 

オーストラリア

ブドウ栽培面積 14.6万ha ワイン生産量1270万hl

輸出が60%世界第5位のワイン輸出国

2022年のワイナリー数2156軒(2014年以降減少し続けている)

試験的には2000を超えるほどあるということを押さえておきましょう。

ブドウ破砕料10,000t以上は全体の約4%で全生産量の83%生産

南オーストラリア州で約51.3%産出

ニュー・サウス・ウェールズ州28.5%

ヴィクトリア州17%

オーストラリアワイン産業全体としての環境保全に関するプログラム「Sustainable Winegrowing Australia」 オーストラリアワイン研究所(AWRI)が運営

 

歴史

1788年  ニュー・サウス・ウェールズ州初代総督アーサー・フィリップ

           シドニーにブドウを植える

1831年  "オーストラリアのワイン用ブドウ栽培の父"ジェームズ・バズ

            ビーが、王立シドニー植物園に欧州ブドウ680本植える

1840年代  バロッサ・ヴァレーにドイツ人入植

1877年  ビクトリア州でフィロキセラ発見。ワインの中心が南オーストラ リア州へ移る

1993年 GI施行

2000年 南オーストラリア州クレア・ヴァレーで白ワインにスクリュー栓

           (ステルヴァン®︎)使用

 

白ブドウ品種

2.シャルドネ 5.ソーヴィニヨン・ブラン 5.ソーヴィニヨン・ブラン

黒ブドウ品種

1.シラーズ 3.カベルネ・ソーヴィニヨン 4.メルロ

*データの表が変わっています。2023年のものは”ブドウ生産量”となっていましたが、2024で対比できるのは”(ブドウ)収穫量”でしょう

 

G.I.表示は特定のG.I.で産出されたワインが85%以上含まれる場合可、3つ以下のG.I.で産出されたワインが含まれ、その合計が95%以上である場合、これらのG.I.を多い順に表示可

ヴィンテージ表示は特定のヴィンテージのワインが85%以上含まれる場合に表示可

ブドウ品種の表示は特定のブドウ品種が85%以上含まれる場合は表示可。20%以上含まれるブドウ品種が3種以下で、かつその合計が85%以上となる場合は、この品種全てを表示可。5種類以下のブドウ品種を使用し、各品種が5%以上含まれる場合は、このすべての品種全てを表示する

 

産地

①西オーストラリア州

 地中海性性気候が中心

1.スワン・ディストリクト

 西オーストラリア州最古の産地

3.マーガレット・リヴァー 

リゾート地、ワイナリー数200超

カベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネで知られる

4.グレート・サザン

南氷洋に面するため冷涼、沿岸は海洋性気候

6.ジオグラッフ

 

②南オーストラリア州 

オーストラリアワインの大半を占める

フィロキセラフリー

1.バロッサ・ヴァレー

"シラーズの首都"シラーズの栽培面積が約5割を占め、黒ブドウが85%

2.イーデン・ヴァレー

シラーズ、リースリングの重要な産地

3.アデレード・ヒルズ

非常に冷涼で白ブドウが6割、シャルドネ、ピノ・ノワール

4.クレア・ヴァレー

大陸性気候、シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨン、リースリング

5.マクラーレン・ヴェイル

赤ワインが大半

8.クナワラ

カベルネ・ソーヴィニヨンの銘醸地

テラロッサ(赤い粘土質と石灰岩質のコンビネーション)

9.パッドサウェー

13.マウント・ガンビア

ライムストーン・コースト最南端の冷涼産地。

ソーヴィニヨン・ブランとシャルドネで88%を占める

14.カンガルー・アイランド

オーストラリアで3番目に大きい島、海洋性気候

15.リヴァーランド

南オーストラリア州の60%のブドウを産する、豪州全体の30%に相当

 

③ビクトリア州

1.ヤラ・ヴァレー

ヴィクトリア州で最初にワイン用ブドウが植えられた

モエ・エ・シャンドン社がシャンドン・オーストラリアを設立

2.モーニントン・ペニンシュラ

冷涼産地で、タスマニアと並びピノ・ノワールの重要産地として存在感が高まっている

3.ジロング

海洋性気候

ピノ・ノワールとシャルドネの重要な産地

1877年にフィロキセラが最初に発見された

4.ゴールバーン・ヴァレー

オーストラリアで最古のワイナリーの一つがある、砂状の土壌がフィロキセラを食い止めた、樹齢の古いシラーズの木がある

11.ラザグレン

マスカットとミュスカデルから造られる酒精強化ワインの産地

13.ヘンティ

オーストラリアで最も冷涼な産地のひとつ

1975年設立のクロフォード・リヴァーは特にリースリングで有名

 

④ニュー・サウス・ウェールズ州

オーストラリアのワイン産業の起源

1.ハンター

ハンター・ヴァレーの代表品種はシラーズ、セミヨン

 

タスマニア州

冷涼な海洋性気候

ピノ・ノワールとシャルドネの極めて重要な産地

 

酒精強化ワイン

2010年以降はEUとの合意により産地呼称保護の観点から従来の呼称が変更となった

シェリー → アペラ

ポート → フォーティファイド

リキュール・トカイ →トパーク

 

リキュールのカテゴリー

ラザグレン、クラッシック、グランド、レア

オーストラリアではどの産地がどの州に属するか?気候はなにかが問われます。地図をよく見ると理解できます。

 

 

まとめ\_(・ω・`)ココ重要!

・セミヨンといえばハンター(NSW)

・カベルネ・ソーヴィニヨンといえば

   マーガレット・リヴァー(WA)、クナワラ(SA)

・シラーズといえばバロッサ・ヴァレー(SA)、

    マクラーレン・ヴェイル(SA)

・ピノ・ノワールといえばタスマニア州

・リースリングといえばクレア・ヴァレー(SA)、

    イーデン・ヴァレー(SA)

・ピノ・ノワールとシャルドネといえば

    ヤラ・ヴァレー(VIC)、タスマニア州