ivisのブログ -29ページ目

映画「さくらん」

吉原の遊郭で強くたくましく花魁として生きた伝説の遊女のお話。

鉢の中でしか生きられない金魚金魚に遊女を例えています。綺麗な衣装を着て華やかだけど男や廓の庇護なしでは生きられない、はかない存在。花魁はその遊女の頂点に君臨し、嫉妬や羨望の対象でどろどろした人間関係にいやおうなしに巻き込まれてしまう。そんな中、土屋アンナ演じる主人公は誰に媚びることもなく自分の生き方を貫き通す。男に操を立てても裏切られ、立ち直ってより強くなる様は天晴れ扇子と応援したくなりんす。

でもこの映画のテーマは純愛なんですよ得意げ彼女は嘘と誠の狭間にさまよう遊女の世界に染まりつつも真の誠を見定めたのですから。


着物をはじめ襖絵など色鮮やかな配色はほんっとキレイキラ

ドラマ「Around40」

ブログネタ:新TV番組、どれが一番好き? 参加中
40歳目前にした男女の今を描いたドラマ。とうとう40代をメインにしたドラマが・・・

天海祐希演じる主人公は独身の精神科医。社会的地位も安定してそこそこの収入もあって結婚を焦っているわけではないけれど、諦めているでもない今時の女性。

松下由樹演じる専業主婦は息子も大きくなって自分の存在価値に悩むようになるこちらも今時の女性。

どちらの立場の悩みも分かるな~と思いながら見ています。
今さら焦って結婚する意味がないし
結婚しても幸せかというと単調な生活に物足りさを感じる・・・

幸せなんて人それぞれだけど、自分の幸せの形はどんなものか分からないもんです。
このドラマの副題は「注文の多いオンナたち」となっていますが、仕事にパートナーに子供と得られるものは全部欲しいというのは今の女性には確かにあります。

ドラマはどんな展開をしていくのかな~

映画「8mile」

エミネム主演のラップバトル映画。

1対1で45秒以内にラップで相手を罵り、韻を踏んだり面白い表現で会場を沸かせた方が勝ち勝利

正直、こんな悪口大会のどこが面白いんだろう??って感じ。英語が分かる人だったらこの掛詞すばらしい!とか思うんだろうけど、日本語に訳するとイマイチ面白さが伝わりにくい。仕方ないけどね。


ラストの自分の逆境や身の回りの不幸を逆手にとって相手の口を封じて優勝した主人公が残業するため会社へと戻るシーンでは、思わずガンバレゴーと言いたくなった。

夢のためにはやるべきことをきちんとこなし、努力を怠らずに実力を蓄えてトップを目指していく。

ivisはこういう人を応援していきたい。

映画「フラガール」

昭和40年、福島のハワイアンセンター名物フラダンスの基礎を築いた先生とダンサーやとりまく家族の交流を描いた実話を基にした作品。


ivisは東北の生まれで舞台となったハワイアンセンターに1度訪れたこともありますが、そこが昔炭鉱の町だったことをこの映画で知りました。

その他にも思ったより村が貧乏だったのにもびっくり。家が平屋で狭い2間ほどの部屋に家族がひしめき合って暮らしていて、着るものや家の襖がぼろぼろ。昭和40年といえど、東北の田舎はこれほど貧しかったのか・・・って感じでした。


それなのに鉱山を閉鎖してレジャー施設を造ると決定した会社の方針はもちろん地元の人にも理解されず、フラダンサーを募集しても志願者は少数。今の時代ならいざ知らず、ほとんどの人が炭鉱に従事した働きづめの日々を送っていて、寛いだり遊ぶための施設なんてピンとこなかったと思います。ましてやフラダンスは腰を振る踊り。年配者にはかなり卑猥な動きに見えたでしょうね。主人公の母親も同じで、踊り子になるなら出て行けビックリマークと勘当しちゃいます。でも娘が真剣にダンスに取り組んで努力している姿を見て、仕事と言えば炭鉱堀りしかなかった自分達の時代と今は違うことを理解し、積極的に彼女をしていきます。


東京から都落ちの感じでやってきた先生が生徒達の熱心さにフラへの魅力や情熱を取り戻して、ついに見事な踊りを披露するダンサーを育てるまでに至った、というありきたりなストーリーなのにこの映画は観る側に感動を与えるのは一生懸命さが伝わってくるからだと思います。



ivisも実はフラダンスを習っていて、あの腰の振り方はコツを掴むまで時間がかかるんですよ。そして手の振りつけもおざなりには出来ないので結構神経を使います。そんでもって笑顔で踊るがまた大変・・・汗余裕がないとにこやかな顔つきができないんですわ。。。

映画のフラダンスは本当に見ごたえのある踊りですグッド!


「毛沢東の私生活」 李志綏著

中国共産党最高指導者であった毛沢東に22年間、主治医として仕えた著者の回想録。独裁者として君臨した毛沢東の私的な部分が興味深く描かれています。


最高権力者の側に仕えていたら身の保障は安全だと思いきや実はそうではなく、常に毛沢東の機嫌如何やその側近たちの権力争いに巻き込まれて失脚または処罰されるか分からない不安に悩まされていたそうです。

中国では上司と部下の関係は一蓮托生で、上司の命令は絶対で部下は必ず従わなければなりません。そして部下の成功と失敗は上司の責任でその言動には責任を課せられます。

李主治医にも彼を毛沢東の主治医に推薦した人がおり、彼が政治の第一線から去ると庇護者がいなくなって側近グループにいづらくなり、これを機に主治医としての立場を辞して医療現場への復帰を果たしますが、ほどなく毛沢東より呼び戻されまた主治医として仕えることになります。


毛沢東という人は気さくな物腰にユーモアたっぷりの雑談が上手なとても魅力的な人物だったようですが、実際には自分以外の人間を下僕としか思っておらず、逆らう者には容赦ない仕打ちを加え、そして時たま忠誠心を試すような罠を仕掛けていたそうです。こわっ叫び

彼は自らを皇帝と位置づけ、歴代の皇帝のようにワガママ・贅沢・女漁りとやりたい放題で仕えれる者には忠誠心と絶対服従を要求し、利用価値がないと切り捨てます。

その結果、彼の周りにはお追従を述べるものばかりが増え、当然のことながら腐敗も横行していきます。

中国全土で大飢饉がおきて何万人という農民が餓死しても、政策の非を認めず自分達は食べるものに困らない生活を送り続けます。

そんでもって党の幹部がガンと宣告され、一刻も早く手術を受けなければならないのに、毛沢東の承諾を得られずに延期させられたいうこともあったそうです。ガンは手術で治らないと根拠のない信念をもっていたみたいですが、そりゃないですよねうーん



李先生はそんな現実、社会主義国家に幻滅を感じ毛沢東への畏敬の気持ちも薄れていきます。

でも家族のためにもそこで仕事するしか生きるすべがなく、毛沢東の信頼を得つつ政治的なことには関りを持たないようにして保身に努め続けました。その苦労心労はいかほどのものだったんでしょうか。



この本では毛沢東の日常習慣にも触れていて、彼は規則を嫌い起床や就寝時間は不定期で睡眠薬を常用していたそうです。後年は慢性的な肺疾患、筋萎縮性側硬化症という難病に冒されていました。

そして水泳は大好きだけど入浴を嫌い、体は熱いタオルで拭いてすませていたそうです。歯磨きも行なわずに食事の後にお茶で口をすすぎ、残ったお茶の葉を噛んで済ませていたんだとか。そこんとこは農民だった時の習慣がぬけなかったみたい。


中国の近代歴史や毛沢東に興味がある人はご一読を・・・本