最近、Googleの不調を伝えるニュースが多い。
ソースが何処だったか忘れましたが、Googleは死んだというような過激なタイトルの記事も見たような。
そして、Googleの向かう先は・・・?と思うようなニュースも多いです。
一つがこれ。
Googleが“池袋駅にだけ”広告展開している理由 @ ITmedia Biz.ID
実際に池袋駅で見ましたけど、「Googleが広告?」という妙な気分に。
ネット上ではGoogle Adsenseを通した広告はよく見ますけど、リアルの世界でGoogleのロゴを見ることはかなり
少ないです。
なんかネットの中のイメージが強すぎて、リアルに出てくると妙に違和感を覚えるんですよね。
以前、京都で見たときもそうだったんですが。(※)
そして、その広告のキャンペーン用のページが、下記
中身はなんてことは無い、Googleのサービス群の紹介ページです。
この広告に貼り付けられているのが、下記のURL
http://www.google.co.jp/dekiru/
わざわざ、「dekiru」なんてエイリアスのきり方している辺りも、日本で苦戦を強いられている証拠なのでしょうか。
そして、もう一つがこちら
Googleの日本戦略―Yahooを避けて携帯ウェブで先手を狙う @ TechCrunch Japanese
確かに日本のYahoo!の状況は少し異常な気もします。
Yahoo!の場合、検索が主でやってくるというよりはポータルサイトとしてのほうが色濃い気がしていて、他の情報を
目当てに来たけど、検索機能もあるから使っておこうみたいな感じを受けます。
一方でGoogleは、まず検索あり気のスタイル。
であるためか、検索して情報を引っ張ってくるという手法になってしまいます。
このキャンペーンサイトの例に使われているように「渋谷 映画」と検索しないといけない。
でも、Yahoo!なら「映画」というメニューをクリックして、地域を辿っていけば良い。
ステップ数で言えば、Googleの方に分があるけど、分かりやすさで言えばYahoo!の方が軍配が上がっている
のだと感じます。
そこがGoogleらしさでもあるけど、それが万人受けするのかというとそうではなくなっているというところです。
確かにGoogleの検索は凄いものがあります。
先ほどの検索を工夫して「映画館 渋谷 」と入力すると、Googleマップの地図まででてきます。
でも、「スポーツ 野球 」と入力しても、今日の野球の試合結果はでてきません。
(皮肉な事にYahoo!スポーツがトップに出てきますが・・・)
調べたい情報があるときに、キーとなる言葉が利用者にとって分からないわけです。
Yahoo!であれば、カテゴライズされているのでなんとなくイメージがわきます。
私の場合、最近ほとんどYahoo!を見ることはなくなりましたが。
理由は情報量が多くて余計な時間をとられてしまうから。
トップページのニュースとか、それを目的にきたわけじゃないのに目に飛び込んできてしまう。
そして、ひとつのニュースから関連する情報へ・・・、と長居してしまう。
この時間というのは思った以上に大きい気がします。(Yahoo!側としてはれが戦略なのでしょうけど)
話を戻し、Googleは出てきた当初から検索の質がよいということをウリにしていて、私も好んで検索といえば
Googleをずっと使っていたわけですけど、多くの人は検索エンジンによって検索の結果が異なるということをあまり
意識していない(またはわかっていない)と思います。
「Yahooで検索したら上位に出てきた」とイメージを持てば、次もYahooを使うのではないでしょうか。
だからこそ、まずGoogleも使ってみてよという戦略を展開しだしたのだとも思います。
私はエンジニアとしてよく、技術的な情報を検索したりしますが、その際にはやはり質というものは重要視します。
それで解決できる濃い情報に早くたどりつきたいと思いますし、単に紹介の情報が載っているだけで具体例が
示されていないようなサイトは、(こういう場合においては)あまり見たくないと感じます。
その辺のもう少し上手く伝えてはどうかと思ったりもしますがね。
ただ、検索エンジンの雄であれば、それらしくデンと構えておいて欲しいというの個人的な意見ではあります。