とある企業のサイトに訪れてみたら「このサイトをお気に入りに登録しますか?」というダイアログが出てきました。
正直、未だにこんな事をするサイトもあったんだと感じてしまいました。
確かに、私が利用しているブラウザのお気に入りには、まだ多くのサイトが登録されていますが、ここ1年ほどそれらのお気に入りを使ってサイトを開いた事はありません。
私がサイトを巡回する際に使う手段は、こんな感じです。
1. RSSリーダー
よく読むブログだけでなく、最近はニュースサイトもRSSフィードを発行しているところが多いので、気に入ったサイトはとりあえず登録して、RSSリーダーを通して概要を見てみるというような使い方をしています。
これが、こちら側のお気に入りに取って代わったもっとも大きい要因。
2. タブブラウザ
タブブラウザには、前回ブラウザを終了していた時点で開いていたタブ(サイト)を開きなおしてくれる機能があったりします。
つまりは、一時に言ったサイトを全て開いてしまえば、毎回ブラウザを起動するたびに一気にそれらのサイトを開いてしまう事が可能です。
ブラウザのお気に入りに近い機能ですが、例えそれらのタブがブラウザ起動時に復元できなかったとしてもよいようにRSSリーダー等でフォローするようにしています。
3. Webサイト自体が大きなお気に入り
ブラウザのお気に入りが全盛だったWeb1.0時代とは違い、今はずっと情報が探しやすくなっています。
ネットで有名になるような情報は、自らが探さなくとも自分が登録しているどこかのお気に入りサイトで取り上げられたりします。
MixClips を見ていればはてブのホッテントリが追えますし、アルファブロガーのブログでは話題の情報に付加価値(そのアルファブロガー自身の考え)まで付けて情報を拾う事ができてしまいます。
そんなこんなで、そもそもブラウザにお気に入りをつける(つけさせる)必要性がなくなってしまっていると思います。
お気に入りを登録したところで、あれどこいったっけ?っていうような状態になるのがオチですし、そのPCに依存するような道しるべが付いたところで、サービスを提供する側としては価値は無いと思います。
こんなエントリを書きつつ、自分のネットの付き合い方が随分と変わったものだと改めて感じてしまいました。