私が過去を振り返る理由 | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

久しぶりに書いた、
私の過去を振り返った、

書いては消して、書いては消して、
たったあれだけの文章を、
ほぼ1日がかりで書きました。

私の過去の中では、
小学校の頃と19歳から20歳の頃が、
振り返るのが一番キツくて。

昨日はブログを書きながら、
号泣して眠ったせいか、
朝起きたら瞼が腫れていて、
少し頭痛もしていて。

「小学生の頃は、頭が痛くなるほどよく泣いたなぁ」

なんて、少し懐かしく思いながら、
何とか職場に行きました。

けれども、小学生の頃と、
全く同じ症状が出ている訳ではなく。

昨日、ブログを書いている時から出ていた、
左瞼の痙攣と手の震えは、
大人になってから出るようになったもの。

それは、職場に着いてからも、
お昼を過ぎてからも治らず、
朝から始まった吐き気も加わったためか、
頭痛はドンドン酷くなり、
食欲も無くなっていた私は、
持っていったお弁当を、
半分も食べることが出来ませんでした。

心が体に与える影響の凄さを、
改めて感じて、
大人になった私がもう一度、
小学生の時に感じた感情を再体験して、
これだけ具合が悪くなるのだから、
ほんの8歳くらいで、
今の私のように安全に過ごせる家もなく、
我慢し続けていた小学生の私は、
本当によく頑張って生きていたなぁと、
自分のことながら、
とても可哀想で、愛おしくなりました。

「そんな辛い思いをするのなら、
過去のことなんて思い出さなくても、
いいんじゃないの?」

って言う人も、
もしかしたらいるかもしれないけれど。

少なくとも今の私には、
過去を振り返る作業が必要なのだと、
思っています。

それは今でも過去の出来事が、
私の人生に、
無意識に影響を及ぼしているから。

人が苦手だと思ったり、
怖いと感じたりするのは、
無かった感情。

生きて成長していく中で、
身につけてしまったもの。

その感情は、
子供の頃には危険を回避するために、
必要だったかもしれないけれど、
大人になって、
安全な居場所を得られた私には、
もう必要なくなったもの。

幸せに生きていくために、
もう手放す時期がきているものだから。

自分の過去を振り返ることは、
今まで見ないようにしていた、
自分の中の傷ついた自分を見つけ出して、

「もう大丈夫だよ」

と、安心させてあげる作業なのです(*^^*)

そうすることで、
私の無意識の中にある、
生きづらさの根源になっている信念を、
幸せなものに書き換えていけるから。

だから、いっぱい泣いて、
具合が悪くなったとしても。

私は自分の過去を振り返って、
傷ついたまま、
置き去りにしていた自分の心を、
見つけてあげたい、と思うのです。

そして。

今回の過去の振り返りで気付いた、
とっても大切なこと。

機能不全家族の中で、
マルトリートメントを受けて育った私に、
差し伸べられていた手が、
あったということ。

辛く苦しい思い出が多過ぎて、
記憶の奥底に封印してしまっていたけれど、
私の子供時代にも、
人の優しさに助けられていた思い出が、
ちゃんと残っていたのでした。

その思い出はまた後日、
ブログに書かせていただきますね。

決して独りぼっちで大きくなった訳じゃない。

辛く苦しいことばかり続いていたら、
忘れてしまいそうになるけれど。

そんな大切なことに気付くことが出来た、
貴重な振り返りでした(*´꒳`*)