A Day In The Boy's Life -69ページ目

A Day In The Boy's Life

とあるエンジニアのとある1日のつぶやき。

今日で東日本大震災からちょうど2ヶ月が経過しました。

まだまだ被災地は被害の爪あとは大きく、復興に向かっていると実感できない状況かと思います。

少しずつ長い道のりになるかと思いますが、平穏に過ごせる日が来ることを願っています。


今回、その被災地の状況をもっとも正確に伝えたのはYoutubeではないかと個人的に思ったりしています。

ネット上にはデマもあふれましたが、映像というのは嘘がありません。

それが東日本大震災関連だと偽る映像も見受けられましたが、現地や各地の被災状況の映像というのはまさにそこにいた人が録画したものでした。



Youtubeが果たした役割


被災地を初め東日本の各地で被災した際に録画された映像は、今もなおYoutube上に上げられ続け増えていっている状況です。

Youtubeは震災直後、早々に消息情報チャンネル を立ち上げ被災されたかたがたの安否情報を映像として集めて公開していました。

阪神淡路大震災の際は、メディアの執拗な取材に現地の人は嫌気がさしたと聞いたことがありますが、今回のそれはまるで逆の状況となっています。


これは、TV各局の高価な機器を使わずとも個人の携帯やスマートフォンで簡単に高画質な映像が録画でき、それを即座に公開できるという違いがあるからだと思います。

メディアに頼らず、個々がメディアの役割を果たせる状況が生み出したわけで、自分たちの安否状況や周りの惨状を伝えるのは、まさに「あなたのテレビ」そのものではないでしょうか。


阪神淡路大震災のときはインターネット以前の世界で、先に書いたような今回の震災では周りが積極的に自分たちの状況を発信していったのは、インターネットが与えたライフスタイルや意識の変化が直結したものではないかと思ったりします。

未曾有の大震災といわれてはいますが、ネット文化がこれほど浸透した状況で日本を襲った大きな災害は今回が初めてでYoutubeを初め、ソーシャルネットワークでもそのつながりを持ってして、被災した人々をサポートすることが出来たのではないかと思います。


テキストのデータは簡単に偽れるため、デマの情報も数多く見られました。

震災当日は会社で過ごすこととなったため、Twitterで情報を追いかけたりしていましたが、何が正解で何が間違いかもよくわからない状況でした。

何よりも個人の日常をリアルタイムに反映するTwitterは、情報量が多すぎてそこから欲しい情報を拾うことは凄く難しいものだったりもします。

余震が激しい1日だったため、揺れが来るたびに「揺れた」という言葉がタイムライン上を埋め尽くすため、それ以外の情報を得ように得られません。

(それはそれで皆が近くにいるんだという安心感を得られる効果はありましたが)


当日は非常に情報が少なく、TV各局も繰り返し同じニュース、映像を流すばかりでしたが、日にちが経つにつれてYoutube上には被災地のその瞬間を録画した映像が多く上がってきました。

それを平気で見られるのは、被災地の外にいる人間だからで当事者はとても目をそむけずにいられない映像ばかりかもしれません。

ただ、その時に何が起きたのか、そして自然災害の恐ろしさというものも日本のみならず世界中に警鐘を鳴らすものとなったのは確かです。


此処より下に家建てるな…先人の石碑、集落救う @ YOMIURI ONLINE


先人の教訓からこういう情報が多くの命を救ったということもあるわけです。

私は専門化ではありませんから詳しいことはわかりませんが、個人が様々な地点から撮ってYoutubeにアップロードされた映像は、今後の地震の研究や対策の礎となるデジタル石碑として活かされていくことを願います。




クラウド化する世界/ニコラス・G・カー
¥2,100
Amazon.co.jp


だいぶ積読してたんですが、GW期間中に読んでみました。

あちら側のサービスが多角化し、私たちはその存在を深く意識することなく多様化したサービスを利用することができるようになり、その恩恵と生活への結びつきは如何に!?そしてそれを支える構造とは?、みたいなストーリーかと思っていましたが、もう少しマイナス面を取り込んだような話でした。


電力会社のビジネスモデルを例に挙げ、それと近いことが現代のインターネットの中でも起きているという解説から始まり、その電気がもたらした利便性と淘汰してしまった社会構造を、インターネットの黎明期から今にかけて起きたこととを比較しながら解説しています。


電気が無い世界からある世界へ移り変わるのかで、生産環境は大きく変わり豊かになったように、今のインターネットは私たちをより豊かな世界へ導いているような印象を受けます。

しかしその一方で、旧来の職はコンピュータに取って代わられ、私たちの労働環境も大きく代わっていってたりもしますので、その変化が本当によいものかどうかというのも考えさせられる面もあります。

この辺は、「ウェブ進化論」とかでも書かれている内容ですね。


これは、私がエンジニアであるから対岸の火事であるということでもなく、プログラマーの仕事であっても大きな潮流の中にあったりもします。

クラウド化したサービスにより、大きなサービスはより大きな力を吸収していきますし、その中でのエンジニアの役割も作る側と使う側という二極化していっていることを実感したりしています。


そしてもう一つは、私たちが数多くフリーでその恩恵を受けているウェブサービスにおいても、そのフリーという代償というのは確かにあって、そのウェブサービス自体への無料の奉仕を我々自身がすることで成り立っている面があるということに気づかされたりもします。

そのビジネスモデルの優れた面としては「フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略 」の中でも書かれていますが、私たちが個々に受ける恩恵は微々たるもであったりして、それをうまく誇張してその気にさせる巧みさも見て取れます。


今のインターネットを取り巻くクラウド化する世界というものを、少し冷静に見て考えるのにいい本かもしれません。



目次


プロローグ ボストンの戸口

第1部 一つの機械
第1章 バーデンの水車
第2章 発明家と実務家
第3章 デジタル時代のからくり装置
第4章 さよなら、ミスター・ゲイツ
第5章 ザ・ホワイトシティ - コロンビア万国博覧会

第2部 雲の中に住んで
第6章 ワールドワイドコンピュータ
第7章 多数から少数へ
第8章 大いなるバラ売り
第9章 ネットと戦う
第10章 クモの巣
第11章 iGod

エピローグ 炎とフィラメント



オペレーティングシステム (情報処理入門コース 2)/清水 謙多郎
¥2,940
Amazon.co.jp


情報処理入門コースという副題の通り、この本は自分の大学の時の教科書となっていました。

実家に帰省した際にたまたま見つけ、復習も兼ねて読んでみることに。

もう少しまじめに勉強しておけばよかったね、という反省も込めて。


社会人となり、IT関係の仕事に就いたとはいえ、ここに書かれているようなOSの詳細までは実際よくわかってなかったりもします。

また、仕事の実践によりここに書いてあるようなことは経験を経て知っていますが、基礎となる部分はぬけていることも多く、見直してみて初めて理解できるということも多くありました。

逆に言えば、大学の授業だけでここに書かれているようなことを全て理解するのはやっぱり難しいのかなという感想も持ったりします。


プログラミングもそうですが、やはり机上の知識よりは実際に触れ、動かしてみてわかることの方が多かったりします。

ただし、それがどういった仕組みで動いているのかまではなかなか理解しようとはしません。

それを補うのはやはりこういった専門の書籍から得る知識なんだなと改めて感じます。


この本自体は、OSに関連する仕組みが基本的に網羅されており、ITエンジニアで1年か2年もすればここに書かれているようなことは一通り仕事を通して学ぶことが多いのではないでしょうか。

改めて読んだ感想としては、基本情報処理技術者試験の教科書のような印象です。

計算式まではあまり出てきませんが、用語についてはほぼ網羅されているのではないでしょうか。

基本情報処理の参考書は、その用語を抽出して問題文を羅列しているような感じですが、その知識をきちんと学びたいなら、だいたい本書に載ってるかなと思います。


初版が1992年とかなり古い本ですが、MS-DOSやUNIXなど性質が異なるOSを網羅して基本的な動作の仕組みについて書かれており、今でも通用するものとなっています。

実際、OSは進化しているとはいえ、根本的なH/Wの機能をどうやって効率的に動かすかや、ユーザーへの基礎となるソフトウェアの提供という点については、ほとんど変わりはありませんからね。


たまたま見つけた本ですが、いい復習となりました。



目次


1 オペレーティングシステムとは
1-1 ハードウェアとソフトウェア
1-2 オペレーティングシステムの基本機能
1-3 オペレーティングシステムによる仮想化
1-4 コンピュータの処理形態
1-5 コンピュータシステムの発展と現状

2 ユーザから見たオペレーティングシステム
2-1 コマンドとプログラムの実行
2-2 利用の開始
2-3 グラフィカルユーザインタフェース
2-4 日本語処理

3 プログラムの開発とオペレーティングシステム
3-1 プログラムのコンパイル
3-2 プログラムの実行
3-3 プログラミング環境

4 ファイル
4-1 ファイルとは
4-2 ファイルの基本設計
4-3 ユーザから見たファイルシステム
4-4 ファイルシステムの構造
4-5 プログラムからのファイルの利用

5 入出力と割込み
5-1 入出力ハードウェアとその制御
5-2 入出力のためのソフトウェア技法
5-3 ファイルと入出力
5-4 割込み
5-5 マルチプログラミングのしくみ

6 プロセス
6-1 プロセスとは
6-2 プロセスの基本設計
6-3 スケジューリング

7 記憶管理
7-1 主記憶の管理
7-2 仮想記憶のしくみ
7-3 仮想記憶の管理
7-4 仮想記憶上でのプログラムの実行

8 セキュリティ
8-1 アクセス制御
8-2 ユーザの認証
8-3 暗号化

9 並行プロセス
9-1 プロセス間の相互作用
9-2 プロセス間の同期
9-3 プロセス間通信
9-4 プロセスの階層構造
9-5 プロセスの効率化

10 コンピュータネットワークの分散処理
10-1 コンピュータネットワーク
10-2 分散処理の技術

11 オペレーティングシステムの構成法
11-1 基本的な構成法
11-2 システム構成例
11-3 複数のオペレーティングシステムの実行