ASDさんに朗報!アナタを笑う人の態度は一瞬でひっくり返る!! | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

ブログにお越しいただきありがとうございます^^

 

ASD(自閉症スペクトラム)当事者

女係長 鹿島じゅんです。

 

私の発達障害に関する診断結果

コチラです。

 

専門家でも見分けるのは難しいと言われる、

発達障害と愛着障害。

 

自分は本当は発達障害ではなく、

愛着障害なのではないかと思い振り返った、

私の愛着障害に関する生育歴

コチラです。

 

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ASDの私には、

教わったことは教わった通りに、

キチンとこなすという特性があります。

 

そして、この特性は時として、

 

"慣れてきたことには手を抜く"


特性を持っている定型発達者から、

 笑われる要因ともなります。


例えば。


私が現在、勤務している営業所では、

朝、職場の皆んなで、

ラジオ体操をするという習慣があるのですが。


職場の皆んなが、

ダラダラと適当にラジオ体操をこなす中、

小学生の頃に、

夏休みのラジオ体操が毎日義務付けられていた、

昭和生まれの私は、

NHKのテレビで見たラジオ体操をお手本に、

精いっぱい体を動かしていました。


(体操をしている時は"明るく・楽しく・元気よく"を心掛けています)

そんな私を見て、

周囲の人達は、

私のことをくすくす笑っていました。


職場から強制されて、

皆んなイヤイヤやっているラジオ体操を、

1人精いっぱいやっている私のことが、

滑稽に見えていたのだと思います。


「あの人、ラジオ体操を真面目にやってる笑」


世間にはなぜか、

真面目な人をバカにしたり、

笑ったりする風潮があって、

そんな風に自分も陰で笑われていることは、

噂に疎い私の耳にも届いていました。


 それでも私は、
ひたすら真面目にラジオ体操に、
取り組んでいました。

それは私が中堅社員の頃、
職場で自分に大切な仕事が任されないのが、
つまらなくて、
やる気がなくなっていた時に、
流れてきたCMに感銘を受けたことに、
理由がありました。

そのCMというのが、コチラ↓
 

 


小さな仕事だなんて、クサるなよ!

小さな仕事ができないヤツに、
大きな仕事は、
頼まないもんだ

私はそのCMで流れた言葉に、

その通りだ!!∑(゚Д゚)

と、
衝撃を受けました。

それまで自分と同じような経験年数の社員は、
もっと大切な仕事を、
任せてもらっているのに、
自分には大切な仕事を任せてくれないのは、
職場の私に対する評価がおかしいと、
思っていた私は、

自分に対する周囲の評価が変わること

を望んでいて、
そのことに不平不満ばかりを、
募らせていたのだけど。

このCMを見た時に、
私が大切な仕事を任されないのは、

周囲の人から私が信頼されていないからだ

と気付いた私は、
自分にも経験年数に見合った、
大切な仕事を任せてもらえるように、
(仕事はもともと、キチンと真面目にやっていたので)
仕事以外の、
皆んなが手を抜くようなことも、
一生懸命、
やるようになったのでした。

だから、
今の営業所で行われているラジオ体操も、
誰に何を言われても、
私は精いっぱいやっていました。

そうしたら、ね。

ある朝、
自分の所属する部署のミーティングの席で、
課長が突然、
こんなことを言ったのです。

「鹿島係長の体操する姿を、
所長がとても褒めている」

って。

そして、私が今働いている営業所は、
私が転勤してきてから、
1度、所長が交替しているのだけど、

「現在の所長も、以前の所長も、
鹿島係長の体操を、
とても褒めていらっしゃいました」


と課長から言われたうえ。

さらに、さらに。

「鹿島係長をお手本にしましょう」


という言葉を、
言っていただいたのです!!


そうしたら、何と。

それまで私が一生懸命、
ラジオ体操をする姿を笑っていた人達が、

皆んなで集まって、
ラジオ体操の動画を見だしたのです(笑)


営業所長のお言葉1つで、
それまで笑われる対象だった私は、
皆んなの目標の対象になったのでした。

だからね。

例え、ASDのあなたが、
その特性から手を抜かずに、
真面目に働いていることに対して、
周囲の人から何か言われたとしても、

真面目に働いているあなたは、
そのままでいいよ。

真面目に働くあなたを、
バカにしたり要領が悪いといって、
見下す人がいたとしても。

あなたは間違ってないから。

そして、
そうやって他人をバカにしたり、
見下す人達ってね。

誰かの評価で簡単に手のひらを返します。
 
私のラジオ体操を笑っていた人達が、
所長の言葉1つで、
自分も私のように体操をキチンとやろうと、
動画を見だしたように。

だからASDさんは、
周囲の言葉に惑わされて、
真面目で要領よく働けない自分を、
卑下したり、
周囲のマネをして、
要領よく働こうとしたりしなくていいんです。

真面目に働くあなたの姿を、
見てくれている人は必ずいます。

 

誰よりもまず、
あなた自身が真面目に働くあなたのことを、
ちゃんと評価してあげましょう。
 
ASDの真面目な特性は、
1つの才能なんだから
 
あなたはあなたらしく、
生きていて、いいんだよ(*´꒳`*)