子供の頃から僕は、

心がとても繊細で些細な事に動揺するタイプだった。


そんな僕には、大人たちは

「自信に満ち溢れ、常に心が安定した存在」

に見えた。


「いつか、自分もそうなる」と思っていた。


「そうなりたい」とも思っていた。




しかし、36歳の今、

僕の心は子供の頃と何も変わっていない。


知識や経験によって

物事を判断する能力は身に付いたが、

「心がとても繊細」という部分は

何も変わっていない。




と言っても、全てが変わっていない訳でもない。


大人になった今の僕には

「自信に満ち溢れ、常に心が安定した存在」

に見えた大人たちは

「ただ、自分の主義主張が正しいと勘違いしている、

図太いだけの存在」にしか見えなくなった。


もはや、憧れの存在では全く無い。




平たく言えば僕から見える大人たちは

「馬鹿で鈍感な生き物」といった所だ。


勿論、社会に順応する為に、馬鹿なフリや鈍感なフリを

している側面もあるだろう。


しかし、僕はそうなりたくないし、

そんな大人たちに何の魅力も感じない。




こんな社会がおかしいのか。


こんな僕がおかしいのか。


いずれにしても、大抵の大人に僕は何の興味も持てない。

僕の心はひどく繊細に出来ている。


僕は人一倍笑う代わりに、人一倍落ち込む。


そんな自分を誰にも知られたくないから

強がる。クールなフリをする。

自分が傷付く前に相手を傷付けてしまう。


自分でも自分の生き方が正しくないのは分かってる。


でも、僕はこんな生き方しか出来ない。




多分、僕は誰の事も信用しなくなった。


いや、時間をかければ、それも可能なのかもしれないが

時間をかけて誰かの事を信用しようとは思わなくなった。




僕にとって今の世の中は決して生きづらくはない。


毎日が楽しいし、ツライ事などあまりない。


でも、ひとりだ。


悩みらしい悩みは何も無く、毎日が充実している。


でも、いつも、ひとりだ。




僕がネットをしているのも、

ハッキリ言ってしまえば

「僕にとって都合の良い人間関係が形成できるから」だ。


いざとなったら、いつでも関係を閉ざす事が出来るからだ。


現実の人間関係なら、そうはいかない。




今の世の中は僕にとって決して生きづらくはない。


でも、僕はいつもひとりだ。



やっぱり、どうやら僕には

人として欠けている部分があるらしい。


分かっていた事とはいえ、

改めてそれを実感すると少しツライ。



今回、色々あって、人を傷付けて、自分も傷付いて

久しぶりに心が少しだけ揺らいだ。


不安になった。


寂しくなった。


誰かにそばにいて欲しくなった。




でも、だからこそ、

逆に「僕は一人で生きていくべきだ」と強く感じた。


結局、人と関わるからこそ寂しくなるし、

人恋しくなる。


最初から一人なら、きっとそんな感情は生まれない。


その方が、ずっと楽だし、安定してる。




明らかに変な生き方だ。


ある意味、現実の世界に生きていないのかもしれない。


でも、僕は死ぬまでこんな生き方をするだろう。




そんな僕を笑いたい人は笑えばいい。



以前、僕は人生を楽しむ上で必要な三つの要素

について記事にしました。


今回はその内の一つ「心の感度」を高める方法に

ついて書いてみたいと思います。




「心の感度」を高めるには何をしたら良いのでしょうか?


心を解放して何事にも敏感に反応できる状態にする事。


物事を論理的に考えずに感覚的に捉える事。


普通に考えれば、これらの事が大切でしょう。


しかし、僕はこれらよりも、もっと重要な根本的な要素がある

と考えています。





人は皆、子供の頃は「心の感度」が高い状態にあります。


くだらない事で、転げまわって笑い、

気に入った事なら同じ事を何度でも繰り返しして遊びます。


しかし、年齢を重ねるにつれて、

人はそんな風に物事を楽しめなくなります。


「それが大人になるという事だ」と言う人もいるかもしれません。


しかし、人がそうなってしまうのには

もっと具体的な理由があると僕は考えています。





例えば、繰り返し怒鳴られ、叱られた経験があったとします。


直感的には「納得がいかない」と感じていたとしても、

「この人は自分の事を思って叱ってくれている」と

人は自己暗示にかけ、そのストレスを軽減させたりします。


また、繰り返し怒鳴られ、叱られる事によって

それに徐々に慣れ、

最初の頃より不快感を感じにくくもなります。


僕が考える「心の感度」が下がる一番の理由は

こういう自己暗示や慣れによるモノです。





人が成長する上で

沢山のストレスを受ける事は避けられません。


しかし、そのストレスから心を守る為に

人は意識的にしろ、無意識的にしろ、

自らの「心の感度」を下げています。



そして、このとき重要なのは


自己暗示や慣れによって鈍くなった「心の感度」は

本来、直接関係ない要素にまで影響を及ぼしている


という事です。



例えば、怒鳴られる事に対して慣れてしまった心は

「繊細なメロディライン」に感動できなくなっている

のかもしれません。


例えば、理不尽な事柄に対して腹が立たなくなった心は

漫才を観て心から笑えなくなってしまうのかもしれません。



勿論、これらはあくまで僕の持論ですが、


人にとって不要ながん細胞を全て取り除くには

側にある健康な細胞も多く取り除く必要がある様に、

自分にとって都合の悪い感覚だけを鈍くする事など

きっと、人には出来ない



つまり、自己暗示や慣れによって鈍くなった「心の部分」は

人生を楽しむ上で必要な「心の部分」にまで

悪影響を及ぼしているのでは、と僕は考えています。



だから、「心の感度」を高める一番の方法は


ストレスに対する自己暗示や慣れによって

心が本来持っている感覚を鈍らせない事


だと僕は思っています。

(要するに、ストレスを必要以上に受けない生き方をする事)




以前の記事にも書きましたが、

現代人は何かと「我慢する事が良い」と考えがちです。


しかし、そういう考え方をしている人ほど

人生を楽しむのが下手な様に、僕には見えます。

(心の感度が下がってしまっている為)


勿論、全てのストレスを避ける生き方などありませんし、

ある程度のストレスは人生において必要だとも思います。


しかし、中には避けられる(避けるべき)ストレスもあるはずで、

それを上手く避けて生きる事が

心の感度を上げる(人生を楽しむ)一番の方法だと

僕は考えています。



こういう考え方に対して、共感してくれない人もいるかもしれません。

(真面目な人ほど、きっとそうでしょう)


しかし、必要以上に我慢する事は、

本当は誰も幸せにはしません。

(どこまでが必要な我慢かの線引きが非常に難しいですが)




いずれにしても、僕は

「心の感度」を高める(人生を楽しむ)一番の方法は

必要以上のストレス(我慢)を避ける生き方をする事

だと考えています。

(当たり前といえば、もの凄く当たり前ですが)




アナタは必要以上に我慢してませんか?


そして、心の感度が高い状態を保てていますか?



















「身体と心の健康が人生において最も大切」


一つ前の記事で僕はそう書きましたが、

これは別に突飛な事でも斬新なアイデアでもありません。


人生について少しでも考えた事のある人なら

普通にたどり着く考え方だと思います。


しかし、それでも、「心の健康」を保てている人は

圧倒的に少数だと僕は思います。


何故でしょうか?



現代人の多くが「人生において心の健康が大切」と

分かった上で、心の健康を保てないのには

幾つかの理由があると思います。


まず一つ目の理由は

「身体が不健康だから」

言うまでも無く、心と身体は非常に密接な関係にあります。


身体が不健康になれば、心は不健康になりますし、

また、逆も然りです。


例えば、睡眠不足や偏った食生活。

これらによって身体に与えられたストレスは

そのまま心へのストレスへつながります。


これらの事柄は一般の人が思っている以上に

「心の健康」を保つ上では重要だと僕は思っています。


また、一つ前の記事にも書いた

「日常的にイライラしている人」は

実は、何らかの「身体の不健康(つまり、病気)」を

抱えている可能性が高い、と僕は考えています。

(勿論、自分の立場でしか物事を考えられていない

という側面もあるとは思いますが)


ある程度以上の年齢になると

イライラしやすくなるのには、そんな理由があると思います。



次に「情報処理量の増加」


現代は「仕事」に対してスピードや正確性など、

かなりの情報処理能力を要求されます。


シビアな言い方をすれば、

自分の情報処理能力を超えた仕事を

させられている人もいると思います。


本来、仕事は必ずしも苦痛ではないはずです。


自分の能力にあった仕事はゲーム的で楽しいはずです。


しかし、多くの仕事は年々より高度な情報処理を

求められる様になっているので、

それに対応できなくてストレスを抱えている人は

少なくないと僕は思います。



次に「価値観の多様化」


現代は本当に人によって考え方が違います。

その為、ちょっとしたコミュニケーションを取るにも

小さなストレスを感じがちです。


相手の為にしたつもりでも、

それが上手く伝わらない事も珍しくありません。


真正面から考え方がぶつかる事さえ、ありえます。

自分にとって許せない行為を

「何ら悪い事はしていない」とでも言いたげに

する人も中にはいるでしょう。


日常の他愛も無いコミュニケーションは

心の健康を保つ上で、とても大切な要素です。


これがストレスになりやすい今の社会は

社会として一番重要な機能を

果たせていないのかもしれません。



そして、最後に

「これら全てによって心が不健康な人が社会に増えた事」


人間は良くも悪くも周りの人に影響され易い生き物です。


周りの人が皆笑顔なら、それだけで自然と笑顔になれます。


しかし、逆に皆がイライラしていれば

自分も知らず知らずにイライラしてしまいがちです。


現代はストレスを抱えやすい社会構造をしているので

心が不健康な人が増えています。


そして、その人達が心の健康な人にまで影響を与えています。



そんな風に、今、社会は悪循環している様に

僕には見えています。




僕が思う「心を健康に保てない理由」でした。