私の自閉症スペクトラムらしい点 | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

自分は発達障害ではなく愛着障害なのではないか、

発達障害だったとしても愛着障害の方が、
今の私の人生に強く影響を与えているのではないか、
などと過去を振り返りながら考えているのですが。
(興味のある方は、マルトリートメントと私
をご覧ください)
 
そんな私にピッタリの、岡田尊司先生の本、
 
「発達障害と呼ばないで」
を読んでいると(まだ途中)、
やっぱり私は自閉症スペクトラムも強いのかな?
と思う点も多くあります。
 
私特有の感覚過敏のものとして。
 
1.スポーツタオルの生地の肌触りがダメで、触ると鳥肌が立つほどゾッとする。
 
2.蛍光灯の明かりを暑苦しく(煩く)感じて点けたがらない。
 
3.他の人には耐えられる程度の音量でも神経が逆撫でされて耐えられない。
 
4.危険な体験をした時に、全身を針で刺されたような
「痛い!」という皮膚感覚を感じる。
(車を運転していてぶつかりそうになった時に、
「危ない!!」と感じた私はその瞬間に、
全身を針で刺されるような感覚を感じて、
思わず「痛い!!」と叫んでしまい、
同乗していた娘から、
「ぶつかってないのに??」と驚かれてしまいました)
 
4.は、感覚過敏とはちょっと違うのかもしれませんが、
私特有の感覚、という点で、一緒に載せさせていただきました。
 
2.については子供の頃、母親から不気味がられていたことと、
(小学校低学年の子供が母親から「気味が悪い」と言われるのは、なかなか辛い経験でした)
集団行動が必要な学校で、部屋に明かりを点けずに1人でいると、
皆んな誰もいないと思い込んで、私の存在に気付かないことも多く、
そのために何度か、聞きたくない話を聞いて傷ついたことがあったため、
何とか明かりの点いた下で生活するようにはなってきましたが、
(感覚過敏で感じる不快さを、実生活で明かりを点けない時に起こる、
周囲の人間の言動の不快さの方が上回った)
今でも薄暗い中にいる方が心が落ち着きます。
「蛍光灯の明かりが煩い」という感覚が一番ピッタリくるのですが、
共感される方はいらっしゃいますか?
ちなみに自然光は大丈夫です。
 
1.のスポーツタオルは、私が子供の頃は高級タオルだったため、
まだそんなに普及しておらず、
貧乏だった我が家には兄が誕生日プレゼントでもらった1枚しかなかったため、
子供の頃はほとんど苦労せずに済みました笑
(今は逆に、スポーツタオルのような生地のタオルやハンカチが主流になってきたため、
いただき物のタオルやハンカチはスポーツタオルのような生地のものが多く、
私はあえて100均などで、
安い昔ながらの生地のタオルやハンカチを購入しています。
たまにいただく企業の名前の入ったタオルなどは、最高の使い心地です笑)
 
3.の影響なのかな?
私は歌に興味がなくて聞くことが殆どなく、
家ではテレビを見ない時は無音で過ごしています。
遠くから生活音が聞こえてくるくらいの音に、幸せを感じます。
(優しい感じのわらべ歌と、読経の倍音による意識の飛ぶ感じは好きです)
 
改めて書いてみると、結構生活に支障のあるものがありました(^-^;
(そして、結構共感されません)
 
学校で集団行動を強要されてしまうと、
人に理解されない感覚過敏は辛いことが多かったですが、
社会人になって、ある程度自分の好みを通せるようになったら、
困難度は格段に下がりました。
 
だから私は、社会人の人達が時々、
 
「学生の頃の自由な生活に戻りたい」
 
という言葉を言うと、本当にゾッとして、
 
「絶対戻りたくない!!」
 
と心の中で反論してしまいます。
 
感覚過敏の徴候を抑え込んで集団に合わせることは、
社会人として時間を拘束されて働くことよりも、
よほど不自由だったからです。
 
親の庇護下で、親の価値観や周囲の大人の決めた画一的な価値観に、
合わせて生きなければならなかった学生の時よりも、
自分の感覚に合わせて生活をカスタマイズ出来る今の方が、
はるかに幸せだと感じています。
 
その生活を守るためにお金を稼ぐ時のストレスが、
神経症レベルの症状が出るくらい、
なかなかに激しかったとしても、です。
 
やっぱりね、
金銭的にはラクになったとしても、
親に自分を理解してもらえないと諦めて、
それでも親と一緒に暮らしたり、
親のそばに居ることは、
私には辛いから。
 
物質的に満たされるよりも、
精神的に満たされている方が、
私は幸せです^^
 
価値観は人それぞれで、
私の感覚過敏に共感してくれる人にも、
リアルで会ったことはないのだけど。
(大きい音が苦手な人でも、それで自分が狂うんじゃないかと思って、
泣き出すような人はいませんでした)
 
「あれ?私、発達障害じゃないかも?」
 
と思った、自分の思考の検証として、
今日のブログは書いてみました。