iware8940さんのブログ -7ページ目

カールおじさんの秋桜畑

おじさんから貰ったクエスチョン。あれからずぅっと考えてるのに…。 ぜんぜん答えが浮かばないや。だってさ…。 いち、足す いちは、2 に決まってるんだし。
「孔ちゃん?どないしたん?」

「あ、舞子さん」
「なんやぁ、景気の悪い顔してぇ」

「おじさんが来ちゃダメだって言うんだ…」
「あら、又行ったん?」
「うん…」

「あん人のどこがええのん?」

「う…ん、うまく説明できないけど、何だか近くに居たいんだぁ…」

「ほんなら会いに行ったらよろしぃのに」

「でも、条件があってさ、」

「条件?」

「舞子さん!」

「なんどすぅ」

「いち 足す いちは、なんで 2 になるの」

「ふぅへ?」

「ね…何で」

「ずいぶん、難しい質問どすな…。条件って、その質問どすかぁ?」

「うん、そなんだ」

「謎々にしては裏のないよな話やし…クイズ?それともぉ…トンチどすか?」

「あぁ…分からないよ。どうしよ…行けないよ」

「健気やねぇ…よっしゃ!ほんならウチもひと肌脱ぎまひょ」

「いっしよに考えてくれるの?」

「孔ちゃんはええコやし、たまには頭使うてもバチは当たりまへん」

「バチなんて…」

「冗談、冗談…」

舞子さんはそう言うと、ちょっと恐い顔になった。

「せやけどウチは嫌いどす」

「へへっ…」

とりあえず笑ってごまかした。

カールおじさんの秋桜畑

「ぉ、ぉぉ…まずは、チューニング。8940Hertzに合わせてぇと」

ワテのブログ世界はこないしてお披露目しとるんや。まぁ昨日はけったいなボンボンと、舞妓はん気取りの外人娘に邪魔されて余計な時間使うてしもたさかい、今日はゆぅっくりお話させてもらいまひょ。

僕はボンボンなんかじゃないよ。あ!おじさんに見つかるじゃん。 し.ず.かぁにぃ! シー…。あ!
何や、誰かに見られてるようなぁぁぁ。
世界がむずむずしよる。 ンッ?!おかしいっ。

あぁぁ、マズイ。
ばれたら又追い出されちゃう。

「おいっ!」

「あぁ!やばい!」

「くぅらっ!性懲りもなく、どっから入って来たんや」

「ご、ごめんなさい!許して」

「ここはボンボンが来るとこやない!」

「ねっ何で、何で来ちゃダメなの?!」

「あぁ、黙って帰れ!」
「嫌だ!」

「アホなこと抜かすな、どうなっても知らんぞ」

「嫌だ!ここに居たい」

ボンボンは尋常やない分からず屋や。しゃあない、必殺のクエスチョンを お見舞いしたろか。

「ボン!」

「僕は孔紀信!孔です」
「何や、急に勢いづきよったな…まっ」

おじさん…。何する積もりぃ。懐に手突っ込んで急に目ぇつむっちゃった。

「ボっ…いや、孔!」

「はい…」

「このクエスチョンに答えられたら、このコスモス畑への出入り、許可したる」

「え?!ホントに?」

「ほんまや」

「ぃやったぁ…」

「やったぁやあらへんぞ…答えられたら言うとるやろ」

「あ、はい」

「ええか」

「はい。どうぞ」

「よっしゃ」

おじさんはすぅっと息を吸ってはくと。

「何故!1+1は2になるんや。ちゅう…言う話や」

「いち、足す、いち、は何故、2 になるか?」

「そや、答えを探しぃ」
「わっわかりました。」

「それまでは絶対に来たらアカンっ…ええな!」

「………はい」

僕はそう返事しておきながら、全く自信が無かった。

「あ…どうしよ」

うつむいてる場合じゃない。とりあえず、僕は舞子さんに助けを求めることにした。

あのボンボン…いったいどういう了見や。
あぁ…。
せっかくやワテのブログ世界に起こしの方々。
あんさんらも、いっしよにクエスチョン考えてみまっか。

カールおじさんの秋桜畑

iware8940さんのブログ-SBSH00071.JPG
そこは見渡す限りの花畑。ずっとずっと遠くまで続く秋桜畑でした。
「初めまして、僕、孔紀信…といいます」

「何や!ワテの秋桜畑に何の用や!」

「す、すいません!お邪魔してます!」

「どしたん、こんなコスモスしか咲いてへん所に何の用事や」

「いやぁ…おじさんのブログ読んだら、そのぉ、僕の好奇心をくすぐる内容だったので、つい」

「そういうもんどっしゃろかぁ」

「あ?!舞子さん!」

「そないに興味湧く話やない、想いますぇ。正月が何で嬉しいか、やなんて…しょょもなっ」

「何やお前ら!他人の畑に乗り込んでおきながら好き放題喋りよって」

「まぁまぁ…おじさん」

「ワテはおじさんやない!カール言う名前があるわっ」

「分かりました。まぁ落ちついて」

「ウチも騒がしいのんは嫌いどす」

「こらぁ!ええ加減いなんかい!」

「今日は帰ります!又お邪魔させて貰います」

「もう来んでええ!」

「ウチも又の機会にっ」

「じゃあね、カールおじさん」

「おじさんやない!おいちゃんや」

「絡みづらいお人やねぇ、」

「やかましっ」

こうして僕、孔紀信と舞子さんはおいちゃんの秋桜畑にお邪魔したのもつかの間、次回の登場を待つことにします。

「あっ忘れてた」

「何や」

「僕が撮ったカワセミの写真…」

「ほぅっあんな難しい鳥を捉らえたんか」

「の…積もりだったんですが」

「何やぁぁ、話だけかぃ!」

「やっ待って待って!これ、ちょっと興味深いんです、これ見て…こんな所にカワセミが居るんですよ。」

「ほぅこないな場所に?ほんまにおるんかぁ~」

「よって、これからもカワセミ追っかけて、絶対実物の写真見せてあげます」

「期待せぇへんし」

「孔、紀信!待ってて下さい」

「帰れ!」

そうやってカールおいちゃんの憎まれ口を背中に、僕は秋桜畑を後にしました。ついでに写真載せときます。
本当にそこに居たんだからねっ。