部下の休みとアサーティブ | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

今日も部下の1人がお休みで。

私はその部下の仕事を1人で代行。

その部下の仕事を代行するためには、
本来は絶対に、
定時より早く帰ることはできません。

今日、私は通院のため、
30分だけ仕事を早く切り上げて帰る予定だと、
その部下が休みを申し出る前から言っていたため、
今日、お休みを取ると、
私の後から言い出した部下は私に、

「係長(私のこと)は本当は今日、
早く帰る予定だったんですよね、、、」

と申し訳無さげに言っていたけど、
だからと言って決して、

「休みを譲ってくれてありがとうございます」

とか、

「私の予定を優先してもらってすみません」

などといった言葉を、
言うことはありませんでした。

用事があるなら仕方がないからと、
自分の通院を後回しにして、
部下の休みを優先したのだけど、
そんな彼女の態度に少し、
心がもやっとした私は、

「絶対に今日、通院してやろう!」

と決心し、
かなり急いで仕事を片付けて、
本来なら定時まで残らないといけない、
私が代行する彼女の仕事を、
関係する部署に全部調整して回って、
定時の時間より15分だけ早く、
会社を上がることが出来ました。

その15分早く上がったおかげで、
ギリギリで病院の受付時間に間に合い、
私はちゃんと、
病院で3月から痛めていた肩の治療を、
受けることが出来ました╰(*´︶`*)╯♡

病院の先生からは、
週に2回は通院して治療を受けないと、
治らないと言われています。

それなのに、
部下の用事を優先して、
自分の通院を諦めようとしていた私。

何でも自分の都合を押し通そうとすることが、
自分を大切にすることだとは思わないけれど、
相手のことを優先してばかりで、
自分を犠牲にすることに慣れてしまったら、
自分を大切には出来ないですよね。

結局私は、
人と揉めるのが嫌で、
自分のやりやすい方法に、
逃げようとしていただけなのだと思います。

私には、
自分の意見を主張することよりも、
自分に我慢をさせることの方が、
ずっと慣れていて容易く出来るから。

でも、それでは、駄目だと気付いて。

せっかく習ったアサーションという考え方を元に、
自己主張するだけでもなく、
自己犠牲するだけでもなく考えついた、
第3の方法。

部下にお休みを譲ってあげるけど、
自分も通院するために、
関係部署の人達に協力してもらって、
病院に間に合うように、
少しだけ定時より早く職場を上がること。

本来定時までやる仕事を、
少し早く終わらせるためには、
イレギュラーな方法を取るしかなかったんだけど、

「病院に行きたい」

という私の事情を察してくれて、
私が早く仕事を切り上げるために、
皆んな、そのイレギュラーな方法に、
協力してくれました(*^^*)

アサーションの考え方は、
自分と相手の権利を認めて、
妥協点を探すこと。

今日は、

「病院に行くために自分が休む」

「休みが取れないから病院に行くのを諦める」

といった、
二者択一の視点から広がって。

アサーティブな行動が、
少しだけ、取れたように思います(〃ω〃)