先週アップしたブログ記事で、「きっと買う」と公言していた
キネマ旬報の2月増刊の「ベスト・テン」号ですが、
その発言を違えずに今週月曜に書店に出向き購入しました。
やはり最も気になっていたのは、97回目となる
日本映画・外国映画それぞれの「ベスト・テン」です。
そのランクインの内容は以下の通りです。
日本映画ベスト・テン (〇数字は「マイ・ベストテン」の順位です)
①『せかいのおきく』(2023年、監督/阪本順治)
②『PERFECT DAYS』(2023年、監督/ヴィム・ヴェンダース) ②
③『ほかげ』(2023年、監督/塚本晋也) ④
④『福田村事件』(2023年、監督/森達也) ⑧
⑤『月』(2023年、監督/石井裕也) ⑥
⑥『花腐し』(2023年、監督/荒井晴彦)
⑦『怪物』(2023年、監督/是枝裕和) ⑤
⑧『ゴジラ-1.0』(2023年、監督/山崎貴)
⑨『君たちはどう生きるか』(2023年、監督/宮崎駿) ⑩
⑩『春画先生』(2023年、監督/塩田明彦)
外国映画ベスト・テン (〇数字は「マイ・ベストテン」の順位です)
①『TAR ター』(2022年、監督/トッド・フィールド) ③
②『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(2023年、監督/マーティン・スコセッシ) ④
③『枯れ葉』(2023年、監督/アキ・カウリスマキ)
④『EO イーオー』(2022年、監督/イエジー・スコリモフスキ)
⑤『フェイブルマンズ』(2022年、監督/スティーヴン・スピルバーグ) ⑩
⑥『イニシェリン島の精霊』(2022年、監督/マーティン・マクドナー)
⑦『別れる決心』(2022年、監督/パク・チャヌク) ⑧
⑧『エンパイア・オブ・ライト』(2022年、監督/サム・メンデス) ②
⑨『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022年、監督/ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート)
⑩『ウーマン・トーキング 私たちの選択』(2022年、監督/サラ・ポーリー)
ここ10年くらいは毎年200本以上の映画を見ていますが、
キネ旬のベスト・テンの両部門20作品をすべて鑑賞していることは
なかったと思いますが、昨年はそれを達成しており驚きです。
さらに驚いたのは、「マイ・ベストテン」で私が1位とした
作品がともにランク外であったことでしょうか…(笑)
『658km、陽子の旅』(2023年、監督/熊切和嘉)→ 第16位
『理想郷』(2022年、監督/ロドリゴ・ソロゴイェン)→ 第36位
でも、このランク外は気持ち的にはちょっと嬉しかったりします。
以下は、いつも通りに前月ひと月に読んだ本と雑誌のまとめです。
「芸談 昭和落語家伝」立川談志・田島謹之助(写真)/中公文庫
☞昭和の落語家を撮った写真が素晴らしい。それに触発された談志の文章です。
「木」幸田文/新潮文庫
☞著者の“木”を見つめる視点は、今では持ち得ない自然への強い眼差しがあります。
「14歳からの映画ガイド―世界の見え方が変わる100本(14歳の世渡り術) 」/
河出書房新社
☞私が14歳の時、自分で映画を選ぶことはなかった。現代の14歳が羨ましい。
「高峰秀子 暮しの流儀 完全版」高峰秀子・松山善三・斎藤明美/ちくま文庫
☞昭和を代表する女優・高峰秀子。その仕事よりも大切な“暮しの流儀”です。
「ハリウッド映画の終焉 」宇野維正/集英社新書
☞ミニシアターだけでなく映画館という文化が危機に瀕しているということです。
▼私の“ツン読”状態の本棚はさらに本が増え続けております…