映画「ジュノ」
16歳、女子高生のジュノは軽い気持ちで男友達とセックスをし、妊娠。中絶も考えたけど産んで養子に出すことに決めた。そしていざ、臨月を迎える・・・
10代の妊娠という深刻になりがちな題材だけど前向きで明るい青春コメディに仕上がっています。
できちゃった、じゃあ産んじゃえ、養子に出してハイ終わり。とジュノはバカではないけど子供ならではの単純論法で乗り切ろうとしたけど妊娠を通してそれぞれの家庭の悩み、家族のありがたみ、人を愛するということを学んでいきます。大人の世界は、人生は複雑なのだから
順序に関係なく人は周りの人の愛情や経験によって成長するもんなんだよね。
映画「普通の人々」
長男が事故死、そして一緒にいて兄を救えなかった次男が自殺未遂。
70年代の中流階級の一家にふりかかった悲劇、それがもとで家族がバラバラに・・・
80年度にアカデミー賞に輝いた作品だけど、地味で娯楽性に乏しいためかこの映画の存在はあまり知られていない。でも善い作品でした。前に観た「重力ピエロ」は血が繋がっていなくても絆が強くなった家族の話なのに対し、こちらは血が繋がっているが家族の体をなしていない。
例えば仲良しだけどある1人が欠けてしまうと残りは何となくぎこちなくなってしまうことってあるじゃないですか。そのグループ内で皆を繋ぎ止めているような存在。それがこの家族では長男のバックでした。その彼がいなくなったことで家族は求心力を失ってしまう。長男を溺愛していた母は愛する対象を次男のコンラットが奪ったという気持ちもあいまっていて心の奥で許せないようなのであります。
この母親の悲しみを消化できずに次男を拒む演技が恐ろしく真に迫っていて、観ているこっちまで辛くなる
愛の反意語は憎しみじゃなくて無関心なんだよね。
そんな中、コンラッドは友人の自殺にショックを受け、カウンセラーの下を訪れて自分の気持ちを吐き出します。「自分を責めるな」「私は友人だ」と言ってくれるカウンセラーの言葉に救われるコンラッド。生きる希望を見出します。
そして頑なな態度をとる母親に対して自ら心を開こうと意思表示します。母はとまどうだけで何もせず、その光景を見ていた父は妻への愛に自信を失います。
この終盤は目が離せないくらい緊迫してお父さんが流す涙が心に沁みる・・・お父さんもいろいろ頑張ったよ。でも仕方ないんだよね。妻の悲しみは残された家族2人では癒すことができない。なぜなら彼女は長男が欠けたこの家庭を愛してはいないのだから。
1つの不幸が家族を崩壊へと導く。個々の演技とリアルな描写につい引き込まれる映画です。
映画「フィールド・オブ・ドリームズ」
それを作れば彼はやってくる
そんな声に導かれた農夫、レイ・キンセラはとうもろこし畑を潰して野球場を作りました。そして待っていた彼が姿を現した・・・
この映画、10年ぶりくらいに観たけどやっぱ好きだわ~
久しぶりに観たらストーリーがサクサク~と進んでいくのにはちょっとびっくりしたけど。今ではこんな感じには作れないだろうね。
主演のケビン・コスナーはやっぱりかっこよかった。あの、説得力のある真摯なまなざし・・・。そんでもって彼は野球が妙に似合うのよね。
この国の歴史は野球と共にある、と映画では語っているけど日本でもそれは当てはまる部分がありますね。
小さい頃から野球に親しんできた人、また野球を愛する人はたまらない映画です。