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次回配信予定：12月12日【第2号】
私が主宰を務める志動塾の月例勉強会を開催しました。
今日のテーマは、防府市が採択した公民教科書について。
防府市が採択した帝国書院の歴史教科書の酷さについては、以前も拙ブログに書きました。
しかし、公民教科書はもっと酷いと言えるかもしれません。
防府市が採択したのは、東京書籍。
私の評価では、「この教科書だけは我が子に与えたくない」と思う程の７社中最低の教科書です。
全体を通して、家族や国家を解体しようとしているとしか思えません。
個人の権利は殊更に取り上げても、家族の大切さや日本の伝統や文化の中での位置づけや、国家論を展開していません。
公権力の必要性をも述べていません。
更には『人権はだれもが生まれながらに持っており、法律によっても制限されないという真の人権思想の確立』などという恐ろしい文言まで。
個人個人が人権を果てしなく主張し、行使していけば、必ず他の人の人権を侵害します。
そうならないために、法律によって人権を制限し、出来るだけ多くの人の人権が保障されるようにするのではないか。
「自然状態」を望んでいるかのようです。
これでは反国家主義者を養成するための教科書です。
教育基本法改正の柱であった、「国や郷土を愛する心」や「公共の精神」を育もうという気は微塵も見えません。
法律など完全に無視。
なぜ、こんな教科書が検定をパスしたのでしょうか、法律はただのお飾りなのか・・・。
そして、「防府市の中学生の教科書」として特に許せない点は、外国人参政権について「与えないことは差別」であり、「人権問題」ともいうような記述があることです。
ここでは、
『日本には５９万人の在日韓国・朝鮮人の人たちがくらしています。この人たちの多くは、１９１０年の日本の韓国併合による植民地統治の時代に、日本への移住を余儀なくされた人たちや、意思に反して日本に連れてこられて働かされた人たちとその子孫です。』
という歴史の捏造からスタートします。
これは全くのデッチアゲの嘘っぱちであることは、過去記事にも書いてきたことですので今回は省きます。
そして、
『（在日韓国・朝鮮人は）日本国籍を持たないため、選挙権や公務員になることなども制限されています。日本で生まれ生活していることやその歴史的事情を配慮して、人権保障を推進していくことが求められています』
と、外国人に参政権を付与すべきとの主張のみをとりあげています。
外国人参政権の問題は、差別問題や人権問題ではなく、主権の問題です。
だいたい、『公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。』という憲法１５条を完全に無視しています。
さすが、反国家主義者養成教科書だけある。
防府市議会は全国に先駆けて『外国人への地方参政権附与に反対する決議』を行った議会です。
提出者は私ですが、圧倒的多数を持って決議されたものです。
市議会は市民の団体意思を確定することの出来る唯一の機関です。
その市議会の示した意思に、真っ向から対立する主張を展開する教科書を防府市の教育委員会が採択した理由は何か。
これは、到底許せるものではありません。
さて、認めるところは認めておかなければならないので、東京書籍の教科書の評価出来る点も最後に述べておきます。
それは、領土に関する記述で、竹島、北方領土について『日本国有の領土』であり『不法に占拠』されたと書かれています。
この点だけは評価できます。
今日も、出席者からは様々意見が出ましたが、やはり「家族」や「国家」というものの大切さを教えようとしない点に疑問を持つ方が多かったように感じました。
そこから、福祉のあり方などにも話題は及び、今回も有意義な勉強会になりました。
月例勉強会は、毎月第１火曜日の朝６時半から開催しています。
興味のおありの方は是非、参加してみてください。
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