私が存在を忘れられていても平気な理由 | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

昨日、職場の別な部署の方から、

「来週月曜日のグループ懇親会、参加しますか?」

と、電話がありました。

私が現在勤務している支社では、
横の繋がりを強化する目的で、
色んな部署の人間をランダムに選んでグループを設定し、
そのグループで懇親会を行うことを奨励(ほぼ義務)しています。

そのグループのうちの1つに私も入っていて、
来週の月曜日に懇親会があることも知っていたため、
私も(ほぼ義務なので)参加しようとは思っていましたが、
なんで、こんな確認の電話がきたのか、
理由が分かりませんでした。

理由はわからないながらも、
職場の人間関係を円滑にするために、
友好的な態度を心掛けている私は、

「はい、参加しますよ」

と、明るい声で応対しました。
(ただ、突発事項に弱いASD、心の中では無茶苦茶不安がってます)

そうすると、相手の方から、
こんなことを言われました。

「グループの女性の皆んなで差し入れをしようと話し合ったのだけど、
じゅんさんにだけ話をするのを忘れていて、、、」

その言葉を聞いて、私は納得しました。

相手の声が、
ヒソヒソボソボソとしていて、
まるで私に、
懇親会に来て欲しくないような口振りだった理由が、
分かったからです。

私に電話をかけてきた女性は、
女性皆んなで差し入れをしようと提案した時に、
私の存在を忘れていて、
あと3日で懇親会という日(金曜日)になって、
私の存在を思い出してしまったものだから、
私にも話をしないといけないと思ったけれど、
私の存在を忘れていたという事実を私に伝えるのが気まずくて、

「じゅんさんが懇親会に参加しなければ、
忘れていたことを伝えなくて済むなぁ」

と考えたのだと分かりました。

私はかえって、ホッとしました。

未知のこと(突然の電話の理由)が分かったからです。

分かってしまえば、
不安に思うこともない、
笑えてしまうくらいの理由でした。

なぜなら"ぼっちキャラ"の私は、
人に存在を忘れられることなど、
慣れっこだからです(笑)

かえって、

当日ではなく事前に、
私の存在を思い出してくれて、
ありがとうございます(*^▽^*)

という気持ちでした(笑)

だから私は、
相手の方がこれ以上私に気を遣わないように、
相手の言いたいことを要領よく先回りして、

「じゃあ私にも当日、
その差し入れのお金を負担させてくださいね」

とやっぱり明るく、
何でもないことのように言うと、
相手の方もホッとしたのか、
どんな差し入れをするのか説明してくれました。

私はそんな相手の方の態度に、
とても好印象を持ちました。

私にはASD(自閉症スペクトラム)の特性があり、
愛着障害の特性も併せ持っているため、
普段、自分の思った通りに行動していると、
集団から孤立しやすく、
さらに自分から人の輪に入り辛いという、
"ぼっちになるべくしてなる"特性があるため、
会社で仕事が絡まない、
このような親睦を目的としたグループにおける人間関係においては、
かなり扱い辛い存在になってしまいます。

自分でもそれを自覚しているため、
このようなグループにおいては、
馴染めるように気を遣っているのですが、
それでもやっぱり、
もともとの興味関心のある話題が合わないため、
異端感は漂ってしまいます(笑)

人によっては、
そんな私を邪魔者扱いする人もいるため、
(こんな人がリーダーだと虐めに発展する)
かえって私の存在を忘れていたことを、
申し訳なく感じてくれる人は、
私にとっては、

優しくて良い人

という分類になるのでした。

そして、何より。

私は会社の割り振った、
懇親会グループで存在を忘れられたとしても、
他に飲みに行こうと誘ってくれる同僚や部下も、
会社以外に大切にしたい絵画教室の仲間や、
何かあったら私に頼ってくれて大切に思ってくれている娘という、

自分の居場所が"3つ"もあります。

定型発達者やコミュニケーション能力の高い方は、
3つの居場所は少ないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
長時間人と一緒にいると、
この3つの場所で関わる人数だけで、
自分には手一杯だと感じています。

あ、あと1つ。

リアルで繋がっている場所以外では。

このブログも、私の大切な居場所の1つです。

なんなら、このブログが、
1日のプライベートな時間の中で、
一番時間を費やしているものかもしれません。

もう、8年前かな。

鹿児島で勤務していた時にイジメにあって、
その心の辛さから抜け出したくて、
ひたすら助けを求めて見続けた、
色んな人のブログ。

そんな時に私は、
今は魂カウンセラーとなっている、
まさよさんのブログに救われたのでした。

今は殆ど更新されていないけれど、
私の心を救ってくれた、
以前のまさよさんのブログ、


も、
良かったら読んでみてくださいね^^

きっと私はまさよさんの、
透視リーディング能力よりも、

「自分という存在を愛してあげていいんだよ」

という言葉と、その存在に、
惹かれて救われていたのだと思います。

まさよさんがくれた、その言葉を。

私が私を愛して癒すことで、
以前の私のように苦しくて辛い思いをしている人に、
渡していけたら嬉しいな(*^^*)

そして、そうやって、
優しい愛が循環していったら素敵だね♡