地域自給
地域自給
2011年10月17日、NHKクローズアップ現代で放映
考え方も素晴らしいが、それを実践して世に広めたことはもっと凄い。
小川町の金子さんに敬意を表したい。
我が「町ナカふれあい農園」は、耕作面積7aの超小規模で、町ナカにあるため
地域自給には無理がある。
地域自給には、一定規模の耕作面積が必要。
10万都市の住宅地の真ん中にある町ナカ農園としては、
「地域菜園」の道を歩む。
「地域菜園」は、家庭菜園より少し規模が大きく、
ある程度の社会性を持った農園、と勝手に定義している。
地域住民は、野菜の成長を見て楽しみ
旬の野菜の味覚を楽しみ、
かつ、農園を通じて人とのふれあいを楽しむ。
先日実施した「掘り物野菜の収穫体験」の参加者からの声により
その思いを更に強くした。
サツマイモ、落花生、サトイモ、ごぼうの収穫体験。
子供たちのみならず、親も大いに喜んでいた。
農家の出身者ではない定年者が、帰農する方向としては
このような道もあるのではないだろうか。
掘り物野菜の収穫体験
さつま芋や落花生を子供たちに収穫させたら喜ぶだろうな。
こんな思いは、私の体験からです。
東京の幼稚園生、川越に芋掘り遠足に行きました。
もう55年も前の話ですが、今でもその時の映像が浮かびます。
それほど感動したのでしょう。
今は子供たちの将来を案じる立場。
ただの老人ですが。
ぜひ地元の子供たちに体験させてやりたい。
「食育」や「地産地消」という言葉もある。
まずは地元から。
23年10月9日(日曜日)
「掘り物野菜の収穫体験」実施
企画書の概要は、次のとおり。
サツマイモ 2株
落花生 2株
サトイモ 1株
ごぼう 1株
合計1000円
4月のごぼう、サトイモのタネ撒きから考えると
半年がかりの企画でしたが、
当日は、参加者、天候、作物の生育状況など
全ての条件が整い
楽しいひと時を過ごさせてもらいました。
参加者のみなさん、ありがとうございました。
10時集合で11時半終了となりました。
一般の観光農園のように、一度掘ってから埋め直し、収穫を楽に行えるようにしなかったため
時間は多くを要しました。
ボリューム的には丁度良かったかな。
なお、「体験」の内容は
参加者である「まりっぺ」さんのブログを御覧ください。
イチゴの除草
23年10月8日 午前 晴れ
近くの大学生Aさんと、Oさんが
サークル活動の一環で農業体験にやってきた。
一通り、作物の成育状況を一緒に確認した。
自分たちが定植したカリフラワーや白菜が
順調に生育しているのを見て安心したと思う。
また、野菜の生命力や季節の移ろいも感じ取れたものと思う。
さて、イチゴは6月7日に知人より親株を分けてもらった物。
品種名は不明。
知人は、露地栽培でジャム作りを楽しんでいる。
この春、ジャムを頂いたが、手作りならではの美味しさであった。
きっと、宝交早生のような露地栽培に適した品種だと思う。
そろそろ、子苗を定植する時期である。
しかし、春先に親株の植え替えを行ったので、子苗の生育は十分ではない。
あと2週間ぐらい様子を見て、定植を行うこととした。
ただ、定植と言っても
特に畝立てをせず、平畝のまま
植え付けが均等になるよう調整をする程度とする。
そして、高畝や2月のマルチ張りを行わないので
出来栄えは加工用になるであろう。
今年は、知人を見習い
手間をかけずにジャム用イチゴの栽培を行うこととした。
本日の活動は、イチゴの成育状況を確認しながらの除草作業であった。
お疲れ様
ゴマの栽培 失敗記録
ゴマの脱粒を行った。
が、期待通りの成果を得られなかった。
その失敗の記録である。
成功物語も参考になるが、
実用としては、失敗物語はもっと参考になると思う。
品質管理の世界には「水平展開」という言葉がある。
失敗に気づいたら、同じようなものは大丈夫なのかと推測するのだ。
中国の鉄道事故。
新幹線事故の時、「水平展開」していたら、地下鉄で同じような事故は起きなかったのに。
同じ会社のシステムを使用していたとのこと。
なおさらである。
さて、初めて栽培したゴマ。
収穫、脱粒、食味をしたが、
今年の挑戦は、失敗であった。
ゴマの粒が小さく、中身が乏しい。
ジューシーなゴマのうまみがない。
5月26日、9230黒マルチに3粒ずつ播種。
2本仕立てに間引き。
タネはサカタの黒ゴマ
途中、鳥害と思われる欠損以外は順調に成育した。
そして、9月7日収穫後、ビニールハウス内で追熟。
先輩から、シートの上に立てかけないと
「ゴマが落ちるよ」、の指摘。
そして、9月27日に待望の脱粒。
シートの上に、ゴマの茎を逆さにしただけで
バラバラと音を立てて、ゴマ粒が落ちた。
感動的な音であった。
水洗い後、沈殿した物のみを乾燥。
フライパンで炒ってから、
すり鉢で潰して、小松菜の胡麻和えに。
おいしかったが、いまいち納得がいかない。
ゴマ油がとれるほどのジューシーさがない。
そういえば、ゴマの茎がヒョロヒョロしていて
少し頼りなかったかな。
9230マルチに2本立てにしたために軟弱に育ち、
実の成長が不十分であったようだ。
超一流の売り物になるような物はできなかった。
来年はもっと良い物を作ろう。
と、決意。
白菜、カリフラワー定植
9月17日 10:00~11:30 晴れ
大学生のAさん、0さんがサークル活動の一環で
白菜、カリフラワーの定植作業を体験した。
まずは、80㎝幅の畝立て、9230黒マルチ、防虫ネット張りの準備を行った。
これら一連の作業は、簡単と言えば簡単だが、
しっかりと裾まで土寄せし、最後は、マイカセンで紐かけする頑丈な作りは、体験なしでは簡単に作れるものではない。
私も、農業大学校で訓練を受けたので、できたと思っている。
両サイドのみ1本144円のしっかりした210㎝物を2本ずつ使用して、中ほどは1本48円のファイバーを使用した。
「安物買いの銭失い」という言葉があるが、農業用ポールは、まさにその言葉が適用される。
ホームセンターでは同サイズの物が68円であるが、あえて近くの農業資材専門店で購入した。
また、このファイバーが優れ物である。
(これはホームセンターで購入)
細いので固い土でも刺さりやすい。
少しぐらい左右の刺さりが偏っても、そのように見えないので、出来上がりがきれい。
トンネル用だけではなく、つる豆の誘引用にも使える。
天井が低い倉庫でも、曲がるので収納しやすい。
丈夫でさびない。
そして、安価である。
定植は、夕方が良いのだが、やむを得ず日中に実施。
学校の校風なのか、実に丁寧な作業をする学生に、いつも感心。
白菜はサカタの75日型。
8月19日に72トレーに播種して準備したもの。
カリフラワーはサカタのオレンジ美星65日型。
8月1日に72トレーに播種したもの。
花蕾は10㎝前後でコンパクトゆえ、株間は25センチで良いとのこと。
したがって、30㎝間隔の9230マルチを使用したが、
白菜は、一つおきの植付けとした。
白菜は75日型と種袋に記載されている。
そして、説明文にはタネまき後70日前後から収穫できるとある。
10月30日頃の収穫予定。
一方、カリフラワーは植えつけ後65日前後の収穫とある。
同じサカタでも数字の意味合いが違うことに初めて気がついた。
11月22日頃の収穫予定か。
タネまきから起算すると、110日ぐらい。ゆっくりとした成長である。
サカタの「カリフラワー美星」は、花蕾が通常に比べ半分ぐらいの大きさ。
二人分の調理には丁度良いミニサイズである。
初めての栽培につき、味見も楽しみである。
ミニ白菜の播種
9月10日 10:00~11:30 34℃
ミニ白菜(サカタ)の播種を行った。
二人の大学生、サークル代表のKuさんとKoさんによる農業実習。
当日は、残暑厳しく、おまけに晴天ゆえ、少しバテタかな。
80㎝幅の畝立て、9230の黒マルチ、そして防虫ネットのトンネル。
種は、3粒ずつマルチ穴に播種。
御覧のとおり、きれいなトンネルができた。
マルチ張りやトンネルの作成は、作業者の性格が出るもの。
そして、3日後の13日には発芽を確認できた。
生命力の強さには驚かされる。
今後、間引いて一本にする。
11月初旬に収穫予定。
この品種は、大きさ20㎝程のミニサイズで、たねまき後、約55日で収穫できる。
ずっしりと重みのある普通サイズの白菜は捨てがたいが、
少人数の家庭には丁度良い大きさかもしれない。
また、農家の話によると駅前のスーパーではこのサイズが売れるとのこと。
おそらく持ち帰りにも便利なためだろう。
収穫間近の野菜たち
ごぼう、落花生、サツマイモなどが収穫時期を迎えつつある。
①ごぼう(種は、うまいごぼう)
3月20日に一回目の播種をしたが発芽が不揃いであったため、4月18日に一部撒き直しを行った。
成育は御覧の通り順調である。
「うまいごぼう」は、短いタイプのごぼうであるが、収穫はスコップで土を掘るため汗をかくことになる。
しかし、収穫したばかりの新鮮なごぼうは、香が実に良い。
本当の旬の味を楽しめるのは、地元野菜の強みである。
②落花生(種は、野菜直売場で生食用に販売していたものと、知人のWaさんより頂いたもの)
5月10日、72トレーに播種
5月26日、2回目の72トレーに播種
6月3日 直播
3回の播種を試みたが、結果的には出来栄えに差がないようである。
手間がかからないのは直播。
それに心配した鳥害は、釣り糸で防げることが分かった。
成育は順調である。
なま落花生、煎り落花生、ピーナツバターと収穫後が楽しみである。
③サツマイモ(苗は紅あずま)
苗は5月の連休頃から販売されているが
5月末頃が適期と知り、はやる心を抑えて、雨後の最高状態の時に植え付けた。
最近は、野菜の苗の販売が早くなっているような気がする。
温暖化の影響もあるのかもしれないが、ホームセンター間の競争の結果ではないだろうか。
サツマイモの植付けにも適期がある。
早すぎれば芋が過度に肥大し、遅すぎれば十分に肥大しない。
また、早すぎれば畑の有効活用もできない。
成育は今のところ順調でる。
試し掘りを行った結果では、色、艶、形、全て満点。
「坂戸小町」と名付けたい感じ。
ただ、御覧のとおり、葉がヨトウ虫に食害されており、今後の成育が心配である。
農薬、除草剤などを使用すれば、より工業製品に近い安定した商品ができるが、
当農園は、これにはこだわる。
収穫した野菜は、孫にも食べさせたいがためである。
夏の小松菜
8月27日、ハウス内に小松菜の定植を行った。
やさしく植え付けてくれたのは、大学生のKuさんとKoさん。
小松菜は、普通、直播するものである。
販売価格も安いので手間はかけられない。
また、強健で手間をかけなくても十分収穫ができるからである。
しかし、私は128トレーに播種を行い、定植をした。
トレーを使用しての播種は、発芽率が良く気持ちがいい。
(暇なのかも)
8月12日、夏季栽培用小松菜「浜ちゃん」を128トレーに播種。
9415マルチへの定植を考え、種は3個ずつで、間引きは行わない。
去年の今頃、農業大学校の授業で、「9415」は、95㎝幅の4列15㎝間隔であることを知った。
それ以来、ホウレンソウ等の葉物野菜は、「9415」を使用して重宝している。
ちなみに大根は「9230」、白菜は「9245」を使用している。
8月27日、ハウス内の黒マルチに定植。
そして、9月16日、収穫時期を迎えた。
御覧のように、虫による食害のため、小さな穴だらけ。
とてもスーパーで販売できるような状態ではない。
ビニールハウスは、サイド部分、及び入口扉部分を防虫ネットでカバーはしてあるが、
小さな虫は自由に出入りしている。
それどころか、いつの間にか雀が侵入していたこともあった。
無農薬で不完全な防虫ネットでは、この程度の出来が精一杯か。
ただし、おひたしにおかかをかけての味は、すこぶる良好だった。
旬を味わう時は、いつも最高のぜいたくを感じる瞬間。
小松菜は、茎を食べる野菜なので、まったく調理には支障がなかった。
しかし、農薬漬のきれいな野菜しか知らない一般消費者には、理解が得られないだろうな。
地域菜園(野菜のオープンガーデン)
地域菜園(野菜のオープンガーデン)
「地域菜園」、辞書にはない造語であるが、家庭という極めて狭い世界の家庭菜園に対して、「地域菜園」は、ご近所、町内会、更に広い市町村レベルの方々が係わっている菜園という意味で使いたい言葉である。
我が「町ナカふれあい農園」は、「地域菜園」を自任しているとも言える。真の耕作者は私一人ではあるが、援農ボランティアで除草をしてくれる人、サークル活動の一環で農業実習に来ている大学生、農園での土いじりは地域住民の共同作業になりつつある。また、当農園は町ナカにあることもあり、ご近所の方は、野菜の成長を見ているのが楽しいと言い、癒しの空間となっている模様である。そして、農園事業の一つとして「畝売り」や「芋掘り体験」など、住民参加型の農業も営み、計画もしている。これらを考えると、農園はある程度の社会性を持った「地域菜園」としての役割を担っているのではないかと勝手に思っている。
当農園のような「地域菜園」が増加すれば、不耕作地の減少だけではなく、食育の場、定年退職者や障害者等の就業の場、そして癒し空間の提供等、地域にとっては多くのメリットが生まれてくるものと思う。
更に、「地域菜園」は、地産地消の考え方にも相通じるところがある。昔の生活では家庭内で資源の循環サイクルができておりゴミを外に持ち出すことはなかった。それが現在は、化石燃料などのエネルギーをかけてごみの運搬や焼却を行っている。限りある自然資源を浪費すようなシステムを見直し、地域内で生産から消費までの循環サイクルが形成されるよう、できることから始める必要がある。生ゴミの堆肥化などは手始めに行える循環システムであり、「地域菜園」はその核となり得る。
もし、市町村単位で「地域菜園」の登録制度があったらどうだろうか。地域住民は、気軽に「地域菜園」の見学ができ、プロの耕作者と会話を楽しむことができる。また、実物を見て野菜の栽培方法を尋ねることができるので、農業や自然に興味を持っている人にとっては大いに参考になるはずである。
ここ坂戸市では、花のオープンガーデンがすっかり定着した。同様に野菜のオープンガーデンとも言える「地域菜園」があると、良いと思う。
超ミニ農家の野菜販売⑤携帯メール
超ミニ農家の野菜販売⑤携帯メール
とある人に、携帯メールで、野菜は要りませんかと送信した。すると、「お願いします」と早速返信があった。すぐに伺うと大量に購入していただけた。「携帯メールでの御用聞き」の威力はすごい。
そこで、携帯メールを使用した販売方法を考えた。
「野菜の購入希望者に、携帯メールアドレスを登録してもらう。販売者は、登録者に本日の何時に庭先で販売を行う旨、メールで連絡を行う。なお、受信者からの返信メールは不要である。」ざっとこんな内容である。
早速、携帯メールを活用した企画の文書を作り、ご近所の郵便受けに投函した。その結果、配布したご家庭の約半数から登録があった。すかさず、実施してみたところ、一日の売上高としては最高を記録した。
この方法なら、売り方の主導で野菜の「旬」を販売できる。そして、受信者は返信メール不要としたので、お互いに束縛はしない。また、売れ残りは、そのまま無人販売所にすることもできる。今のところ我が農園のような超ミニ農家にとっては、ベストな販売方法であると思う。「販売なくして、生産なし」という言葉があるが、これである程度の販売量を予測した秋野菜の苗作りが始められる。ブロッコリーの苗をどのくらい作ろうか悩んでいたところである。
今後は、私と同じように販売について悩んでいる同好の士(無農薬、除草剤不使用、有機肥料多用)を巻き込んで、この方法を進化させてみようと考えている。
続きは超ミニ農家の野菜販売⑥仕入れ





